アカヤシオを目当てに袈裟丸山へ行きました。見事でした。前袈裟丸の南東尾根も小丸山周辺も見事に咲いていました。南東尾根は我々パーティだけの静かな尾根でしたが、一般登山道では人だらけでした。袈裟丸のアカヤシオの人気はさすがです。今年のアカヤシオは本数も色も花の付き具合もすばらしいものでした。
5人旅です。
南東尾根のアカヤシオ尾根を登る。
ルート数値
距離 11.6Km 累積標高 +990m,-990m 所要時間 7時間40分(休憩込)
行程
折場登山口P6:05 – しゃくなげ橋6:30 – 尾根取付7:35 – 南東尾根に乗る8:10 – 標高1701地点9:02 – 登山道に合流10:00 – 10:05前袈裟丸山10:35 – 11:20避難小屋広場11:30 – 11:45小丸山11:50 – 12:20雨量観測所(1607mピーク)12:30 – 賽の河原12:50 – 13:45折場登山口P
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルートです。
経過
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折場登山口は混雑が予想されるので前夜の内に駐車場に行っておこうということで、前日夕方に出発。7時過ぎに到着するとすでに1台駐車していました。軽く宴会して、寝る前に確認すると駐車台数は4-5台になっていました。そして翌朝、5時前には駐車場は満車でした。
6時過ぎに出発。すでにかなりの路駐があります。
折場橋。3年前はここから入りましたが、今回は作業道を利用するのでもっと先まで大回りします。
しゃくなげ橋の先を右に入って作業道に進みます。遮断ポールがあります。
30分程、作業道を上ると峠にでました。そこからは東に笹尾根が、右下には大岩が見えました。大岩はアカヤシオで有名ですが、すでにその時期を終了しています。
笹尾根を登ります。笹は膝下ですので邪魔にはなりませんが急傾斜は堪えます。
標高1500mを越えて、南東尾根稜線に到着すると、アカヤシオが見られるようになりました。
また始ります。この尾根は西斜面にもアカヤシオが広がっているようです。
1701m地点に到着。3年前はここから南東に伸びる尾根を登ってきました。
シャクナゲが増えてきました。蕾はかなり見られました。1ヶ月後ぐらいが見頃なのでしょうか。
前袈裟丸への急登前のコル。この尾根のアカヤシオはこの辺りで終わりです。振返って撮っているので後ろは南東尾根です。
合流地点から5-6分で前袈裟丸山山頂に到着。大勢の登山者が休んでいました。
山頂の少し北に北側の眺望が開ける場所があります。正面に後袈裟丸山が陣取っています。
後袈裟丸山の右手には中・奥袈裟丸山が続き、その奥には皇海山が見えて、白根山が薄く白姿を見せています。
後袈裟丸山の左手には至仏山、武尊山が見えました。アップします。
少し下って南東方向を見ると、登ってきた南東尾根が見えていました。その尾根は薄くピンクに染まっていました。その向こうは弓の手コースの尾根です。
登山道は急な下りになります。下からは次々に登山者が登ってきます。随分と年配の方も登ってきます。登山道は滑るので慎重に下りました。
急傾斜を下った場所で袈裟丸連峰が見えました。
トイレ。前回は使用禁止になっていましたが、今回は使えるようでした。
少し休んで、小丸山へ向かいました。途中からまた見頃のアカヤシオが見られました。
ゆっくり休んでいられないので退散します。
小丸山から賽の河原までアカヤシオの見頃が続きました。今年のアカヤシオは持ちが良いようです。
小丸山からの下り。
1607mピークには雨量観測施設があります。ここもアカヤシオが満開でした。
標識に英語表記がありました。それが必要な時代になったのでしょうか?
展望台。初めてここに来たときに50肩で腕が上がらず登れなかった事を思い出しました。
樹林帯に入っていく。この辺りは今年は新緑の出が遅いようです。3年前はもっと新緑が出ていたような気がします。
無事、登山口まで下山しました。駐車場には観光バスが止まっていました。あの林道を上ってくるとはかなりの腕前のようです。
下山後は、かじか荘に立ち寄って汗を流しました。少しぬめりのある湯でした。かじか荘には、前に何度か立ち寄った事があるのですが、改装されて快適になっていました。
袈裟丸山では最初に塔ノ沢コースを歩いていますがそれ以来歩いていません。次回は静かな塔ノ沢を歩いてみたいと思います。袈裟丸周辺は未踏の尾根が多いのですが、アプローチが遠くて、難易度も高いのでなかなか歩く踏ん張りがつきません。