2019年4月1日 尾出山(南東尾根)

尾出山南東尾根は2013年12月に歩いているのですが、今回Sさんの計画に参加して再訪することになりました。6年前はがむしゃらで皆に付いていくのが精一杯だったのですが、今回は多少ゆとりがありました。とはいえ、このルートの岩は歩きがいがあります。今度はじっくりと岩毎に複数の登り方に挑戦して記録したいものです。尾出山の南東は伐採が進んでいました。今後どうなるのか心配です。4人旅です。

尾出山の南東部は大きく伐採が進んでいました。

ルート数値
距離 9.5Km 累積標高 +1,100m,-1,100m 所要時間 8時間20分(休憩込)

行程
林道路肩駐車地7:42 – 8:52 188号鉄塔 9:05 – 669m地点 10:45 – 11:00 700mピーク 11:15 – 12:42 尾出山 13:05 – 14:45 高原山 14:50 – 15:28 186号鉄塔 15:33 – 16:02 駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色ルートが今回歩いたルートです。

経過
寺沢林道脇の広くなった場所に車を止めました。最初はもう少し山側に駐めたのですが上を見ると石が落ちてきそうなので少し移動しました。

林道を少し戻って、対岸に古い橋が見えてきたら、沢を渡ります。

以前は、東電の巡視路を使って谷に入っていったのですが、倒木に遮られて奥に進めません。

見ると、右上に林道が見えます。倒木を越えて林道に登りました。

林道は永らく使われていない状態です。傾斜も強いので車の通行は無理で、ブルドーザーで移動したのではないかと思われます。林道はジグザグに高度を上げて行き止まりになりました。そこからトラバース気味に急斜面を這い上がりました。Sさん撮影。

取付いた尾根も急でした。

でもすぐ傾斜は緩やかになって、まもなく188鉄塔につきました。小休止。Sさん撮影。

南東尾根は岩だらけです。鉄塔の先からすぐ岩が始まります。
最初の岩は少し左に廻ってから岩に登りました。木の根は貴重なホールドです。

次の大岩?。正確には覚えていません。

630mピークで一休み。現在位置確認。最近はスマホアプリが主流になっています。

岩場を下る。

大岩の右をトラバース。右側は切れています。滑ると止まらないでしょう。

次の岩に挑む。

標高669地点手前のピークに登るときに振返ると、谷倉山南東のキレットが見えました。数年前にSさんにロープ確保してもらって登りました。

その先で驚きました。すぐ左下に林道ができているのです。

なだらかな700mピークで大休止しました。
尾出山南東のコル。まもなく尾出山まで急な登りが始まります。そのコルのすぐ下で伐採作業が進んでいました。作業している音が聞こえました。作業道もあります。

コルから急な尾根を登ると、大岩が登場します。その岩は巻けません。

大岩の上からは稜線まで急傾斜のガレ場が続きます。前回ここで落石の恐怖を味わいました。落葉の下が不安定な浮石なので慎重に足場を選びながら登ります。こういう場所では樹木が一番のホールドなのですが、本数が足りません。ストックを取出して這うように登りました。

佐藤さん撮影。

約15分掛けてガレ場を登りました。
無事、尾出山山頂に到着。誰もいない静かな山頂です。花はまだ咲いていません。

ここで大休止してから下山開始。ここの下山は一般ルートなのですが、急傾斜の下りが続きます。

尾出峠(嶽ノ越)に下りてきました。左側(東)は伐採地です。

かつての登山道はどうなっているのでしょうか。見てみたい気がしましたが、計画通り高原山へ向かいました。振返ると尾出山。

山田山に到着。素通りします。

大久保の頭の北側。この辺りは気楽な尾根歩きです。

大久保の頭からは南東に急な尾根を下ります。

高原山に到着。三等三角点もあります。

振返ると、尾出山がきれいな山容を見せていました。その右奥は横根山でしょう。

まもなく鉄塔。

鉄塔からは巡視路をジグザグに下って次の鉄塔を目指します。

約25分で186鉄塔に到着。

南東尾根がきれいに見えました。見るだけでも険しい尾根であることが想像できます。

鉄塔から巡視路・林道を経て駐車地に戻りました。
前回は6:10で歩いたのですが、今回は2時間以上多く掛かりました。その内の30分は倒木を避けるために掛かった分ですが、それ以外でも90分は余分に時間を要しています。
でも、厳しいですが、楽しい歩きでした。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

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