2021年4月10日 奥永野尾根周回

 鹿沼市永野の最奥部の尾根を周回しました。これで星野谷倉山から北西に上る尾根歩きが尾出山の尾根とつながりました。尾根ではアカヤシオとミツバツツジ、谷ではたくさんの春の花が楽しませてくれました。
3人旅です。
古道を少し歩いてみました。少しだけ道形が残っていました。

ルート数値
距離 13.3Km 累積標高 +1,060m,-1,060m 所要時間 7時間50分 (休憩込) 天気:晴れ

行程
百川駐車場 7:15 – 谷倉山8:40 – 9:35鉄塔290号9:45 – 11:05(824峰)11:15 – 1:43永野最奥地点12:13 – 13:00古道分岐13:09 – 百川林道合流13:45 – 15:05駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いた軌跡

経過

花はこちらにまとめました。

今週も尾根つなぎの山歩きです。栃木市大久保から星野谷倉山、高谷山、険しいキレット状の難所、永野与州の谷倉山を経て、尾出山の尾根と合流する尾根です。4回に分けて歩いたことになります。
小山を6時にでて7時過ぎに百川駐車場に着きました。尾出山入口の寺沢橋の奥に数件の民家があり、そこからは狭い林道ですが、簡易舗装はされていました。
駐車場には先客が1台ありました。また私たちが出発準備をしていると1台やってきました。山菜採りにやってきたそうです。この辺りは以前山火事に遭ってその跡地では山菜が取れるそうです。

谷倉山へは、沢を登っていくと急傾斜地で苦労したという報告を読んでいたので、早めに尾根に取り付こうと考えていました。しかし、駐車場から見上げると尾根へはひどい急登です。少し、沢沿いに上ることにしました。

途中、少し広い廃道に出たのでそれを進みました。

やがて歩きづらい沢沿いの踏み跡を登りました。

その先で「あんまん」さんがいばらに挑戦して、尾根に向かいました。

私と「くりさん」はいばらに恐れをなしてもう少し上に登ってから尾根に取り付きました。結果としては、私たちのルートは最悪のルートだったようです。いばらは少なかったのですが、急傾斜で、足元はザレで軟弱、頼りの木々も少なくて、慎重居士の私は1足1足確認を取りながら這い上りました。あんまんさんはいばらを過ぎると比較的登りやすかったようで、途中で声を掛けてくれたのですが、私にはザレ場のトラバースはできません。とにかく慎重に直登するしかありません。尾根に着くと大いに安堵しましたが、疲労困憊気味で少し休みました。今日のルートは途中でエスケープかなと思いました。
植林地と荒れ地の境を登ります。

谷倉山の山頂はなだらかな山頂です。三角点だけがある寂しい山頂です。

山頂の少し先で、尾出山が正面に見えました。尾出山は尖がっている印象ですが、東からは北の尾根が見えるので、いつもと違った山の姿でした。尾出山北尾根はピンクに染まっていました。アカヤシオが見頃のようです。

北西にはこれから進む尾根が見えていました。尖がっているのは粕尾峠の地蔵岳のようです。

杉の植林地を進むと、東電巡視路に出ました。まもなく鉄塔です。

290号鉄塔の下で大休止。

鉄塔下から見る尾出山はいつもの尖った姿でした。

291号鉄塔の脇を進む。この鉄塔は急斜面に立っています。どうして尾根に作らなかったのでしょうか。

ミツバツツジとアカヤシオが咲いていました。アカヤシオは散る寸前です。

その先でも、ミツバツツジとアカヤシオが咲いていましたが、岩稜、やせ尾根になるとこの花がでてきます。

標高783地点の手前で林道にでました。

そこからは尾根を歩いたり、

林道を歩いたりしました。

292号鉄塔近くの山桜。

標高824地点で大休止。
エネルギーを充填して、290号鉄塔脇を進みます。赤白の鉄塔です。

その先では巡視路の階段を上って、尾出山尾根との合流地点に着きました。永野谷の最奥部です。ピークでないので標識はありませんが、境界杭がありました。

そこで、再度、大休止しました。
鉄塔の左には、男体山が山頂部を見せていました。

真っ白だった日光白根山も随分と雪解けが進んでいるようです。

ここまで歩きやすい尾根が続いたので、谷倉山への急登でたまっていた疲労は薄らいでいました。計画通りに歩けそうです。
ここからは、アップダウンの厳しい尾根になりますが、アカヤシオが増えてきます。

古道分岐の石柱のあるコルにやってきました。石柱の写真は3年前の写真を見てください。今回は日差しの影響でしょうか、字が読み取れませんでした。
コルから見下ろすと急斜面をジグザグに下る細道がかすかに見えます。その道が下れそうにないときはもう少し先に進んでから尾根を下ることにしていたのですが、なんとか通れそうです。その古道を進むことにしました。
少し戻るように古道に入りました。

古道は崩れて狭くなった場所もあり、そこの通過は要注意ですが、歩きやすい場所もあります。

ジグザグに少し下ると、道形は東の植林地に消えてしまいました。そこからは古道から外れて、下に見える小さな尾根へ下りました。

ところが、その尾根は林道で寸断されていました。尾根へは木の根っこに掴まって降りました。
とんでもなく急な林道です。キャタピラー車でないと通行できないでしょう。

また尾根にのって、また林道に滑り降りて、結局その林道を川まで下りました。林道といってももう使用できない状態ですが。

川に下っても橋がありません。先ほどの林道へはどのようにして入ったのでしょうか。橋は大雨で流されたのでしょうか。百川林道へ上れそうな場所を探しました。

百川林道は一般車は進入禁止ですが、一般車でも通行できそうな林道でした。

この林道にはたくさんの春の花が咲いていました。70分の林道歩きでしたが花のおかげで退屈しませんでした。

まもなく駐車場です。谷倉山への尾根が見えます。ここからみると、早めにその尾根に取り付いたほうが良かったかなと思えます。

駐車場に戻ると、1台の車が帰り支度をしていました。山菜をたっぷりと採ったようです。楽に採れる場所には残っていなかったので斜面の難しい場所のものを採ったとのことです。でも、成果があって楽しそうでした。
下山後は、永野で蕎麦を食べて帰路につきました。

花の写真はこれからまとめます。久しぶりにたくさん撮ったので時間がかかりそうです。

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