2019年7月26日 磐梯山

会津磐梯山へ行ってきました。裏磐梯スキー場からの周回です。天気は晴れだったのですが、山頂ではガスに覆われて眺望を楽しむ事は出来ませんでした。花は時期を少しはづしているように思いますが、それなりに沢山の花を見ることができました。
2人旅です。
山頂の磐梯明神。

ルート数値
距離 11.3Km 累積標高 +1,100m,-1,100m 所要時間 7時間10分 (休憩込)

行程
裏磐梯スキー場8:30 – 9:20赤沼 – 10:15中ノ湯10:25 – 11:35 弘法清水 12:00 – 12:30 磐梯山山頂 12:45 – 13:10 弘法清水 – 13:57 1457m地点 14:00 – 14:45 川上分岐- 15:15 ゲレンデ分岐 – 15:40 裏磐梯スキー場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いたルート。

経過
花の写真はこちらのページにまとめました。まだ調査の済んでいない花もありますが、後日、調べたいと思います。

磐梯山は2度目なのですが、前回は八方台から裏磐梯への縦走(車2台)だったのですが、今回は二人だけなので裏磐梯からの周回としました。
小山から裏磐梯スキー場までは3時間弱(途中、鏡石で休憩)かかりました。レストハウスの横に駐車させてもらって歩き始めました。少し霞んでいますが中央奥に磐梯山が見えました。

スキー場内の作業道を登って行きましたが、脇にはいくつかの花が見られました。その都度足を止めて写真に収めます。
かなり登ってきました。この先には右に折れてリフトの最上部に向かう分岐があります。

ここを右に進みました。作業道をまっすぐ進んでも大きく廻り込んで、リフトの最上部に行けますが、ここを右に進んだ方が近道です。

登ると、桧原湖、秋元湖が見えました。西大巓・西吾妻には雲がかかっています。

リフト最上部には、「磐梯山と岩なだれ」という説明板があります。

道はかなりぬかっています。小さな踏み台が置かれていました。こんなのを見たのは初めてです。

右側に見えた沼。

足元が汚れます。

銅沼(あかぬま)に到着。

爆裂火口壁が見えます。対岸に白い噴煙が見えます。

銅沼からはしばらく急な上りです。

登山道脇に枡形の遺構がありました。このような遺構はもう少し上にも残っていました。登山道にはコンクリートの配管が残っているので合わせて何らかの施設だったのでしょう。

傾斜の緩やかな場所ではぬかるみが増えます。

また、傾斜が急になりました。中ノ湯の稜線への上りです。

小さな沢を横切る場所で少し休憩。また歩き始めます。

傾斜が緩やかになると少し硫黄の匂いがしてきました。中ノ湯が近くなったのでしょう。
銅沼から約50分で八方台から山頂への登山道に合流しました。そこで、少し八方台方向に下りて中ノ湯へ向かいました。
中の湯です。温泉はまだ湧いていますが宿は廃墟となっています。1990年代後半に宿のご主人が亡くなられ、廃業したという事です。

白濁した池には温泉が湧出しているようでした。もう少し近寄りたかったのですが、変な匂いがしたので止めました。

ブクブクと温泉が湧いています。

磐梯山山頂を目指します。

樹林帯の中の登山道ですが、左手は爆裂火口壁です。所々、展望台になっている箇所があります。

標高1490mあたりで、登山道は右にトラバース気味に進みます。多分、危険な火口壁を避けているのだと思います。

お花畑分岐。本来ならお花畑に進んだ方が良いのでしょうが、先ほどからお腹が「グーグー」なっていた私は弘法清水へ直行することを進言しました。Mさんも同感だったようです。

弘法清水に到着。弘法大師が水場を守ってくれています。水は冷たくて美味しいです。

とにかく、茶店の横でエネルギー補給です。

腹ごしらえが済んでから写真を撮ろうとすると、先ほどまで見えていた櫛ヶ峰がガスに隠れてしまいました。山頂標識まで見えていたのに。

磐梯山山頂方向を見上げると、こちらもガスに包まれているようです。

山頂まで往復約1時間。向かいました。この間では大勢の登山者と行き交いました。夏休みに入ったので子供も目立ちました。山頂への道は急傾斜で、かなり疲れている登山者もいました。
桧原湖と櫛ヶ峰。少しガスが取れたようです。トンボが群れていました。

山頂に到着。山頂には「磐梯明神」が祀られていました。そこで記念写真を撮りました。

晴れているのですが、猪苗代方面は完全にガスで塞がれています。

山頂風景。売店があります。土日は営業しているとの表示がありましたが。

山頂標識は、売店の横です。山頂から5-6mは下だと思います。

弘法清水で、水を補給して下山開始です。
この先で、間違ってお花畑の方向に少し進んでしまいました。標識に「裏磐梯登山口」となっていたのでそれに従ったのですが、それは中ノ湯経由のルートを指しているようです。その分岐では「川上」方面へ進まねばなりません。

山頂への道では大勢の登山者に会いましたが、こちら方面に下る登山者はあまり居ません。9割以上が八方台からの登山者のようです。こちらの道はかなり歩きづらいです。岩がゴロゴロしています。

でもその先では嬉しくなる花を見ることができました。タカネナデシコやクルマユリです。
登山道は爆裂火口壁の近くになるとザレ場が増えてきて、滑りやすくなります。

爆裂火口壁の上にでました。そこで、三脚を構えて写真を撮っているオジサンに声を掛けられました。なんと被写体になってくれと云うのです。ガケを見上げている登山者を撮りたいとか。
人の良い私達は引き受けましたが、どう考えてもセンスの良い写真とは思えません。どこかの写真展に応募するらしいのですが、俄モデルに変なシナを作らせるより、崖だけの方が絶対に活きると思いました。
それにしても荒々しいガケです。爆裂を想像するだけでも怖くなります。

銅沼周辺は緑に被われていますが、この崖に木が生えることはないでしょう。

崖の上の道は一部細尾根になっていて慎重に歩きました。
標高1457m地点。標識があって、ここから下ります。


傾斜は急なままですが、樹林帯に入ってきました。

U字の鉄棒が両脇に刺し込まれているので、それに掴まって下ります。これは大いに助かりました。

火口原まで下りてきました。踏跡は不明ですがペンキマークを追っていきます。よく見ると先に川上分岐の標識が見えるのでそちらへ向かいます。

振返ると火口壁です。

先ほど下ってきた尾根。右側が磐梯山の火口壁、左側が櫛ヶ峰の火口壁です。その間に小さな緑の尾根があってそこを下ってきた事になります。

川上分岐は標識が無ければ気づけないでしょう。川上方面へは踏跡は薄いようです。登山地図では実線なのですが、歩く人はいるのでしょうか。
まもなく1159地点。

登山道の左、右に沼を見るとまもなくスキー場の作業道に飛び出ます。
そこからは気楽な下りですが、脚はかなり疲れています。とりわけ足裏の痛みが出てきたのでできるだけ石は踏まないように柔らかそうな所に足を置きながら下りました。朝より、桧原湖はハッキリみえています。

でも、西大巓・西吾妻はまだ雲の中です。

振返ると、磐梯山もハッキリみえているのですが、山頂は雲がかかっています。

駐車地近くまで戻っても磐梯山山頂は雲にかくれていました。

下山後は、「香の湯」で汗を流して帰路につきました。途中、桃を買って家族への土産としました。。

カテゴリー: 尾瀬・東北 パーマリンク

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