7日から12日まで5泊6日で、四国剣山・石鎚山・鳥取大山を歩いてきました。
剣山は残念ながら霧に覆われて笹尾根の眺望は見られませんでした。山頂では冷たい風が吹いて早々に下山しました。
5人旅です。
何も見えなかった剣山山頂。
ルート数値
天気:曇り 距離 6.7Km 累積標高 +660m,-660m 所要時間 4時間5分(休憩込)
行程 見ノ越登山口7:00 – 西島駅7:50 – 刀掛の松8:05 – 8:25頂上ヒュッテ8:40 – 8:45山頂部9:25 – 9:45大剣神社9:50 – 10:05西島駅10:10 – 祖谷川源流10:37 – 11:05見ノ越登山口
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート
経過
7日午後に小山を出て、小雨の中晴海に早めにつきました。19:30発のフェリーで徳島に向かいます。学生時代に良く利用したフェリーで、昔は広間に寝転がるだけだったのですが、数年前に新造のフェリーは階段ベッドでカーテンで仕切ることも出来るので快適に過ごす事ができました。8日14時ころに徳島着。
美馬ICで自動車道を下りて雨の中剣山登山口の見ノ越へ向かいます。道は舗装はされていますが、所々、車のすれ違いができない程の狭さになります。谷は深く切れ込んでいて、住居はわずかのスペースに建っていますが、足りない場合は谷の急勾配に鉄柱を立ててなんとかスペースを作っている家も多くあります。関東育ちのメンバーにはそれが随分と奇異に写るようでした。
見ノ越の民宿に到着。宿泊者は我々だけでした。
9日は朝5時に歩き始める計画でした。朝食は宿におにぎりをお願いして、山頂あたりで食べる予定だったのですが、雨が降っていたので、おにぎりは宿でたべました。7時になってやっと民宿を出ました。雨は止みましたが、霧が出ています。次郎笈(ジロウギュウ)まで歩いて、笹尾根を楽しむ計画だったのですが、山頂折り返しに変更しました。
登山口は剣神社の階段です。
西島駅(リフト駅)。駅舎の右奥から刀掛の松へ向かいます。ここは少し分かりづらかった。
分岐。剣山にはいくつもの登山道があるようです。それで分岐もたくさんあります。説明板も多いので地図を見なくとも歩けます(地形図は持っていますが)。
山頂部はかなり広いのですが、木道以外は歩けなくなっています。ガスで眺望なし。おまけに風が強くて休んでいられません。写真を撮って(この時にMさんのカメラが三脚ごと風で倒され壊れてしまいました)、即、移動です。
レスキュー小屋があって、トイレが敷設されています。新しい建物、中で休憩できました。雨の時には有り難い施設です。
駅で少し休んで下山続行。リフトで下りようかとの意見もありましたが、片道1000円を越える値段に驚いて歩くことにしました。
分岐で遊歩道方面に進みました。大岩の横をすり抜けると大岩の下は「太鼓くぐり」となっていました。
祖谷川源流の谷。水は飲んだのですが、美味しいのかどうかわかりません。
無事下山。
剣神社の横に円福寺があって、なぜか剣大権現の鳥居もあります。
民宿に寄って、無事下山したことを伝えまして、お茶をご馳走になりました。
当初の計画では美馬ICに戻る予定だったのですが、剣山があっけなかったので、祖谷方面に進んで、蕎麦を食べることにしました。かつては「酷道439(ヨサク)」として有名だった、国道439号を進みました。谷が深いので道のすぐ脇に滝がたくさんあります。
案山子がたくさんある集落を進んで、「そば道場」で祖谷蕎麦をいただきました。私が昔食べた祖谷蕎麦はもう少し白っぽくて素朴だったような気が、随分と洗練されているように感じました。
深い谷、高所にある部落の景観に嬌声を上げながら進むと、似つかわしくない施設がありました。少し休憩。
祖谷から、大歩危小歩危、池田を経由して川之江IC、いよ西条IC経由で石鎚ロープウエイへ向かいました。
花
花の名称は、書「花かおる剣山」を参考にして決めました。
剣神社の境内に見事なツルギミツバツツジが咲いていました。トウゴク・・、サイゴク・・とどこが違うのでしょうね。