2019年6月17日 大小山

大小山へトレーニング山行に行った。できるだけ長距離を歩こうと長林寺までの往復を計画したのだが、少し日和って、林道に下りたところで折り返してしまった。
今日は、日差しはきつかったが、風が強めで気持ちよく尾根歩きができた。また、風のおかげでこの時期としては眺望も良かった。
一人旅。
スカイツリーは朝だけで無く昼過ぎも見えていた。

ルート数値
距離 13.6Km 累積標高 +1,520m,-1,520m 所要時間 7時間10分(休憩込)

行程
阿夫利神社前 7:35 – 8:02西場富士8:08 – 9:00妙義山9:10 – 越床峠10:07 – 10:17番屋10:32 – つつじ山10:50 – 林道入口11:38 – 12:30つつじ山12:40 – 越床峠13:05 – 14:08妙義山14:12 -(男坂)- 14:45阿夫利神社前

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたコース

経過

梅雨の晴れ間に山に行こうとしたが、17日は天気は回復するが風が強いという。日光の山でも15m以上の風が吹くという。仕方がないので、近くの低山をあるくことにした。久しぶりの一人旅だが、昨秋の骨折以来、一人で歩くのは人の多い近場の低山だけで、それ以外では家族の同意が得づらいのだ。

阿夫利神社前の駐車場には数台駐まっていた。平日なのでこんなものだろう。
ジオグラフィカをセットして歩き始める。
今日は、距離を少し多めに歩きたかったので、久しぶりに西場富士に寄ることにした。
登山口の稲荷神社。

庚申塔が二つある。一つは寛政年間のものらしい。庚申塔は各所でよく見るので、私には特別な感慨はないが、これを建てた人にとってはそれぞれ強い特別な思いがあったのだろう。

稲荷神社に無事を祈願した。お稲荷さんは商売の御利益はよく聞くが、安全祈願して果たしてご利益はあるのだろうか?

神社を東にすすむと西場富士への登り口がある。イノシシよけの柵があるが、簡単に開け閉めできる。

急な山道を登ると、西場百観音からの山道と合流した。西場百観音へは一度行ったことがあるが、その時は、今回の登り口まで戻ってから西場富士に登った。いつその山道はできたのだろう。後日あるいてみたい。

西場富士山頂に到着。

樹間に本物の富士山を見ることができた。

山頂で水分を補給して歩きはじめた。
秋葉神社。

山頂から10分で赤見分岐。赤見方面に下りたことはない。

大小山キレット付近でシモツケが咲いていた。この後にも数株みたが、この花が一番きれいに咲いていた。

キレットは倒木・土砂崩れで崩落が進んでいた。

キレットの上は展望の良い岩がある。日光方面。男体山は山頂部に雲がかかっていた。

少し進むと大岩が鎮座している。石祠が祀られていた。

大岩の左を登ると岩の上にでる。スカイツリー・新宿の高層ビル群が見える。

標高230mピーク。城山(じょやま)というのは何処なのでしょう。「やまの町 桐生」によると、「城山という字名もあるそうです」となっている。

この高さになると、筑波山も三毳山の向こうに姿を見せる。

そこから南西に尾根を進むと岩場がある。巻道もあるが、岩を進むこともできる。
マンガンを堀ったという穴もある。そこから麓の雲龍寺方面に下る道らしきものがあるが、落葉が厚く積もっていて久しく歩かれていないようだ。

妙義ルートに合流。

妙義山に到着。ここで単独の中年女性ハイカーに会う。大小山方向に下って行った。

山頂からの景色。
丹沢から富士山。

雲取から奥秩父方面。

甲武信岳から西上州の山々。

荒船山から浅間山方面。

榛名山方面。

大雑把に写真を撮って、越床峠へ向かった。
ロープのある大岩では木が倒れていた。岩の多い場所では良く見られる光景だ。
岩の上から。

横から。

大岩を下から。

鷹ノ巣分岐の北側のピークには「毛野山」という山名板があった。311mという標高はどのようにして得たのだろうか?地形図では300mに到達していないが。

蛙岩の岩場を過ぎて、「間ノ山」という山名板のあるピークを過ぎて、越床山の手前の大岩で白い花を見つけた。

写真を撮っていると、カメラを手にしたオジサンが通りかかって、「テイカカズラ」だと教えてくれた。実はこの名前を復路ではもう忘れてた。藤原定家の「テイカ」か、覚えてられるなと安心していたのだが、気付いたときには藤原定家も思い出せなくなっていたのだから情けない。何かに関連して覚えたと言う事は覚えていたのだが。結局、帰宅後、「四季の山野草」サイトで検索してやっと名前を思い出すことができた。山中でもきちんとメモをとらないと駄目だと痛感。
誰もいない番屋で大休止してエネルギー補給。
番屋からは鉱山山頂へ行くつもりだったが、分岐で急に日和ってトラバースコースへ進んだ。
尾根にでると大坊山がきれいに見えた。

つつじ山に到着。浅間山・榛名方面。

赤城方面。

つつじ山から少し下ってから長林寺方向へ進む。少し下ると、「通行止め」標識がある。この方向には鹿島園へ伸びる岩稜があって、かつて、そこで休んでいて蜂に追われた事がある。

この先に行くのは久しぶりで、その時の記憶は無いので新鮮な気持ちで歩けた。
標高220mピーク。正面に岩尾根が見えた。その尾根のピークは復路で通過した。大岩がある。

大月町方向に尾根が伸びている標高220mピーク。ここにもベンチがある。この辺りはピーク毎に休めるようになっている。

初心者コースと健脚者コースの分岐。健脚者コースに行くと先ほど見た岩尾根のピークへ行く。ここは初心者コースへ進んだ。ピークをきれいにトラバースした歩きやすいコースだ。

すぐ健脚者コースと合流する。こんな標識があった。「赤城山」の方向には浅間山・榛名が見えた。

その標識のすぐ下でまた初心者コースと健脚者コースに分かれた。今度は健脚者コースを進む。急な下りだった。このコースは下るのはおすすめ出来ない。
初心者コースと合流してすぐ林道にでた。大きな看板もあって車も数台駐められる。

ここから長林寺まではまだ1.2Kmあるらしい。林道・車道歩きもある。ここで引き返すことにした。
まず初心者コースを進むと展望台があった。丁度、日陰になって休むには好都合だった。

その先は健脚者コースに進んで、大岩は左に廻り込んだ。
大岩の先は「あわぎ山」というらしい。「足利百名山」なのだそうだが、百名山選定者の苦労が忍ばれる。

ちなみに今日歩いたコースには5つの百名山があったようだ。
秋葉山(西場富士)、妙義山、つつじ山、あわぎ山、鷹ノ巣山(大小山)。もちろん、大坊山もそのメンバーだが今日はそこには立ち寄っていない。

一気に戻った。番屋近くのピークでムカデを見た。百には足りない足だが、くちばしは鋭そうだ。噛まれたくない。

妙義山から大小山へ進んだ。展望台の下は木が随分と伐採されて、少し下ると「大小」がきれいに見えた。この写真を撮らせるために木を伐採したのだろうか。

無事下山。このコースは小さなアップダウンが多いので疲れるがトレーニングには良い山だ。きょうは、風があったので汗の量も少なかく快適に歩けた。ただ、右足首にはかなり疲れが残っているようだ。今日山であったのは13人だった。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

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