2019年3月23日 東蓬莱山・陣地

久しぶりに安蘇の地味な尾根を歩いてきました。Sさんの計画に乗せてもらったのですが、入山地点から主稜線までは初めて歩くルートで、稜線上は5年前に歩いています。午前中は曇り空で冷たい風が吹いていました。
3人旅です。
氷室山の南で尾根は新しい林道に切られていました。

ルート数値
距離 10.2Km 累積標高 +1,330m,-500m 所要時間 6時間45分(休憩込)

行程
上大戸路肩8:05 – 9:55東蓬莱山10:10 – 856m地点11:35 – 12:10陣地12:25 -1030m地点13:10 – 14:50林道峠駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色のルートが今回歩いたルートです

経過
安蘇には私がまだ歩いていない尾根が沢山あります。すこしずつ歩きたいのですが、最近は他の山域に行くことが多くてなかなか安蘇の尾根を歩く機会がありません。その大きな理由は、昨年の骨折以来、妻に一人歩きを止められているからです。今回、Sさんが東蓬莱山から氷室山へ歩く計画を立ててくれたのでそれに参加させてもらって久しぶりに安蘇の尾根を歩くことができました。
2台の車で作原沢入林道を進みました。峠に私の車をデポして、林道を戻りました。入山地点は、最奥の住宅近くです。
勝道上人の名を刻んだ石門近くの路肩に駐車しました。

少し戻って、東の谷に入る林道を進みました。左は作原沢入林道です。

林道はすぐ2つに分かれます。左に進むと、「大戸配水場」がありました。水道を供給しているのでしょうか。この辺りですと、井戸を掘れば美味しい水が得られると思うのですが。

林道は荒れていて、車では進めませんが、歩くには十分です。

ジグザグに折り返すと、まもなく尾根です。

尾根にでました。

石祠がありました。寛政9年4月に建立されたようです。

本日の主尾根にでました。

少し右に下って、東蓬莱山へ向かいます。

東蓬莱山に到着。三等三角点があります。

少し離れて、石祠がありました。

植林地を進んで。

良い感じの細尾根を登って。

伐採地も通ります。

856m地点の南の小ピークにも壊れた石祠がありました。先の右側のピークが陣地のようです。

右手には三角の尾出山が見えます。

左手は熊鷹山・十二山の稜線です。

陣地への登り。

陣地に到着。本日2つめの三角点。かつて訪問したときは「陣ノ手」という山名板でしたが、今は「陣地」が一枚に替わっていました。ネットで検索すると2014/12月は「陣ノ手」で2015/12月は「陣地」です。その間に入れ替わりがあったようです。

そこからはできるだけ巻道を使いました。この尾根は参詣道として使われていたからでしょうか、巻道がかなりあります。巻道から復帰して振返ると、巻いたピークに祠が見えました。巻道は楽ですが時々大切な発見を見逃すことがあります。また、巻道を使うとルートを間違いやすいので、私は単独で歩くときはできるだけ尾根を忠実に歩くようにしています。

広い尾根にでました。この先で尾根は西に廻って、1030m地点に至ります。

樹間に男体山が見えました。

1030m地点の北の小ピークでルートを間違えそうになりました。北東の尾根に下りそうになりました。北西に主尾根は続くのですが急な下りです。少し戻ると、薄い踏跡の巻道が倒木に隠れていました。ハッキリしない巻道を慎重に辿ると、わずかに記憶に残る急傾斜の登りが右に見えました。5年前にふかふかの草付を這い上った斜面です。そこのコルにも壊れた祠がありました。

氷室山方面です。

作業道を進むと

新しい林道に飛び出しました。5年前にはなかった道です。秋山と作原を結ぶのでしょうか。

林道を少し西に進んでから尾根に復帰することにしました。後で、右に進むと尾根に復帰しやすい事がわかりましたが。

広い尾根を進むと、壊れてバラバラになった祠がありました。

「小氷室山」。山名板に後で「小」を追加したようです。かつては「氷室山」になっていたように記憶しています。氷室山は複数あったのです。

そこからは、栃木百名山の氷室山にも寄らず、宝生山も巻いて、駐車地に向かいました。私たちの車以外にもう一台止まっていました。帰り支度をしていると、熊鷹山方面から男女二人組が下りてきました。
駐車場からは袈裟丸から皇海山、白根山までがきれいに見えました。

作原沢入林道を作原方面に下りましたが、林道脇の湧水が少ないのが気になりました。今年は雨が少なかったからでしょうか。この時期はいつも少ないのでしょうか。熊鷹山の下山でケガをしたときに湧水で足を冷やした時は豊富な水量だったことを思い出します。
人里に下りてくると、猿を見かけました。この谷には猿が目立ちます。今回は風呂に寄ることもなく帰路につきました。

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