2020年11月8日 御堂山

下仁田の御堂山へ行ってきました。じじ岩、ばば岩がある山です。林道は大いに荒れていましたが、それがかえって歩く面白みを増しているように思いました。じじ岩、ばば岩は一見の価値がある岩です。
3人旅です。

東の展望台からじじ岩、ばば岩、たんす岩

ルート数値
距離 8.0Km 累積標高 +710m,-710m 所要時間 5時間02分 (休憩込)
行程
藤井入口バス停8:00 – 8:06御堂山登山口 – 9:13ミノ滝 – 9:27じじばば分岐 – 9:40タンス岩展望台9:55 – 10:09じじばば分岐 – 10:25じじばば展望地(790m地点)10:30 – 10:45山頂分岐 – 10:57山頂11:20 – 11:30山頂分岐 -11:40下宿分岐11:45 – 11:51二俣 – 12:08(5m滝) – 12:15林道終点 – 12:42ガードレールのある林道 – 13:02駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過

Sさんの計画に参加させて貰って下仁田の御堂山へ行ってきました。打田鍈一氏の「続藪岩魂」に紹介されている山です。事前にネット検索すると林道の荒廃が随分進んでいるようです。「荒廃」は面白さをアップするキーワードでもあるようです。
6時に小山をでました。下仁田ICを出て国道254号で佐久方面へ進みました。私が佐久方面に入るのは初めてです。かつて、鍬柄岳に行ったときに下仁田の町街までは入りましたがその先には行ったことがありません。途中南に入って南牧村方面には数回行ったことはありますが。
藤井入口バス停には8時少し前に着きました。バス停横に空地があるのですが、既に1台駐まっていました。その横に駐車しました。
駐車場から少し戻ると「西牧関所跡」がありました。その脇を山方面に入っていきます。

御堂山入口です。簡単なルート説明があるのですが、じじばば岩については触れられていません。それを目当てに登る人の方が多いと思うのですが。

林道は「西ノ入線」なのだそうです。

この林道は昨年秋の大雨で大きな被害を受けたそうです。もちろん、それ以前にもかなり荒廃は進んでいたと思われますが。

大きな岩がありました。ほぼ垂直です。

林道を20分程歩くと、橋が消えている箇所があります。丸太が1本だけ残っています。

もちろん、この丸太を渡るのは危険すぎます。右に沢に降りる踏跡がありました。

下から見た丸太。

その先も荒れた林道が続きます。

林道というよりゴーロ帯です。でもこの右下に沢があるので、もとは林道だったのでしょう。かなり前から崩壊が進んでいたと思われます。

木に標識が掛かっています。このあたりが林道跡の終わりです。

山道になりました。今回、同行してくれたAさんは健脚です。最近は足の調子が悪いと云っていましたが、それでも私達より速くて、先で待っててくれます。

その先で小休止していると、下から大きな声が聞こえてきました。賑やかなグループがやってきそうです。少し待っていたのですが、声だけで姿は見えないので先に行くことにしました。
ミノ滝に到着。滝と云っても流れは滴が垂れている程度です。右側にトラロープが付いています。でもステップもしっかりしているのでロープに頼らなくても登れました。

滝の上もゴーロ状態です。

傾斜が緩やかになって、岩も少なくなりました。まもなく尾根でしょう。

じじばば分岐に到着。少し休んでいると大声のグループがやってきました。男4人グループでした。

じじばば岩に向かいました。細尾根です。

やがて大岩にぶつかりました。

大岩を右下へ下ります。

その先で踏跡に従って左に登ると、展望台にでました。
正面にば屹立した岩が2本聳えていました。左がばば岩、右がじじ岩だそうです。

ばば岩は真ん中辺で水平にヒビがが入っているように見えました。少しの震動で崩れるのでは無いかと思われます。よくぞ大震災に耐えたものです。

たんす岩です。展望台はその岩のすぐ横にあるのでどんな姿なのかはよく分りません。

じじ岩の右奥には西上州の山が見えました。四ツ又山、鹿岳でしょうか。

木の枝が邪魔をしていたのですが、少しかがむと、荒船山も見えました。

展望を楽しんでから分岐へ戻ります。途中で見た紅葉。

分岐から少し登った所で、南東に尾根が分岐しています。その尾根をたどるとじじばば岩を東から展望できる場所があるそうなのでそちらへ向かいました。その尾根への分岐が分りづらいですが、じじばば分岐から右手に分岐する2つめの尾根です。少し下った場所から分岐しているのでわかりづらいですが。
その尾根を進むと大岩があります。展望台はその大岩の先です。

大岩を左から巻くと展望地にでました。
正面にじじ岩、ばば岩、たんす岩が見えます。特にたんす岩がそれらしく見えます。じじ岩も先程の場所とは別の形に見えます。

展望する二人。

一般ルートに戻って御堂山を目指します。植林地を進むと御堂山への分岐に到着しました。

山頂を目指すとすぐ傾斜はきつくなってトラロープ場になりました。

傾斜が緩くなるとまもなく山頂に着きます。

山頂には山名板、三角点があります。

樹間からは妙義山がながめられました。

大休止後、下山開始です。下山は峯沢(下宿)ルートを使います。
山頂分岐から高石峠方向に進みました。

峯沢ルートの下り口は分りづらいですが、白いトタン板がぶら下がっている小ピークが下降点です。
多分、トタン板には分岐の説明が書いてあったのだと思います。

小ピークから急な尾根を下りました。すぐ、沢の二俣に降りてきました。二俣を振返ります。真ん中の尾根を下って来ました。

沢を下ります。流れはごく少ないのでゴーロを下るようなものです。

ゴーロを15分ほど下ると、5m滝の上に下りてきました。流れが少ないので右側の乾いた場所を慎重に下りました。

滝の下から。右上から下りてきました。水量が多いときでも巻いて下りられそうです。

また下ります。

でも、5分も下ると、広場に出ました。林道の終点のようです。

そこからは、面白みの無い廃林道歩きです。

ガードレールが残っている場所は、笹が覆ってきて腰を下げて歩かねばなりませんでした。

ススキ野にでました。正面に山が見えて右に鉛筆のように立っている岩が見えます。帰宅後調べると山は物語山で岩は「メンベ岩」というそうです。岩の上には財宝が埋められているという物語があるそうです。いつか宝探しに行ってみたいですが、岩に登るにはクライミングの技術が必要です。

車道に出てきました。そこからは山の紅葉を愛でながら駐車地に向かいました。

バス停横の駐車地。紅葉が陽に映えていました。

下山後は、荒船の湯で汗を流してから帰路につきました。渋滞も無く17時過ぎに小山にもどることができました。

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