2020年11月14日 桧沢岳

先週に引き続き西上州の山へ行ってきました。桧沢岳です。正午前に下山できるコンパクトな山ですが、西上州らしさを感じられる山でした。
Sさんとの2人旅です。

下山で見た紅葉

ルート数値
距離 4.0Km 累積標高 +520m,-520m 所要時間 3時間35分 (休憩込)

行程
大森橋駐車地8:10 – 8:17周回分岐橋 – 8:21登山口 – 9:35展望地 – 9:44尾根コル – 9:48西峰9:57 – 10:00尾根コル – 10:07桧沢岳山頂10:22 – 10:30神社跡 – 11:08尾根末端(休憩)11:15 – 11:26渡渉 – 11:38周回分岐橋 – 11:45駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
小山を6時少し前にでて、下仁田ICで高速を下りて上野村方向に進み、大倉で脇道に入り、大森橋の袂には8時少し前に着きました。橋の周辺には数台の駐車スペースがありました。少し戻ると広くなった路側帯に3台ぐらい駐められます。

登山口の標識に従って左へ進みます。

5分ほど車道を進むと人家の下で道は橋を渡って大きくカーブしています。沢には幾つもの堰が見えました。帰りはこの沢沿いに林道を下りてくる予定です。

車道の終点にやってきました。ここが桧沢岳登山口のようです。

登山口周辺には数軒の民家がありますが、現在住んでいるかどうかはわかりません。駐車場があって、4-5台駐められそうですが、元は周辺の民家の駐車場だったのかも知れません。
コンクリート道を上っていきます。

人家の前を通らせて貰います。もう住人はいないようでした。

するとすぐ植林地に入ります。植林地内は急傾斜で、ジグザグに踏跡が付けられていました。作業道や登山者のショートカットで複雑に込み入っていますが、左上の小尾根を目指します。

尾根に着くと、きれいな紅葉でした。

少し休憩して、歩き始めると、左には起伏の激しい尾根が見えました。

立派なサルノコシカケ。

大きな岩が出てきました。踏跡は岩を左に巻くように進みますが、岩に向かう踏跡も見られました。
テープに従って、左に巻くとすぐとんでもない急登になりました。何とか這い登りました。

すると、展望台がありました。石塔があります。賽銭箱が置かれていました。

展望台は崖の上です。

遠くの山並みもきれいに見えました。帰宅後調べると、手前には三つ岩岳、烏帽子岳が見えていたのだそうです。遠くには八ヶ岳のが見えているそうです。

急な登りです。

本峰南壁と紅葉。


本峰と西峰のコルに到着。非常に狭いコルです。左が西峰、右が本峰ですが、両方にトラロープがかかっていました。

急な斜面を這い登るとすぐ西峰に到着しました。石祠がありました。

眺望は素晴らしいのですが、南は絶壁です。慎重居士の私はあまり南の端には寄れませんでした。
妙義が少し低く見えました。確かにほんの少しこちらが高いのですが。

浅間山。

西方面。遠くに八ヶ岳が見えました。蓼科山の山頂部が特徴的でした。まだ白くにはなっていませんでした。
その右奥に見えた白嶺は北アルプスだと思います。

南西方向。中央奥は御座山のようです。

本峰。飛び出ているのは何でしょう。

西峰から下山。慎重に下りました。

コルに着くと、下から元気な男性が上がってきました。途中で2組追い越してきたそうです。
コルから本峰への取付き。ここだけ痩せていて右も左も崖です。岩をしっかり掴んで上がりました。

すぐ山頂に付きました。
祠が祀られています。愛宕神社なのだそうです。灯籠付ですが、山頂まで背負ってくるのは重かったでしょうね。

三角点

写真を撮っていると、先程の男性がやってきました。西峰でもゆっくり景色を楽しまなかったようです。本峰でもスマホで数枚写真を撮るとすぐ下りていきました。
私達は大休止。
下山開始。落葉が厚く堆積した急傾斜の山道です。

この先で、ピンクテープが有りすぎる場所がありました。一体何なのだと地形図を確認すると、ここで、小さな尾根を跨いで南に方向転換してトラバースする場所でした。尾根は山頂から北東に延びる非常に小さな尾根です。踏跡は下りてきた谷状の地形が左下へ連続する方向に濃厚に付いているので、最初からかなり意識していないと間違えやすい地点です。おまけに、トラバースルートは細い踏跡で、落葉の季節には見づらくなっています。ただ、1分で神社跡に着くので、その情報を持っていれば大きく間違うことはないでしょう。
神社跡では神社だけでなく東屋も壊れそうです。

神社跡からの下りは急で、落葉の下に滑りやすい岩が隠れていて結構神経を使いました。

特にこのトラロープがある場所が滑りそうでした。トラロープを使ってなんとか滑る事無く通過できましたが。

岩山が出てきました。小さな岩で簡単に越せましたが。

ところが、その先に大きな岩がでてきました。その岩に登るのはかなり手強そうです。

しかし、心配にはおよびませんでした。踏跡はその大岩の手前で右に巻いていました。

登山道は小さな尾根を跨ぐと、急傾斜の植林地をジグザグに下りていきました。

そして小さな尾根に乗ってそこを下りました。

小尾根の突端近くで右側の谷に下りていくのですが、そこで、一休みしました。その谷には見事な紅葉がありました。

休憩後、紅葉を楽しみながら谷へ下りていきます。紅葉は見事なのですが、登山道は落葉に包まれて滑りやすくなっています。谷に滑り落ちたらケガだけでは済まないでしょう。



沢に降りてきました。

ピンクテープの場所で渡渉。

対岸には林道が残っていました。

林道から見上げると、桧沢岳の本峰辺りが見えました。

渡渉後、約20分で、駐車地まで戻ってきました。私達以外にも4台の車と2台のバイクが分散して路肩に駐まっていました。
まだ、正午前です。こんなに早い時刻に下山したのは久しぶりです。
歩いた時間は少ないので体力としては疲れていないのですが、結構神経は疲れていました。これが私にとって西上州らしさなのかも知れません。でも、また行きたくなります。

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