2023年09月03日 荒海山

距離は10Kmにも満たないルートですが疲れました。足元が不安定な場所が多かったからでしょうか。それに暑さも加わって、食欲不足でバテてしまいました。
二人旅です。

荒海山山頂の石碑

ルート数値
距離8.7km 累積標高+1,000m, -1,000m 所要時間 7時間50分(休憩込み)

行程
駐車場7:15 – 7:302日目の渡渉 – 9:00登山道分岐9:05 – (1380m地点)10:15 – 11:10山頂11:35 – (1380m地点)12:32 – 13:35登山道分岐13:40 – 14:40渡渉地点14:45 – 15:05駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
最初は群馬の角落山に行こうとSTさんと話していたのですが、天気が良くなさそうだという事で、荒海山に変更しました。
朝5時に国分寺を出て、鹿沼ICから塩原ICまで高速を使い、南会津へ向かいました。中山トンネルを出てしばらく行くと「チェーン着脱場」の標識がありました。広い駐車場です。すでに1台止まっていたので私たちと同類かと思いましたが、その方と山で会うことはできませんでした。

そこから戸坪沢沿いの林道に入っていきました。
ハギが咲いていました。もう秋なんですが、日差しは真夏のままです。

キンミズヒキ

林道は藪化している場所がありました。

最初の渡渉。ほんの少し水が流れています。飲んでみましたが美味しかったですよ。

赤いミズヒキ。

国有林なんですね。

2回目の渡渉。こちらはかなり水が流れています。渡渉に問題はありません。

そこから尾根に取り付きます。最初からかなりの急登です。

大木にワイヤーが巻かれた状態で捨てられていました。山でよく見る光景です。イワウチワが沢山生えていました。
この山は山頂近くまでたくさんのイワウチワが見られます。

踏み跡は濃厚なのですが、一部はっきりしない場所もありました。

この尾根には大木が多いようです。葉っぱを見るとヒノキのようですが、似ているものもあるので断定はできません。

イワウチワの間にこんなものが。花が終わったのでしょうか。名前不詳。

沢から約90分で、鉱山跡からのルートに合流しました。

歩きやすい道になりました。この辺りで単独男性に追い越されました。

樹間から七ヶ岳がぼんやりと見えました。

次第に道は荒れてきます。
標高1300m辺りの登り。ロープがでてきました。

木の根っこを越します。

登山道は尾根の少し西側に付けられていましたのでトラバース気味になります。
いくつか小ピークを越えますが、どれも急登です。

標高1450m辺りで、大岩の横を通過。

その先で登山道が崩落していました。本日一番の難所です。岩や根を掴んで、不安定な木の根に軽く足を置いて通過しました。

その先では岩場の数か所急登があります。岩が濡れていて滑りやすくなっていました。


山頂に続く尾根に乗りました。笹や灌木に覆われているのですが左右は大きく切れています。

笹が濃くなると間もなく山頂でした。

笹の奥に避難小屋。

山頂に到着。快晴です。

山頂では夫婦二人連れと単独男性が休んでいました。三人とも私たちを追い越していった人です。
有名な石碑。

山頂からは那須連山、高原(たかはら)、日光連山が見えましたが、霞んでいます。山頂は日陰がなく、ゆっくり休むことはできません。
山頂の東に、三角点のあるピークがあるそうで、10分藪を漕いで行くそうです。山頂に来た人は多くの人がそちらのピークにも立ち寄るそうなのですが、私たちは行きませんでした。私がバテ気味で気力が失せたからです。その代わり避難小屋の様子を見ることにしました。笹を少し漕いで、裏に回り込むと入口がありました。戸は壊れているので外すことができました。床は落ちていました。ムカデが出てきそうです。

屋根の葺替工事をしたらしいです。その時の協力者の名前が書かれています。

「南陵小屋」の看板

下山開始。この先で右方向に急降下します。先に見えているのは大嵐山、土倉山らしいです。

一気に下山したかったのですが、疲労が溜まって来ていて、何度も休憩しながら下山しました。沢迄下りて来た時はホッとしました。沢水を飲んで顔を洗ってやっと落ち着くことができました。
荒海山は現在の私にはハードな山でした。北海道から帰ってきて3週間歩いていなかったので体力が落ちてしまったのでしょう。それだけなく、暑さで食欲減退したのも良くなかったようです。そういう場合でも食べやすいものを準備しておくべきでした。
今日、一緒に歩いたSTさんは先月80歳になったのですが、まだまだ私より元気です。今日もずっと私を先導してくれました。私もなんとかその元気にあやかりたいものだと思います。
ところで、今回山頂でお会いした方々はそれぞれヤマレコに投稿されていました。鉱山跡から歩かれたようです。

カテゴリー: 尾瀬・東北 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です