2023.08.09-11 幌尻岳

ついに幌尻岳に登ることができました。

ルート数値
9日:距離12.1km 累積標高+830m, -380m 所要時間 5時間45分(休憩込み)
10日:距離10.2km 累積標高+1,630m, -1,630m 所要時間 8時間35分(休憩込み)
11日:距離12.1km 累積標高+340m, -810m 所要時間 4時間45分(休憩込み)

行程
9日:第2ゲート9:00 – 11:18取水施設11:45 – 14:45幌尻山荘
10日:幌尻山荘6:30 – 8:25命の水8:40 – 新冠コース分岐10:55 – 11:03幌尻山山頂11:27 – 新冠コース分岐11:35 – 13:25命の水13:38 – 15:05幌尻山荘
11日:幌尻山荘4:30 – 7:00取水施設7:20 – 9:15第2ゲート

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過

9日

 7日の羅臼岳が天気が回復せず、中止になってしまったので、結局3日間観光で過ごしたことになります。8日に千歳へ移動して駅前のビジネスホテルに宿泊して9日からの幌尻岳山行の準備をしました。
 幌尻岳はツアーに参加しました。その方が幌尻山荘の予約が取りやすいからなのですが、リーダーが確認すると、直前にはキャンセルがでて、いたそうです。でも、結論から云うと、ツアーは正解でした。楽しく幌尻岳まで行ってくることができました。
 ツアー社は「ハローポーター」で、ガイド1名、ポーター2名で参加者は9名でした。
 9日朝、5時過ぎ、ツアー社の迎えの車に乗りました。一番奥のコンビニで行動食などを買って、とよぬか山荘へ。8時発のシャトルバスにのりました。約1時間で第2ゲートに到着。ゲート前の広場でトイレを済ませて、準備体操をしました。

歩き始めました。

林道は約8Kmです。1Kmごとに標識がありました。途中、ガイドさんの解説などを聴きながら歩きました。ガイドさんはまだ若いのですが、花の知識も豊富です。ポーターさん2名は北大の学生さんで、探検部と山スキー部だそうです。ちなみに、アルバイト条件は30Kgのザックを背負って3日登山ができる事らしいです。私はいつものように花の写真を撮りながら最後を歩きました。

滝の前を通過。ポーターさんが水を汲んで飲んでいました。「浄水しないのですか」と聞くと、あまり気にしないとのこと。

熊の引っ掻いた跡。たくさん見られました。

約2時間で取水施設の広場に到着。軽自動車が1台止まっていました。幌尻山荘関係の車なのでしょう。林道は少し落石がありましたが、普通車でも通行できそうでした。かつては、第2ゲートより奥まで入ることができたそうですが、事故が多かったので第2ゲートで通行止めになったのだそうです。
 広場で沢装備に替えて、ガイドさんより渡渉の注意事項の説明がありました。渡渉ではカニの横歩きし脚を交差しないこと、岩の上に乗るとバランスを崩した時に危険なので出来るだけ砂利の上に足を置くこと、の2つです。
沢へ下りていきます。

まず右岸を歩きます。崖のトラバース。

平になった岩棚があり、そこの水たまりにサンショウウオがいました。もっと詳しい説明があったのですが、忘れました。

「最初の渡渉です。」の注意書き。

最初の渡渉。皆さんカニ歩きをしました。ポーターさんが下流側で補助してくれます。

何度か渡渉したり、河原を歩いたり。

あれ、沢登りなのに軽装のグループもいますね。

岸に上がって歩く場所もあります。

何度も渡渉したり、岸の岩場を歩いたり、濡れることに慣れると楽しくなってきます。


唯一の橋。アルミの橋です。確かにここは橋がないと厳しそうです。

四ノ沢出会の前岸で一休み。

四ノ沢出会前の渡渉が一番深かかった。股下まで濡れました。

そこからも深めの渡渉が続きましたが、ポーターさんの補助があるので渡渉を楽しめました。

私が一番怖かった場所。岩の間を進むのですが、段差があり、濡れた木が渡してあるのです。滑りそうで気を使いました。

左岸を進みます。

その先で何度か進んで、右岸を進んでいる時に、後ろからやって来た人がガイドさんと話をしていました。後続のグループでトラブルが発生したので、ポーターさん一人がサポートに行くことになりました。
その先は補助者が一人減りましたが、全員難なく渡渉できました。

右岸を進む。上にピンクの花が咲いています。

少し、沢から離れました。

前方に幌尻山荘が見えてきました。

最後の渡渉。

幌尻山荘に到着しました。

山荘前にブルーシートが敷かれていて、そこで沢靴を抜いて、山荘のサンダルに履き替えました。沢靴・靴下は外に干しておきます。山荘内へザックの持ち込みは禁止で、必要なものを取り出して、ザックは床下の保管倉庫に置きました。その際に食料はネズミの餌食になることがあるので置かないようにとガイドさんよりの注意がありました。ネズミはザックを食い破って中のものを食べようとするそうです。
私達は二階に寝るスペースを確保されました。
食事はガイドさんが作ってくれます。ちなみに、食料の運搬はツアーによっては各自に振り分けられる場合があるそうですが、今回のツアーではすべてポーターさんが運んでくれました。夕食はイカメシでした。美味しかったですよ。
小屋のトイレは水力発電でバイオトイレを運用しているという事だったのですが、水力発電が壊れてガソリンの発電機で維持しているので夜は使用できませんでした。携帯トイレが1泊1セット配布されて、携帯トイレブースを使うようになっていました。男小用は夜も使えました。
ところで、後続グループのトラブルは死亡事故になったそうです。私達はガイドさんの判断でその場所は通らなかったのですが、ハシゴから滑落して亡くなったそうです。ヘルメットをしていなかったらしいので装備に問題があったのかもしれません。場所は、私たちが一番濡れた場所です。渡渉後対岸を見るとクサリの岩場があったので、どうしてそちらを通らなかったのかと不思議に思いました。ガイドさんの話によるとそこは滑りやすいので万一のことを考えて、濡れてもサポートしやすい渡渉を選んだそうです。

10日

朝4時頃起きました。朝食はアルファ米のお茶漬けで食がすすみました。6:30に出発。

最初から急登です。

樹間に見える空は快晴です。期待できそうです。

命の水で一休み。ガイドさんたちが冷たくて美味しい水を汲んできてくれました。水場までは1分だそうですが、急登で疲れたので私はゆっくりと休むことにしました。

その先も急登が続きました。段差がある場所もあります。

周りの木の背丈が低くなりました。尾根の灌木帯に出たようです。

左下には北カールが見えました。

ヒグマの糞。その先で熊がカールを移動しているのが見えました。

登山道脇にはたくさんの高山植物が咲いていました。

岩場で休憩。

出発。

山頂が近づいてきましたが、ガスが出てきました。

新冠コース分岐。まもなく山頂です。

山頂に到着。ケルンもあります。


今回大阪からツアーに参加した女性はこれで百名山踏破達成したということで、大はしゃぎしていました。
少し休んでエネルギー補給。山頂での食事は朝ガイドさんたちが作ってくれたものです。アルファ米の焼鳥丼。美味しいのですが、私には肉が固くて食べるのに苦労しました。
景色を楽しみながら下山。

振り返ると山頂にはまだガスが掛かっていたのですが、次第に取れてきました。

下山ルートの尾根とその先のやまなみ。

斜面はお花畑です。


周りは深い深い山です。人工物が見えません。

帰りには命の水の水に寄ってみました。冷たい水が勢いよく流れ落ちていました。ここでは浄水も不要のようです。
無事下山。荷物を整理してから沢に下りて体を拭きました。
夕食はカレーライス。ゴボウ味が新鮮で実においしかった。

11日

朝3時頃に起きだして、ヘッドランプで準備をしました。

明るくなったので4:30には山荘を出発しました。
沢水は1昨日よりはかなり減っているのではないかと思ったのですが、少し減っただけでした。朝の沢水は冷たかった。

下山でもポーターさんにしっかりと補助してもらいました。

一休み

沢下り風景

最後の渡渉箇所ではガイドさんが各自写真を撮ってくれました。
クサリ場ではポーターさんがストックを運んでくれて、下で補助してくれます。

取水場に戻ってきました。

広場で沢装備を解いて、靴を履き替えます。

林道を2時間歩いて、第2ゲートからはシャトルバスに乗りました。とよぬか山荘でバスを降りると猛烈な蒸し暑さに襲われました。
平取温泉で汗を流して、ツアーの仲間と別れました。
その日は二風谷のゲストハウスで一泊。翌日、周辺を観光後、苫小牧からフェリーで仙台へ。丁度、台風が近づいているという事でうねりがありました。仙台からは渋滞に巻き込まれずに帰宅することができました。

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2023.08.09-11 幌尻岳 への1件のフィードバック

  1. ぽんぽこ狸 のコメント:

    久しぶりに見させ頂きました。元気に活動されてますね。元気で何よりです。晃石山に3回/wほど登っています。見かけたら声掛け下さい。

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