久しぶりに塔ノ沢から登ってみました。沢沿いの春の花を楽しむことはできたのですが、尾根のアカヤシオはまだまだ早いようです。でも、1549m峰からの展望を楽しむことができました。もし、アカヤシオがきれいに咲いていたら・・・バックに赤城・袈裟丸・日光の山々を従えてすばらしい光景だったことでしょう。
「くりさん」との2人旅です。
1549m峰から袈裟丸山群をのぞむ。アカヤシオはまだ蕾が多い。
ルート数値
距離 8.9Km 累積標高 +860m,-860m 所要時間 5時間35分 (休憩込) 天気:晴れ
行程
塔ノ沢登山口 7:25 – 8:30寝釈迦8:50 – 9:38避難小屋9:40 – 9:48賽の河原10:06 – 10:33(1549m峰)11:06 – 賽の河原11:22 – 避難小屋11:30 – 12:07寝釈迦下12:10 – 13:00塔ノ沢登山口
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いた軌跡
経過
花の写真はたくさん撮りました。こちら。
今年の袈裟丸のアカヤシオはどうなのだろう。例年なら5月中旬なのでしょうが、今年は早いという情報があふれています。それで、行ってみることにしました。でも、外れる可能性もあるので、春の花を楽しめそうな塔ノ沢から歩くことにしました。調べると塔ノ沢を歩くのは9年ぶりでした。
小山から50号、122号を経由して2時間40分で塔ノ沢の駐車場に着きました。2か所ですでに10台以上駐車しています。奥の駐車場に駐めました。
この沢の両側は急傾斜で大岩も多く、とても登ったり下ったりできそうにありません。
「IP.87」とペンキで書かれた岩がありました。その意味は不明です。でもその前で一休み。
木橋を渡ります。沢を何度かわたりますが、寝釈迦までは橋があります。一応、観光ポイントなのでしょう。
その先で沢は大きく左に曲がります。直進すると二子山の方面に行くようですが危険なのでロープで塞いでいました。写真は下山時のものです。
寝釈迦から下る「くりさん」。ここは掴みどころがなくて慎重に下りなくてはなりません。飛び降りたくなりますが、もしバランスを崩して前の崖に転がれば大変です。
大岩の下に休憩所があります。そこから見上げた寝釈迦の鎮座する大岩。
休憩所で少し腹ごしらえ。相輪塔へは行きませんでした。
ここまで、一人の若者に行き交っただけです。昨夜は避難小屋に泊ったとか。日光から縦走してきたのでしょうか。この時世なので詳しくは聞けません。
賽の河原まであと0.8Kmです。この辺りまで来ると沢の両岸は少し緩やになって、登れそうな尾根もあります。
上った場所は、木柵で土留をしていますが、9年前は登山道は土留のすぐ上を通っていました。私は往きはそこを通ったのですが、怖くて、帰りは大きく巻いた記憶があります。その巻いた道が今は登山道になっていました。
そこで、休んでいる三人連れを追い越しました。この三人連れとは1549m峰まで一緒でした。
避難小屋に到着。手前で水場になっている小さな沢を渡りますが、枯れるときもあるそうですが、今の季節は水量豊富でした。
隣には古い小屋がまだ残っていました。その小屋の入り口にこんな板が掛けられていました。
避難小屋から少し上るとアカヤシオが少し咲いていました。少し霜にやられているようです。
私たちもそこで大休止。
計画ではそこで小丸山に向かうか、1549m峰に向かうか決めることにしていましたが、賽の河原でのアカヤシオの状態ではそれ以上登っても花は望めないので、1549m峰に向かうことにしました。
展望台。今回は登りませんでした。かつて五十肩になって、この展望台に上ろうとして腕が上がらず断念したことがあったのを思い出しました。
大岩から1549m峰を展望すると、少しピンクに染まっています。
急な崖を下って峰に向かいました。
このピークの9年前の印象としてはコメツツジの茨をかき分けて登った印象があるのですが、いまはきれいに踏み跡ができていました。
アカヤシオはまだまだ蕾が多いです。木は多いですからこれが満開になるとすばらしいことでしょう。
山頂からは山々を眺望できました。
すばらしい展望なのですが、アカヤシオがもう少し咲いていたらと思うばかりです。
袈裟丸山方面。
左手、小丸山。その奥に皇海山・庚申山。庚申山の左奥に白い頂が少し見えますが、白根山です。右奥は男体山。
休憩後、下山開始。
避難小屋の辺りで、快調に歩く女性に抜かれました。
私は花の写真を撮りながら下りました。朝は閉じ気味だったニリンソウがきれいに開いています。
寝釈迦までくると、家族連れが遊んでいました。
寝釈迦下で少し休憩。
そこからもたくさんの写真を撮りながら下りました。
無事、駐車場に到着。
朝より少し台数が増えています。袈裟丸山まで登った人はまだ降りてこないのでしょう。
下山後は、風呂はこのご時世なので止めることにしたので、シャツを脱いで汗を念入りに拭きました。そうしないと風邪気味になるのです。弱い体になったものです。
帰路は佐野で渋滞に巻き込まれました。アウトレットに来る客が多いのでしょうか。
4時に小山に帰着。