2021年5月23日 天城山

アマギシャクナゲを見に天城山へ行ってきました。結果は、少し花の時期が過ぎた上に昨日の強風で痛めつけられて可哀そうな状態になっていました。でも、何とか頑張って残っている花が少しありました。また、アマギツツジはたくさん見ることができました。
でも、このルートはお気楽ハイキングだろうと思っていたのですが、荒れた登山道と急傾斜のトラバース道は大いに疲れました。
6人旅です。

お目当てのシャクナゲは花の見ごろを少し過ぎて、おまけに昨日の強風で多くが落花していました。

ルート数値
距離 9.4Km 累積標高 +750m,-750m 所要時間 6時間15分 (休憩込) 天気:晴れ

行程
登山者P 6:10 – 6:35四辻6:40 – 7:43万二郎岳7:56 – 9:22万三郎岳9:45 – 9:50万三郎岳下分岐 – 10:30涸沢分岐 – 11:58四辻12:05 – 12:25駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
赤色が今回歩いた軌跡

経過
花はこちら

前日に天城高原のハイカー専用駐車場に入り、仮眠をとりました。強風が吹き、停車している車が揺れるほどでした。
深夜は、風が止み、月も見えていたのですが、朝になると、濃い霧に覆われていました。

駐車場には立派なトイレもあります。靴を洗う水道も完備していました。

車道の向かい側が登山口でした。

砂防ダムの正面にでました。右から回り込みます。

太いヒメシャラの木があります。皮がむけてムキムキです。

25分ぐらいゆっくり歩くと四辻に到着。ここが周回の起点です。ぐるっと回ってここに戻ってくる予定です。

何度か渡渉します。今日はハイカットの登山靴なので多少水の中に入ってもへっちゃらです。もちろん、流れに入らねばならないような場所はなかったのですが。

再度、渡渉。右奥に小滝がみえました。

登山道は荒れている場所もありますが、この辺りはまだ傾斜が緩やかなので気楽です。

雨で深くえぐれた場所がたくさんありました。

天城ツツジの花が多く落ちていました。昨日の強風では致し方ありません。それでも、健気に残ってくれている花もたくさんありました。

最初のピーク万二郎岳に到着。

眺望ゼロです。

山頂でエネルギー補給して、次のピークへ向かいました。
トリカブトの群落を見ながら尾根を進みます。初秋には青紫の花盛りになるのでしょう。トリカブトは私の嫌いな花の一つです。色と形が嫌いです。でも、見事な群落です。

木のハシゴを登ると

馬の背でした。天城山の南は急な崖が続きます。少し樹木の切れた場所があるのですが、霧しかみえませんでした。

1325ピークへの登り。

1325ピークあたり。天城ツツジと馬酔木に囲まれた登山道です。もちろん、馬酔木はいたるところにありました。馬酔木だらけのルートです。馬酔木も私の嫌いな花です。私は毒のあるものを毛嫌いするようです。毒婦には会ったことがありませんが。

少しづつシャクナゲの木が目に付くようになりました。

ふと、右奥を見ると見事なシャクナゲが見えました。近寄ってみました。このシャクナゲはアマギシャクナゲというそうですが、アズマシャクナゲと何処が違うのでしょうか。昨日の強風で多くの花が落ちているのは残念でしたが、まだしっかり鑑賞することができました。

そこから、シャクナゲの群生がどしどし見られるのかと思いましたが、シャクナゲは見えません。
1325ピークからの下りです。いくつかハシゴがありました。登山道は酷く荒れていました。きっと雨量も多いのでしょう。

「石楠立」は「はなだて」と読むそうです。この辺りでは花といえばシャクナゲなのでしょう。でも、何故か、その周辺にはシャクナゲは見えませんでした。

霧で幻想的な尾根を進みます。大きなブナがたくさん見られました。

万三郎岳が近づいてくると、シャクナゲの木が少し見られるようになりました。

まもなく万三郎岳です。

万三郎岳に到着。

三角点があって、なんと一等です。

万三郎岳で大休止。たっぷりとエネルギーを補給しました。
ところで、「万」は「まん」でなくて「ばん」なのですね。「太郎」はどこにいったのでしょうか。「まんたろうやま」なら上越国境にありますが。
下山開始。
最初はツツジの道でした。

万三郎岳下分岐点。ここから八丁池までの縦走を計画したことがありますが、今はもういいかという気になっています。

少し、霧が晴れて日差しがでてきました。

酷い登山道です。これでは木階段を歩く登山者は絶対にいないでしょう。
急傾斜の登山道はいたるところで浸食されていました。

最後のツツジ。標高1330mあたりです。

やっと、傾斜が緩やかになりました。周りはヒメシャラの若木でしょうか。

涸沢を渡って、涸沢分岐点に到着。でも、どこに分岐するのでしょう。地形図を見ると破線が北に延びているのですが、踏み跡には気付きませんでした。

分岐点からは急傾斜のトラバース道が続きます。北斜面なので日当たりが悪いのでしょう。苔むして滑りそうな岩もありました。
また、岩場ではルートが分かりづらいので夕刻には歩きたくない場所です。明るければ目を凝らすと踏み跡が見えます。またテープもヒラヒラしていました。

登山道の方向が変わる地点で小休止。
そこからは方向は北向きに変わりますが、急傾斜のトラバースであることは変わりません。

「石柱101地点」の標識からは少し歩きやすくなりました。

ヒメシャラの多い道を進みます。樹皮は剝けていますが、触るとヒンヤリと感じられました。

この先の渡渉地点では何人かが休んでいました。ちょうど12時頃だったのですが、緊張から解放されて休むには良い場所なのでしょう。
私たちはそこでは休まず、四辻に戻ってから休みました。
無事、駐車場に戻ってきました。
駐車場は満杯で、駐車範囲の外にも多数駐車していました。靴洗い場は満員だったので、洗うのをやめました。
駐車場外にも路側帯に駐っている車が多数ありました。ここは人気の山のようです。
箱根湯本で汗を流してから帰路につきました。渋滞に巻き込まれることなく無事帰宅できました。
これからはシャクナゲ目当てでこのコースを歩くことはないと思います。時期的なこともあるのでしょうか、それともこの辺りの特徴なのでしょうか、シャクナゲ・ツツジ以外の小さな花があまり見られないルートでした。普通なら今の時期登山道の周りには春から初夏の花が咲き乱れるはずなのですが。

カテゴリー: その他方面 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です