山王峠から太郎山を往復しました。私にとって初めての太郎山です。何度も計画はしていたのだが、実行できていません。私にはそのような山が実に多いのです。今は花の好時期とはいえませんが、標高が上がるとコイワカガミ、キバナノコマノツメなどの花を楽しむ事ができました。また、梅雨の晴れ間ですが、風が心地よく、汗をどっさりかく事もありません。眺望も楽しめました。4人旅。
太郎山山頂。
ルート数値
距離 8.1Km 累積標高 +1,080m,-1,080m 所要時間 7時間45分(休憩込。コースタイム6:40)
行程
小山5:30 – 山王峠登山口7:25 – 8:28山王帽子山8:48 – 標高1919mコル9:17 – 10:42小太郎山11:02 -11:37太郎山12:02 – 12:35小太郎山12:40 – 13:42標高1919mコル13:47 – 14:15山王帽子山14:25 – 15:10山王峠登山口
経過
花の写真はこちらのページにまとめました。
向野運動公園から出発。日光へは鹿沼経由で行くことが多いが、今回は新4号と日光自動車道経由で行った。予想より少し早めに着くことができました。
登山口近くの林道路肩の広くなっている場所に駐車。登山口には「太郎山」の標識がある。「山王帽子山」ではないのが面白い。
登山道は笹に覆われていることを予想したが、きれいに笹刈りされていました。多分、昨年に刈られたのだろう。
30分ほど急登を進むと、急に青空が広がった。ダケカンバの新緑も気持ちいい。
また、樹林帯に入った。登山道は所々で深くえぐられていて、脇を歩かざるを得ない場所も多い。ただ、掴まる木もあるので困難な場所はなかった。
樹林帯を抜けた。振返ると白根山がきれいに見える。右に金精山が少し頭をかしいでるように見えるのが愉快だ。
山頂部は広い。見晴しの良い場所へ移動しながら眺望を楽しむ。
男体山。こちらから見ると、山頂部が広く見える。火口部が手前になるようだ。
戦場ヶ原の開拓地。観光道路からはよく見えないようになっているが、上からは畑が広いのがよくわかる。
会津駒ヶ岳から三岩岳への稜線にはまだ雪が残っています。今年の雪は麓には少ないが尾根には多いと聞いていたがその通りのようだ。
山王帽子山を東に下るとすぐ大きな倒木にぶつかった。倒れてからまだ新しいようだ。潜れないので踏跡に従って少し右寄りを踏み越えた。
山王帽子山の東は笹刈りされていないのだが、標高2000m付近のなだらかな場所はきれいに刈られています。
太郎山への登りに取付く。小太郎山までは400mも登らねばならない。
ハガタテ薙分岐跡。字の読めなくなった看板には、「非常に危険。進入禁止」などと書かれていたのでしょう。最近もわずかに歩く人がいるようですが、落石の巣窟のようです。
この辺りから、シャクナゲが少し見られました。もちろん、花の時期は大概過ぎています。のんきものがわずかにのこるだけ。
急登を登ります。
標高2100mを越えた辺りからコイワカガミが見られました。見頃です。
小真名子山、大真名子山。左が小真名子山、反射板が見えました。
剣ヶ峰。岩はしっかりしていたので、怖くはありませんが、慎重に登ります。左下に巻道がありました。
小太郎山と太郎山との間のコルは崩落が進んでいます。太郎山側から撮る。
その先で新薙からの登山道と合流してすぐ山頂でした。
山頂到着。
石祠。何故か新しい方は傾いているように見えました。お札も古い方にしか祀られていません。
休憩していると、夫婦と思われる中高年二人連れが登ってきました。私たちにお構いなしに忙しく動いて下山していきました。新薙方面へ下りたようです。ピークハンターなんでしょう。
私たちも下山開始。
山王帽子山が見えます。まだ、かなり下ってから、登り返さなくてはなりません。
山王帽子山で大休止してから最後の下りに挑戦しました。
無事、山王峠に到着。
足を痛めていたMさんも快調に歩いていました。もう、全快したようです。山は久しぶりもSさんも元気でした。