白根隠山へ金精峠経由で行ってきました。とにかく良い天気で、今の時期としては珍しく空気が澄んで遠くの山まで眺めることができました。金精山は初めてだったのですが、整備されているとは言い難いルートを歩くのは疲れました。でも慎重に歩けばこんなルートも不思議な魅力があります。花が多くて楽しめました。
二人旅です。
白根隠山から白根山
ルート数値
天気:晴れ 距離 11.3Km 累積標高 +1,230m,-1,230m 所要時間 7時間50分(休憩込)
行程 金精トンネル登山口7:35 – 8:00金精峠 – 8:50金精山9:00 – 9:25国境平 – 9:55五色山 – 10:30前白根山 – 11:25白根隠山11:55 – 12:38前白根山 – 13:05 五色山 – 13:36国境平 – 14:00金精山14:05 – 14:48金精峠14:53 – 15:25金精トンネル登山口
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート
経過
花写真ページはこちら。
前回の歩きで脚を痛めたので少し間をおいての山歩きです。痛めた部分は整骨院で治療して、痛みはなくなったのですが、また再発するかもしれません。その対策としては、効果の程は定かではないのですが、チタンテープを貼りました。また、山での休憩時にはできるだけ脚のストレッチを心がけました。結果として、痛みを再発することなく歩けたのですが、完治していたのか、どれかの対策に効果があったのか、不明のままです。でも再発しなかったのでとにかく安堵しました。
約2時間弱で金精トンネル前の駐車場に到着。平日ですが7-8台の駐車がありました。
駐車場から金精峠までの山道は大いに荒れています。これは2年前に根名草山を往復したときと状態は変わっていませんでした。
最初の難関は崩落地のトラバースです。下山時は滑りそうで怖かった。
金精神社。鍵が掛かって、中は見えないように窓も塞がれていました。
振返ると温泉ヶ岳が見えていました。向こうは歩きやすかったなあと思い出します。
次第に足下が安定しなくなり、ロープが張られている場所が増えてきました。
見晴しの良い場所にでました。男体山、太郎山、大真名、小真名、女峰の男体家族が一望出来ました。
歩き始めてすぐ、振返ると、燕巣山の後ろに平ヶ岳が見えていました。まだ少し雪が残っているようです。
金精山からの下りは道が複数に分かれているようです。一応、テープに従ったつもりなのですが、その下にもっとしっかりした踏跡が見えました。
国境平の分岐に到着。7年前に中ッ曽根を下っているのですが、その時にここを通過しています。その時のイメージを思い出しました。ボケ始めているとは言えそんなことは思い出せるのですから不思議です。
登山道に雪が残っていました。滑らないようにキックステップで登りましたが、帰りにはしっかりした靴跡がステップ状にが出来ていました。
地形図では五色山に三角点はないのですが、何でしょう。少し傾いています。
前白根山からの下りはザレ場の下りです。慎重に歩を進めて下りました。五色沼への分岐。マルバダケブキがはびこり始めています。
白根山の形が少し変わってきました。この山は見る方向によって形を大きく変えます。
中央は白桧岳。その右奥が錫ヶ岳。まだ、この尾根経由で錫ヶ岳に行っていません。
白根隠山に到着。この辺りまで来ると、白根山が白根山らしくありません。やはりあの鋭い切れ込みが無いと。
錫ヶ岳。白錫尾根では、白根隠山まではハイキングコース。その先は笹に包まれた山道です。
男体家族。雲が半分覆っています。下界は曇っているのかもしれません。
前白根山への登り。五色山へのトラバース道があるかと探しましたが見つかりませんでした。現在の私には切り開く気力はありませんから、登るしかありません。
午前中に前白根山に来たときは気がつきませんでしたが、山頂標識の裏に祠がありました。
五色山で休もうと思ったのですが、木陰にしようということで山頂から少し下りました。しかし、そのシャクナゲの影はペーパーが散乱していました。もう少し下がって一休み。
国境平への下り。正面は温泉ヶ岳。
金精山への途中で、いやな予感がしたので芍薬甘草を服用。金精山で少し休んでから、慎重に峠へ下りました。途中振返ると、金精山の東半分にガスが掛かっていました。
峠で少し休んで、駐車場へ下りました。ザレ場のトラバースは特に慎重に通過しました。駐車場には数台しか残っていません。皆さん、白根山への往復だったのでしょうか。
無事下山できました。今日は好天で眺望良し。花もたくさん見られて良い山行でした。そして、脚に痛みが出なかったのが何よりでした。
中禅寺湖畔の安い風呂で汗を流して帰路につきました。