2018年 8月3日 至仏山

6年前に雨の中、歩いた至仏山へ行ってきました。花を目当ての山歩きだったのですが、花は適期を外していたようです。でも、下界のうだるような暑さを忘れて、爽快な尾根歩きを楽しみました。Kさんとの2人旅です。
尾瀬ヶ原の先に燧ヶ岳。この光景は見事でした。

ルート数値
天気:晴れ
距離 12.2Km 累積標高 +1,020m,-1,020m 所要時間 7時間5分(休憩込)

鳩待峠8:00 – 9:00山の鼻9:30 – 12:30 至仏山 12:45 – 13:30 小至仏山 – 15:05 鳩待峠

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート

経過
花写真ページはこちら

6年前は鳩待峠からの往復だったのですが、今回は山の鼻経由の周回です。
戸倉7:50発のバスに間に合うように早めに出発しました。約2時間半で戸倉第一駐車場に到着。
バスの前に乗合タクシーが出るというのでそれに乗りました。約20分で鳩待峠下の駐車場に到着しました。新しい駐車場です。6年前には無かったと思うのですが。バスもタクシーもこの駐車場が終点です。

1-2分歩けば、鳩待峠。

さあ、出発です。

山の鼻までは緩い下り坂を1時間歩きます。最初は石が敷き詰められていましたが、大部分は木道です。廻りには沢山の花を期待していたのですが、少なめでした。

ヨセ沢を渡る。

その先に、景気よく水の噴き出している水場がありました。でも、「飲み水に適していない」のだそうです。飲めそうなのですが、何か混ざっているのでしょうか?

テンマ沢を渡る。

川上川を渡る。

鳩待峠から1時間弱で山の鼻に到着。

木陰でゆっくりとエネルギー補給しました。休憩後少し尾瀬ヶ原に進んで景色を楽しむ事にしました。
尾瀬ヶ原から至仏山。こちらから見ると、緩やかな尾根が強調されて簡単に登れそうな気がします。登山道がほぼまっすぐ延びています。

尾瀬ヶ原から燧ヶ岳。こちらの方は険しく見えます。

山の鼻に戻って、至仏山へ向かいます。

少し道草をして、研究路を少し歩いてみました。

至仏山への登りの開始です。植生保護のため、登りの一方通行です。

樹林帯の岩の多い登りでした。

次第に木が疎らになってくると、日差しが強くなってきました。
振返ると、燧ヶ岳が見えています。この辺りで女性の単独登山者を追越しました。かなり疲れているようでした。

南東方向にアヤメ平が見えました。

日差しは厳しいのですが、時々涼しい風が吹いてきます。

高度が上がると、山の鼻も見えてきました。

蛇紋岩が増えてきます。この岩は滑りやすいと言うことなので慎重に足の置き場を選んで進みました。今回は滑ることはありませんでしたが、雨の日は少し怖いでしょうね。

木道が脇に延びていました。見ると、小さな水溜まりがあります。きれいな水でしたが湧いている気配が無かったのでタオルを濡らすだけにしました。でも、晴天続きでも水があるのですから少し湧いているのでしょう。

展望台に到着。小休止。上を見上げるとまもなく山頂のような気がしましたが、山頂はまだまだ見えていませんでした。

少し傾斜が緩くなりました。木の階段もあるのですが、壊れている物が多くて、蛇紋岩以上に気を遣います。この辺りから一気に花の種類が増えました。でも、みんな元気がなさそうでした。

やっと山頂が見えてきました。

山頂到着。7-8人の登山者が休んでいました。

三角点。

山頂からの風景。
南方面。上州武尊山。その左後ろに見えるのは赤城です。

西方面。谷川岳が見えている筈なのですが、写真ではよく分かりません。手前にダム湖が見えていました。

北西方面。写真中央は巻機山。

北方面。左奥は越後三山。中央に平ヶ岳。平ヶ岳は今年も行けそうにありません。

北東方面。燧ヶ岳と会津駒ヶ岳。

東方面。尾瀬ヶ原南の山はなだらかな丘陵に見えました。アヤメ平も見えます。その奥には日光の山々、特に白根山は分かりやすい山容でした。

少し休憩して、下山開始。岩の多い稜線を下ります。

小至仏山目指して。西から気持ちよい風が吹いていました。

小至仏山山頂。

小至仏山から至仏山をのぞむ。

小至仏山から笠が岳、武尊山をのぞむ。

稜線の東側を下って行きます。左下に鳩待峠の駐車場が見えました。随分と目立ちます。

ベンチで休憩。小至仏山。

燧ヶ岳。今日はこれで見納めか。

オヤマ沢田代。

ここからは一気に鳩待峠へ下りました。と言っても、コースタイム通りのタイムでしたが。
鳩待峠に到着。丁度、ガイドが10人ぐらいグループになにか説明しているところでした。「分水嶺」という言葉が聞こえました。確かにこの峠の北側は日本海に、南側は太平洋に流れるので、ここは大分水嶺の通る峠です。ちなみに、大分水嶺はここから至仏山を通り、平ヶ岳、巻機山、谷川岳に至るのでしょうね。

峠の売店でバスのチケットを購入して駐車場に行くと、丁度バスの出発時刻でした。
「ほっこりの湯」で汗を流して帰路につきました。

カテゴリー: 尾瀬・東北 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です