2019年8月5日 白馬岳・朝日岳周回(蓮華温泉~白馬山荘)

蓮華温泉から白馬岳・朝日岳を周回してきました。山中2泊3日の歩きです。3回に分けてブログアップします。
初日は蓮華温泉から白馬山荘です。良い天気に恵まれて尾根歩きと花を楽しみましたが、最後に少し雨に降られました。
4人旅です。
小蓮華山への登り。

ルート数値
距離 11.3Km 累積標高 +1,670m,-320m 所要時間 8時間20分 (休憩込)

行程
蓮華温泉6:40 – 8:48天狗の庭9:05 – 10:25白馬大池11:00 – 12:53小蓮華山13:05 – 13:45三国境13:55 – 14:45白馬岳14:50 – 15:00白馬山荘

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
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昨年もこのルートで計画を立てたのですが、天気予報が悪く、直前に行き先を北岳に変更しました。今回も予報は良くなったり、悪くなったりしたのですが、最終的には実行となりました。
GoogleMapによると、蓮華温泉まで約5時間。休憩等を考慮して、朝8時に栃木を出発しました。
長野ICで降りてオリンピック道路で白馬村へ向かいます。事前に検索しておいた蕎麦屋で昼食にしました。白岩駅近くでぐるりと回って山道に入ります。最後の人家は「木地屋の里」でした。少し早いので資料館を見学しました。木地屋というのは椀などの素材のようです。木の切り出しから塗りの前までの行程をすべてやっていたようです。「木地屋の里」から奥は道は狭くなりますが舗装はされています。
白池に立ち寄りました。

15時前に蓮華温泉駐車場に到着しました。空きはありましたが、かなりの台数が駐まっています。ツアー客を乗せたマイクロバスも駐まっていました。

蓮華温泉ロッジで前泊しました。ロッジは駐車場から数分です。最近、温泉はぬるめが多いような気がしますが、ここはかなり熱めでした。
朝食は開始が遅くて6時からです。食事を済ませてから外に出ました。

谷奥に朝日岳が見えました。雪の残るピークが朝日岳です。

雪倉岳は頂上だけ少し見えました。

ロッジ前でルートは分かれます。白馬岳へはロッジ裏に回り込むと登山口があります。右側の道はキャンプ場への道で、2日後に朝日岳から下山した時はその道を戻って来る事になります。

最初は緩やかな上りです。

「蓮華の森」辺りから傾斜が急になります。

日陰なら良いのですが、

日向にでると一気に汗が噴き出ます。

ダケカンバの大木がありました。

天狗の庭に到着。大池から下ってきた登山者が休んでいましたが、すぐに下って行きました。

天狗の庭からは素晴らしい眺望です。少し雲がかかっていますが。
小蓮華山。

雪倉岳。

朝日岳。

少しエネルギー補給して歩き始めました。

登山道の右は急傾斜地ですが、お花畑になっていました。

登山道に岩が増えてきて、

空が開けてきました。

白馬大池の周りはお花畑です。チングルマの群生。

大池小屋の近くでは大勢の登山者が休んでいました。私たちも休憩。

小屋の裏。栂池方面への登山道です。大池へは蓮華温泉から来るよりも栂池から来る方が多いようです。

休憩後、歩き始めると、左下にコザクラのピンクの群生が見えました。登山道の近くにも少し咲いていましたが。

緩やかな上りですが、日差しが強くてたまりません。左の丸いピークが標高2612mピーク、右のピークが小蓮華山です。暑い中、まだまだ頑張らねばなりません。

振返ると、大池が遠くなりました。

標高2612mピークは船越の頭というそうです。

船越の頭から小蓮華山への尾根。

登山道はザレています。滑らないように気を付けて進みます。道脇には花もたくさん咲いていました。

登山道に小鳥がいました。名前は分かりません。

船越の頭から約1時間で小蓮華山に到着。銅剣が刺さっているのは修験道の場でもあるようです。少し休憩。


少し狭い尾根がありました。左側は崩落地で、右側は傾斜地にお花畑が拡がっていました。登山道は石が敷き詰められていますが、歩くと「ザクッ、ザクッ、」という音がします。左側に転ばないように足元を見ながら歩きました。

登山道には雪はありませんが、近くにはまだ厚く残っている場所もあります。

ミヤマダイコンソウの多い尾根でした。

前方に見える斜め右への道を上ると三国境です。

ザレた道を上りました。

三国境に到着。少し休みました。三国は越後(糸魚川市)、信濃(白馬村)、越中(朝日町)をさすようです。

明日はここまで戻ってから、雪倉岳方面に下ります。

三国境から白馬岳まではザレた尾根が続きますが、沢山の花を見ることができました。
西斜面にはコマクサが咲いています。

尾根は二重山稜になっている場所がありました。大きな楕円の窪地もあってそこには雪が残っていました。

花を見ながらの上り。ガスで遠望はききません。

やっと、白馬岳に到着。

雨が降り始めました。カッパを着るほどではありませんが、足早に白馬山荘へ下りました。

白馬山荘は大きな山小屋ですが、魅力的な小屋とは言い難いものでした。ただ、生ビールは美味しかった。
食後、外に出ると雨は降っていませんが、ガスで山なみは見えませんでした。近くにある頂上山荘も見えたり消えたりを繰り返していました。
西側の旭岳。不気味な様相です。

疲れているのですぐ眠れるのではないかと思っていたのですが、強烈な鼾に襲われてわずかしか眠ることができませんでした。睡眠導入剤をいつもの倍服用しても鼾には勝てませんでした。イビキ禁止令を出すことはできませんが、周りに迷惑を掛けながらもふてぶてしく寝ている御仁がいると腹が立ちます。
山小屋は、眠れたら一気に印象が良くなるのですが、今回は悪くなる一方でした。

カテゴリー: アルプス パーマリンク

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