日光栗山の夫婦山・月山を周回しました。この時期は、なんといってもアカヤシオが目当になりますが、今年は、実に見事にその期待に応えてくれました。すばらしい花を見ることができました。最良のタイミングで訪れることができたようです。
2人旅です。
ルート数値
距離 9.3Km 累積標高 +870m,-870m 所要時間 6時間 (休憩込) 天気:晴れ
行程
日陰牧場路肩 8:05 – 9:05夫婦山9:15 – (ダム北西1270m峰)9:38 – (1204m地点)10:02 – 10:43(ダム北東1150m峰)11:00 – 登山道合流11:39 – 分岐12:12 – 12:18月山山頂12:30 – 分岐12:38 – 13:20広場13:23 – ダム駐車場13:44 – 14:05駐車地
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いた軌跡
経過
花はこちらにまとめました。
「あんまん」さんが栗山の月山へアカヤシオを見に行くというので同行させてもらいました。
ところが、昨年から、トンネル壁面崩落の危険性があるという事で、ダム下の駐車場まで行けないらしいのです。でも、ネットで検索すると、トンネルを歩いている登山者はいるようです。でも、危険な目には遭いたくないので、夫婦山からダム湖周辺の尾根を月山まで周回して、ダム下から再度、尾根に取り付いて夫婦山経由で戻る計画を立てました。
国分寺から約2時間で日陰牧場近くの通行止め地点に着きました。その先にバリケードができていて、進入できません。手前の路肩が少し広くなっているのでそこに駐車しました。
ダニがいる可能性があるという事で、「あんまん」さんがダニ避けスプレーを噴射してくれました。スプレーは大きな缶なので車に置いておきます。
最初はカラマツ林を登ります。登山道は背の低いミヤコ笹に覆われていますが、道を見失う程ではありません。
その先はまた傾斜がきつくなります。山ツツジの群生地を登ります。ツツジの時期にはハイカーが多いのでしょうか、いたる所に踏み跡が分岐しています。
南には前日光の山々が見渡せました。少し尖って見えるのは、帰宅後調べると、鶏鳴山でした。
少し上ると、先ほどまでは見えていなかったのですが、女峰が山頂を少し見せていました。
この辺りで、トレッキングパンツにダニが付いているのに気づきました。スプレーだけでは効果が薄いようです。スパッツを付けました。
まもなく夫婦山山頂です。
月山が正面に見えます。ここからは一般登山道の北側の尾根が特に花が多いように見えますが、その尾根の始まりはかなりの急傾斜です。
一休みして夫婦山から東に下りました。
すると、左下は少し平らな地形があって、そこはコバイケイソウの群生地でした。
踏み跡は先ほどより薄くなりますが、右手にダム湖をみながら尾根を辿れば間違うことはありません。
尾根には笹に混じって、少しですがカタクリが咲いていました。
北西方向には、夫婦山斜面の先に、黒岩山などの県境尾根が見えていました。
この辺りで男性単独の登山者に会いました。川治方面から歩いてきたとのこと、月山を廻って川治に戻るらしいです。タフな人がいるものです。(どうやらyoutaroさんらしいです。ヤマレコにレポがありました)
今回の歩きでは最北端になる1180m峰をトラバースすると、きれいな山道に出ました。
樹間に高原山が見えます。こちらからは左から鶏頂山、釈迦ヶ岳、西岳の順に見えます。
巡視路が急斜面を下っていました。巡視路にロープがあるのは見た記憶がありません。先ほどの男性はこの急斜面を登ってきたのかもしれません。
方向を西に変える1100m峰で大休止。たっぷりとエネルギー補給。
西に下ります。
コルまで下るとヌタ場があって、「地下水位測定抗敷」の標識がありました。
ここにも先ほどと同じ標識がありました。先ほどはコンクリートの桝がありましたが、ここは鉄管です。
ここで、またダニが付いているに気付きました。記念に写真撮影。上からの写真は少しボケてしまいました。マダニのようです。
東には、アカヤシオの先に鬼怒川温泉に至る山々が見えていました。
ここからアカヤシオは一層増えてきますが、左下は急な崖です。登山道も歩きづらくなります。花の撮影時間が増えてなかなか先に進めません。
「あんまん」さんが笹の急傾斜に入ってベストショットを狙っています。慎重居士の私には近寄れません。
山頂からは木が邪魔をして眺望は良くありませんが、女峰は見えました。
少し休んで下山開始。すると、すぐ、川治から歩いているという猛者に再度行き交いました。てっきり別のコースで行ってしまったので会わないのだろうと思っていたので驚きました。詳しくは聞きませんでしたが、どこかでゆっくりと腹ごしらえしていたのかもしれません。
分岐まで戻って、西に下りました。
アカヤシオはまだ開いていないものもあります。
下りの尾根は細尾根で急な場所も多いのですが、アカヤシオも多くて、足元に注意しながらの花撮影は大変でした。
アカヤシオのバックに女峰。ちなみに、女峰の山頂は中央に少し顔を出しているだけです。その前の水平に見える尾根は一里ヶ曽根です。
足元には石が多いですが、右も左も急斜面なので転びたくありません。
でも、右下の尾根はもっと花が多いようです。でも、少し上で見たときに、その尾根に移るには急な斜面を下る必要があるので諦めました。
尾根の最後は急な下りです。ロープはあるのですが、あまり使いたくないようなものでした。笹に掴まって慎重に下りました。
下からの写真。
下りたところは舗装林道なのですが、バーベキュー広場らしいです。
そこから見上げる斜面も見事でした。
少し林道を進んで見上げると、先ほど上から見た、登山道の北側の尾根が見えました。
次回来たならそちらの尾根に挑戦してみましょう。
ダム下の駐車場。いつもならここが一杯になるはずなのですが。
ところで、計画では、駐車場から北側に尾根を登って夫婦山経由で駐車地に戻る予定だったのですが、花で時間がかかりすぎたので登り返しはやめました。側壁が崩落の危険があるというトンネルに進みました。
夫婦トンネル。
無事トンネルを通過。そこから約10分の車道歩きで駐車地に戻りました。
朝、私たちより先に駐車していた2台は既に帰ってしまっていましたが、7-8台が駐車していました。
下山後は、近くの蕎麦屋で美味しい蕎麦と山菜天ぷらを賞味してから帰路につきました。私が着替えを忘れたので風呂は無しとなりました。
18時ころ帰宅。
夜、少し風邪気味になりました。風邪薬を服用し寝ましたが、今朝も声が少しおかしいです。昨日、風呂で汗を流さなかったのがまずかったのかもしれません。あまり汗はかかなかったのですが。下山後、風呂に入るか、入らない時は汗を拭くことが必要なのかもしれません。
ちなみに、熱はなく、他の症状も出ていないので新型コロナではないと思います。