3日間の山歩きで沢山の花を見ました。3日分を色別にまとめました。
基本はアイウエオ順ですが、似かよったものはまとめました。
白・緑色系
オオツガザクラ
オオツガザクラはアオノツガザクラとツガザクラの交雑種だそうです。
色はツガザクラを引き継いでいますが、花の形状はアオノツガザクラに似ています。
トリアシショウマ
ヤマブキショウマとの違いは葉を観察するとわかるそうです。ヤマブキショウマは葉脈が平行ですが、トリアシショウマは平行感が崩れているそうです。
ホソバツメクサ
花弁の間にガクが見えるのはタカネツメクサと同じですが、花弁の形が違います。葉が細いのはタカネツメクサと同じ。
キヌガサソウ
水平道分岐辺りに大型のものが多かった。花の枚数も7-12といろいろでした。
サンカヨウ
花が終って青い実を付けているものが多かったのですが、雪が残っている近くには見頃の花が咲いていました。私の好きな花です。
タマガワホトトギス
花に罪は無いのですが、ホトトギスは好きになれない花です。花の形が好みで無いのです。同じ理由でコマクサも好きではありません。
チングルマ
たくさん各所で見られました。花も綿毛もありました。
ツルアリドオシ
蓮華温泉への登りでみました。雨の降る少し前です。
ハクサンシャクナゲ
雪倉岳への登りでわずかに残っていました。
ホソバノキソチドリ
どう見てもホソバじゃないですね。名前ミスかも知れません。
ミツバオーレン
時期的に花は少なかったですが、雪の残っている近くで咲いていました。
ミヤマウイキョウ
セリ科は花の特定が難しいのですが、これは一番簡単です。
ミヤマコゴメグサ
これは山では「コバノコゴメグサ」だと思っていました。大真名子山で見た印象が強かったので。でも帰宅後ネット検索するとこの山域では「ミヤマ」での報告が圧倒的なのでそういうことにします。
違いはよく分かりません。小蓮華山への登りで、背が低いので目立ちませんが、大群落をいくつもみました。見事でした。
名前不明
名前不明です。後日調べたいと思います。
不明01。セリ科でしょうが。ハナウドとは花の付き方が違います。
不明02。これもセリ科でしょうが。葉の写真がないのです。上とは花の付き方が違います。
黄色系
ミヤマキンポウゲ
山では、ウマノアシガタとと思っていましたが、ミヤマキンポウゲだそうです。もちろん、ミヤマキンポウゲはウマノアシガタの高山型だそうなので、時期と場所が違うだけなのかも知れません。
ミヤマダイコンソウ
たくさん見られました。特に小蓮華山周辺で多かった。
ピンク・赤系
イワカガミ
花が残っているもの、すでに花は終えて花柱になっているものもありました。
オニシオガマ
はじめて見ました。五輪高原の辺りです。登山道脇に数株咲いていました。
クロトウヒレン
初めて見たように思います。先が二つに分かれてクルッと廻っている箇所があるのが面白い。タカネヒゴダイと同じような花だが葉で区別できる。タカネヒゴダイの葉は切れ込みが大きいが、クロトウヒレンは卵型です。
タカネシオガマ
ヨツバシオガマより低いものが多いようです。また、花が違って、尖った部分がありません。
ミヤマアカバナ
アカバナの一種ということはすぐに分かりましたが、初めて見る花だと思います。
ハクサンコザクラ
白馬大池周辺などいろんな場所で群生を見ることができました。
ミヤマアケボノソウ
雪倉岳の北側で多く見ました。はじめて見ました。手裏剣のような花です。私はフジ丸になりました。
ムラサキタカネアオヤギソウ
尾瀬で何度か見ています。「タカネシュロウソウ」とも云うそうです。
リンネソウ
初めて見ました。山ではアカバナの一種だと思っていました。スイカズラ科なんですね。
ユキクラトウチソウ
雪倉岳周辺の固有種なのでしょうか? カライトソウとタカネトウチソウとの交雑種という記述がありました。カライトソウは上から咲いて、ユキクラトウチソウは下から咲くとか。
ヨツバシオガマ
花に色の濃い部分と薄い部分があって、下向きに尖った部分があります。
不明01
帰宅後、どこかのサイトで一度見たのですが忘れてしまいました。すぐメモしないとだめですね。でもメモすることも忘れてしまうのですからどうようもないです。
不明03
きれいな色です。ミヤマアズマギクのようにも見えますがどうでしょう。
不明04( タテヤマウツボグサ でした)
花が咲く前の状態です。
青色系
チシマギキョウ
短い毛がいっぱい、それがイワギキョウとの違いです。
ウルップソウ
大部分は花が終っていたのですが、三国境の下に、何とか残っているものがありました。
コバギボウシ
大池への登りで見たコバギボウシは枯れる寸前でしたが、五輪高原で見たのは今盛りと輝いていました。
ハクサンシャジン
ハクサンシャジン・ヒメシャジン・ミヤマシャジンは違いがよく分かりません。写真では細かい違いを区別できないので、現地で特定しなくては正確には分かりません。でもそんな事をしていたら小屋にたどり着けません。
ハクサンシャジンは2-3段に数個の花が輪生して、花柱が花冠から突き出ます。
ヒメシャジン
花柱が花冠から突き出ません。ガクは線形で鋸歯があります。
ミヤマシャジン
花柱が花冠から飛び出ています。ガクはヒメシャジンより太く、鋸歯がありません。
タカネグンナイフウロ
株数はあまり見なかったように思います。写真は雪倉岳の北で撮ったものです。
タテヤマウツボグサ
下界のウツボグサの親玉のような大きさです。色も濃いめでした。
ヒオウギアヤメ
栂海新道分岐から指呼し下ったところにたくさん咲いていました。
ミソガシワソウ
この写真は五輪山の南あたりで撮ったものです。
ミヤマクワガタ
白馬岳への登りで。小さなクワガタです。そこにはたくさん咲いていました。