2020年9月29日 子持山

群馬の子持山へ行ってきました。獅子岩にも登りました。ただ、残念な事に曇り空で景観を楽しむ事はできませんでした。
KRさん、NGさんとの3人旅です。

獅子岩。

ルート数値
距離 7.2Km 累積標高 +910m,-910m 所要時間 5時間35分 (休憩込) 天気:曇

行程
5号橋駐車場8:20 – 登山口8:37 – 稜線分岐9:25 – 9:49獅子岩10:05 – 柳木ヶ峰10:50 – 11:08子持山山頂11:30 – 柳木ヶ峰11:55 – 7号橋分岐12:15 – 12:45浅間12:58 – 5号橋分岐13:12 – 13:55 5号橋駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
メンバー写真ページはこちら

数日前の予想では29日の天気が良いということで計画を立てたのですが、晴れの天気が1日早まってしまったようです。最近、天気予報が微妙にずれてきます。
北関東自動車道を西に進むと、電光掲示板に前橋・渋川間で事故による通行止めが発生したとの表示がありました。それで、駒形ICで自動車道をでました。しばらくは快調に進めたのですが、渋川近くになって渋滞が発生。少し大廻りをして子持山の麓に着きました。神社横を過ぎると林道は沢に下りてから沢沿いに登って行きました。5号橋手前の駐車場は7-8台は駐まれそうで、そこに駐車。少し下流にも駐車場がありました。2台が既に駐まっていて、私達が準備中にさらに1台やってきました。平日でもそれなりに登山者はいるようです。

こんな掲示がありました。多分、「険しい場所もあるので初心者は注意して下さいね」という意図なのでしょうが、へそ曲がりの私は、山に上級、下級の身分があるのかと穿って読んでしまいます。

6号橋駐車場。車はここまで。

6号橋の上は、大きく崩落している場所があります。多分、補修はできないでしょうね。

7号橋駐車場。立派な駐車場ですが、車はここまで到達できません。この先に簡易トイレがありました。使えるかどうかは不明です。

岩の下に神社がありました。

登山口に到着。立派な標識です。

でも、そこからは板張りの登山道です。横棒をしっかり踏んでいないと滑ります。ストックのゴムも滑りました。

太鼓橋を渡ると、屏風岩の下です。大きな岩です。

杭に「役の行者像」と書かれています。像は杭の前にあったようですが、よく分りません。

見事な木です。岩にしがみついています。

谷沿いに踏跡は付いていますが、ハッキリしない場所もあります。でも谷を登るだけです。迷うことはありません。

屏風岩と書かれた板が落ちていました。岩の上へ行けるようです。ガイドブックに屏風岩から尾根を登るコースがあると書いてあったので、そちらへ行くのでしょう。想像するに、かなりハードそうです。

下から見ると黒く見える岩がありました。大きな動物のように見えましたが、近づくとこんな岩でした。

まもなく稜線にでるという場所にこんな標識がありました。いつか左に行ってみようかなと思ったりします。

稜線にでました。

展望台方向。岩がありますが、それは展望台ではなさそうです。その先に反射板があるようなのでそちらでしょう。

少し登ると、尖った岩が見えました。

尖った岩の左へ踏跡があります。進むと南東に眺望が開けていました。反射板も見えます。

少し霞んでいますが、蛇行して流れる利根川も見えました。

岩の横で眺望を楽しむ二人。現場では気付きませんでしたが、岩はかなり割れていますね。大きな地震がくると崩れそうです。

尾根に戻って少し進むと、獅子岩に登る道と巻道の分岐があります。左に登って、獅子岩へ向かいました。

岩の多い道を15分程登ると獅子岩直下にでました。
獅子岩の説明板。要するに、火山の火口の溶岩が固まって、廻りの土が崩れて、岩が残ったのが獅子岩ということです。もしこの火口で噴火があると獅子岩がそっくり吹き上げられるということでしょうか。

直下からは鉄ハシゴを登ります。固定されたハシゴでは無く、吊りハシゴです。写真はNGさんが、登っている私を撮ってくれたものです。

ハシゴを登って、少し左に移動すると、今度はクサリがぶら下がっている岩を登ります。足を置くスタンスが掘られているので何とか登れます。
その上は少し這って進みますが、ここは下りの時少し怖くなりました。

岩の頂上には「御嶽山神社」の石碑がありました。横には「八海山神社」「三笠山神社」も掘られています。

獅子岩の上からの眺望。
浅間(せんげん)方向。最後に下る尾根が見えました。その先に榛名が見える筈なのですが、今日はよく見えません。

西側。小野子山方面。

子持山山頂はガスに包まれていました。

岩を下りて横に回ると、ロッククライミングのゲレンデになっているようです。スリングが残っていました。

獅子岩から巻道との合流地点への下りも岩場の連続です。

合流地点。ホッとしたところで、この先で大休止。

休憩後、登山道を進んで、振返ると先程の獅子岩がきれいに見えました。確かに獅子舞の獅子に見えます。大黒岩とも言うそうですが、どの部分が大黒様なのでしょう。右側の岩が打ち出の小槌に見えるのかも・・・不明です。

しばらくは歩きやすい稜線歩きです。

獅子岩・浅間・子持山山頂の分岐ピークです。柳木ヶ峰という名前なのだそうです。

山頂を目指します。
まもなく山頂です。

最後に、岩場が続きました。

こんな表示がありました。現地では「ラマ岩」と思っていたのですが、帰宅後調べると「パノラマ岩」でした。ちなみに、クラシックルートというのは屏風岩から続く岩尾根のルートのようです。

この上がパノラマ岩らしい。

最後の岩場。

やっと子持山山頂に着きました。
十二山神社の石碑が正面にあります。

山名板。

三角点は一等です。

ガスで眺望はダメ。

大休止して下山開始。
パノラマ岩分岐を過ぎて、見晴しの良い場所から正面に獅子岩が見えました。

振返ると大きな岩が、どうやらこれがパノラマ岩のようです。確かに眺望は良さそうですが、滑ると一巻の終わりです。

柳木ヶ峰から浅間(せんげん)方向に進みました。
笹は背丈が低いので苦になりません。でもその先は急な下りが続きました。

7号橋への分岐。「大ダルミ」と言うそうです。ヤマレコを見るとここから下った例が多いようです。

1000mピークにある不思議な石祠。「牛十二」の石碑なのだそうです。 「はに丸」のようですね。「お~い」と声を掛けたくなります。

歩きやすい尾根が続きますが、一部、ヤセ尾根もありました。

浅間山に到着。分県登山ガイドには「浅間(せんげん)」と表記されていました。

石祠が3基あります。一基は急斜面のすぐ隣に置かれていました。

石碑もあります。

少し休んで下山再開。
お辞儀している岩。

樹間から獅子岩が見えました。

5号橋への分岐。ここから左に下りました。

途中、ビバークに使えそうな岩穴がありました。溶岩がブリッジのように固まったのでしょうか。
上から。

下から。

歩きやすいのですが、結構急な場所もあります。自然林の尾根なので快適です。紅葉すれば見事でしょうね。

カモシカに会いました。少し小柄なのでまだ子供なのでしょうか。私達の方をじっと見ていました。

私達が「おいで」と言っても、当然近寄ってきません。振返りながらゆっくりと去って行きました。

右手が植林地になると、沢音が聞こえてきました。

駐車場が見えてくると、少し急になりますが、木に掴まって下りました。
無事、5号橋の駐車場に下りてきました。車は私達のものしか残っていません。

本日、山中で会ったのは単独男性(獅子岩巻道から下ってこられました)、男女ペア(獅子岩上で写真を撮って貰いました)、単独女性(山頂で写真を撮って貰いました)の3組でした。

下山後は、ユートピア赤城で汗を流しました。
そして、2週間前と同様、永井食堂でお土産を買ってから帰路につきました。
今日の歩きは距離は短いですが、岩場の多い尾根歩きで結構疲れました。次回は紅葉時期に訪れたいものです。

カテゴリー: 上州 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です