2019年9月1日 牛形山

牛形山は岩手県の山です。焼石岳の北東に位置します。最初はブナ林のきれいな登山道を歩くのですが、トラバース道では背の高いアザミ系の草が多くなり、おまけに傾斜も強くなるので結構歩きづらい山道でした。
残念ながら、焼石岳は雲の中でした。
6人旅です。
下山開始。山頂から北西に延びる尾根を下ります。

ルート数値
距離 9.0Km 累積標高 +950m,-950m 所要時間 7時間00分 (休憩込)

行程
夏油温泉5:50 – 6:20経塚牛形分岐(一合目) – 7:40五合目 – 8:44水場8:50 – 8:55鷲ヶ森分岐(八合目) – 9:16牛形山9:50 – 10:10鷲ヶ森分岐 – 11:25五合目 – 12:30経塚牛形分岐 – 12:50夏油温泉

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
花は別のページにまとめ中です。

前夜の内に登山口のある夏油(げとう)温泉で待機できるように、鹿沼を15:30に出発して、20時過ぎに夏油温泉に着きました。トイレのある駐車場で仮眠。
翌朝、夏油温泉はまずまずの天気でした。

我々の他にも、登山者がいましたが、経塚山へ向かったようです。

まず、温泉地の北側の斜面を西に登っていきます。

すぐ、廃林道にでました。

その林道を直進すると、石灰華が見られる場所に行くようですが、今は行けないようです。途中から斜面をジグザグに登っていきます。

もう少し立派な林道にでました。そこは経塚・牛形分岐でした。経塚山へはその林道を進み、牛形山へは山道に入っていきます。牛形山へは合目の標識があるのですが、その分岐が一合目になっていました。

10分程でなだらかな尾根にでました。

三合目辺りから少し尾根を離れて斜面のトラバースが増えます。

そして、五合目を過ぎると急な坂道も出てきます。

六合目に到着。そこは、牛形山から東北東に延びる尾根上です。

登山道はやがてその尾根の北側の斜面に入って、大きく反時計回りにトラバースするのですが、そのトラバース道は歩きづらい道でした。

急な斜面の細いトラバース道で、おまけにアザミ(トゲは少なめの種類でした)が群生しており、薄いシャツの上からもチクチクと攻撃してきます。

ロープ場。草地なので掴むものがロープしかありません。

トラバースの途中に七合目があります。

トラバースはまだ続きます。

北方面のやまなみ。白っこ森と鷲ヶ森山です。同じような山に見えるのですが、どうして白っこ森に「山」が付かないのでしょうか。

トラバース道の終わりに水場があります。豊富な水が流れていました。

八合目に到着。ここは白っこ森への分岐です。

その分岐周辺は湿地になっていて、オニシオガマ・ピンクがかった美しいダイモンジソウを見ることができました。しかし、木道が滑るので要注意。
その先は急な登りです。躊躇すること無くロープをしっかり掴んで登りました。

主稜線にでると九合目でした。

そこからは牛形山を眺めることができます。山頂部はなだらかになっています。その姿が牛形なのかもしれません。稜線は背の低い灌木に覆われています。登山道には岩が多かったのですが、乾いていたので助かりました。

九合目から10分で牛形山山頂到着。


経塚山と天竺山。

焼石岳は雲の中でした。焼石岳への縦走は経塚山経由のようです。牛形山からの尾根は濃密な藪でした。山頂からそちらに向かう踏跡は見られませんでした。

大休止して下山開始。計画では白っこ森・鷲ヶ森経由で周回する予定でしたが、それでは帰宅が遅くなりそうだということで上ってきた道を下ることにしました。

九合目からの急な下り。

トラバース道。

急な下り。

その先に、アザミが刺々しく待っています。
ブナ林まで戻ってきました。

その先で少し小雨に降られましたが、雨具を着るほどではなく、まもなく止んでくれました。
下山後は夏油温泉で汗を流してから帰路につきました。
岩手には他にも面白そうな山は多いのですが、遠いのが難点です。帰宅したのは20:30頃でした。

カテゴリー: 尾瀬・東北 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です