蓮華温泉から白馬岳・朝日岳周回の2日目です。雪倉岳の周辺では景観とともに多くの花を楽しめました。朝日小屋は評判通り快適でした。
4人旅です。鉢ヶ岳の東をトラバースして正面の雪倉岳を目指します。
ルート数値
距離 距離 13.2Km 累積標高 +820m,-1,480m 所要時間 8時間50分 (休憩込)
行程
白馬山荘6:00 – 6:20白馬岳6:28 – 7:00三国境7:05 – 9:07避難小屋 – 9:50雪倉岳10:15 – 13:10水平道分岐13:15 – 14:50朝日小屋
経過
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白馬山荘の朝は混んで、出発が遅くなりがちだそうです。朝日小屋の女将さんには朝食を弁当にして早朝に出発ように助言されていたのですが、平日なので大丈夫だろうと朝食を小屋で食べることにしていました。朝食は5時からですが、その15分前には食堂前で並びました。私たちの前には10人ぐらいいたでしょうか。それで第一陣で食べることができました。
準備を済ませて小屋前に出ました。
快晴で空気も澄んでいます。
南方向。杓子岳、白馬鑓ヶ岳。その右に立山、剱岳が見えます。
ヘリの音がしました。振返ると物資運搬で何度も往復していました。第1便で山から下ろされたのは生ビールの樽でした。昨日の生ビールの味が思い出されます。
三国境への下り。昨日は花の撮影で時間がかかりましたが、今日は一気に下りました。大きな窪地には雪が残っています。
三国境から見た雪倉岳方面。雪倉岳の左奥に朝日岳が見えています。私たちより先に出発したグループがいます。
かなり下ってきました。左は鉢ヶ岳です。ルートは鉢ヶ岳の東下をトラバースするようにつけられています。
左に振返ると、白馬岳西の尾根がきれいに見えます。この尾根も花が多いらしいです。
鉱山道分岐。注意書きらしきものがあるのですが読めませんでした。
登山道に雪渓が残っていました。私はストックのゴムを外して慎重に進みました。
雪渓から小尾根を越えると水場がありました。雪渓の端なので冷たくておいしい水です。
雪倉岳への登り。振返ると白馬には雲がかかっていました。旭岳は尖っていますね。
雪倉岳からの下りでは初めてミヤマアケボノソウを見ました。登山道は岩場があったり、ザレていたりといろいろです。
ニッコウキスゲの群落がありました。他にも沢山の花が楽しめました。
この辺りで東に大きく下ります。稜線上の岩崩れ地帯を迂回しているようです。
赤男山南西部のガレ場。「ツバメ岩」という場所らしいですが、右上からどんどん岩が崩れてきそうです。
赤男山西の水場。美味しい水でした。湿地帯の手前です。大休止。
お花畑。ハクサンコザクラ。白い花はセリの仲間なのでしょうが、詳細はわかりません。
水平道の分岐に着きました。大きなキヌガサソウにびっくり。
最初は木道を進みます。
雪が残っている場所もあります。この辺りでは春の花、夏の花が混在しています。
水平道は名前に反して、小さなアップダウンの多い道でとても疲れます。
花は多いのですが、疲れてカメラを出すのも億劫になってきました。
崩落地も、登山道はしっかりしています。そうでない場所もありますが。
最後の水場。この手前の高原地図に水場マークがある沢は枯れていました。その次の沢では豊富な水がありました。写真は振返って撮っています。
水場を過ぎたあたりから雨が売り始めました。そして朝日岳からの登山道と合流する頃にはかなり強くなったので、小走りで朝日小屋へ向かいました。小屋に着くと、本降りになって、雷鳴も轟きます。
しかし、1時間もたたない内に止んでくれました。
朝日小屋は評判通り良い山小屋でした。就寝スペースは前日の白馬山荘に較べれば広い、それに、なんと言っても食事が美味しい。
食後に外に出ると日の入り間近の景色が良かった。
朝日小屋。
小屋の西側は湿原になっていてチングルマの綿毛が輝いていました。