蓮華温泉から白馬岳・朝日岳周回の3日目です。朝日岳からの下山は疲れました。おまけに昼頃から雷雨に遭うおまけまで付きました。
4人旅です。
キンコウカ咲く湿原の木道を下る。
ルート数値
距離 距離 距離 13.3Km 累積標高 +860m,-1,540m 所要時間 8時間55分 (休憩込)
行程
朝日小屋5:30 – 6:30朝日岳6:40 – 7:12栂海新道分岐 – 9:03五輪の森 – 10:02花園三角点 – 11:10白高地沢橋 – 12:15瀬戸川橋 – 13:11兵馬ノ平 – 14:04鉱山道分岐 – 14:25蓮華温泉駐車場
経過
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朝日小屋は快適でした。私を鼾で悩ます同室者がいなかったのが最大の理由でしたが、就寝環境も食事も満足できるものでした。トイレの数が少ないのが気になった点ではあります。
朝食は「若い人が頑張ってくれたので」という事で予定より15分早く4:45頃には始りました。昨日、夕食が早くなったのは閉口しましたが、朝食が早くなるのは有り難いです。名物女主人の元気な挨拶、山の情報を聞きながらの食事でした。
朝食を済ませて外にでるとクッキリと冴えた山が見えました。
水平道との分岐。昨日はこの辺りから雨のため小走りでしたが、現在は雲が多いですが、雨は降りそうではありません。
20分程上って振返ると朝日小屋が見えました。後ろの山は小朝日岳というそうです。
すぐ、雪倉岳方面への下山道と分岐します。左に進みました。
結構雪が残っています。
栂海新道の山脈が前方に拡がっています。分岐へおりて行きます。
分岐に到着。何故か多くの登山者が栂海新道方向に歩いて行きました。皆さん、私たちと同年代だと思うのですが元気ですね。でも、登山者によっては、ザックが少し小さく見えたのですが、ここからは日本海まで避難小屋だけです。大丈夫なのでしょうか。
私たちは蓮華温泉へ下り始めました。キスゲの咲いている側を通過。振返って撮影。
登山道に雪が残っています。ここはストックのゴムをつけたまま通過しましたが、油断してはいけません。常に万全の準備をして歩かねばいけません。
振返ると朝日岳が随分と遠くなりました。朝日岳は南東方向は木が少ないですね。
休憩ベンチがありました。休んでいた単独女性は雨飾山を縦走後、白馬岳・朝日岳を周回してきたそうです。私たちより軽やかな足取りでした。
南東には雪倉岳が見えて、手前にはヒオウギアヤメが咲いていました。それにしても旭岳は尖っていますね。
木道は横に傾いていると、とんでもなく難所になります。乾いていたのでまだ良かったのですが。
五輪山の南に登山道が崩落している箇所がありました。私はかなり遅れて歩いていたのですが気がつくとKさんが崖を歩いて居るではありませんか。私はてっきりKさんがルートミスをして崖に迷い込んだのだろうと思いました。
でも、違っていました。ルートは谷で折り返して崖にぶつかっていました。笹に掴まって進みました。
壊れた休憩所でエネルギー補給。少し北に水場があります。細いですが美味しい水が飲めました。
キンコウカの咲く歩道を進みます。
どんどん下ります。暑くなりました。樹林帯に入って日影が有るのですが、蒸し暑くなりました。
やっとの事で白高地沢まで下りてきました。
橋を渡ったところで、本格的な雨になったのでカッパを着ました。
雨の中、急な山道を登ると沢に出ました。降り始めて30分ぐらいなのに濁流になっていました。水量がまだ少なかったので渡渉できましたが、1時間も降り続けたら渡れなかったかもしれません。雨は1時間弱でひとまず止みました。(写真はありません。私には雨の中で撮影する程の根性はありません。)
兵馬の平。
朝日小屋で濡れた木道での骨折事故が発生していますという注意を受けてきたのですが、確かに木道は滑りそうでした。
この先でまた降り始めて脱いでいたカッパをまた着ました。やっと鉱山道分岐に到着。
無事、蓮華温泉の駐車場に到着。
今日も大いに疲れましたが、このコースで助かるのは水場が多くて、500mlのペットボトル1本で間に合うことです(私は非常用に500mlぐらいザックに入れていましたが、無くても大丈夫でした。)。多分、2000mlぐらい飲んだと思うのですが、各所で補給できました。
下山後の温泉は、一時でも早く汗を流したいと云うことで、蓮華温泉にしました。ロッジの風呂は洗い場が狭いので日帰り温泉客が多いと洗い場の獲得競争が厳しくなります。私たちも丁度高校山岳部のメンバーとバッティングしてしまいました。
帰宅したのは21時過ぎです。