以前訪れて感動した二子平へ行ってきました。花の時期には早すぎてアカヤシオが少し咲いているだけでした。二子平はミツバツツジが咲き乱れる時期がよいようです。しかし、そこまでの稜線では、山ツツジ・ミツバツツジ・アカヤシオをたくさん楽しむ事ができました。ただ、ルート取りを間違ったようで、最後の下りでは苦労しました。
3人旅です。
巨石がありました。
ルート数値
天気:晴れ 距離 10.9Km 累積標高 +1,000m,-1,000m 所要時間 6時間35分(休憩込)
行程 足尾トンネル北口7:50 –8:10尾根取付 – 9:27主稜線分岐9:32 – 10:50標高1272m地点 – 11:30二子平11:55 – 12:25標高1272m地点 – 13:08主稜線分岐13:17 – 13:40三角点801.2m地点 – 14:25足尾トンネル北口
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート
経過
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以前二子平を訪れたときは沢入トンネルからの往復でした。今回は足尾トンネルから往復することにしました。計画では、水準点近くから、二子山東峰(台石山)から東に延びる主稜線に取付き、二子平まで行き、そこから二つのピークを経て、主稜線を下る、途中から南東に伸びる尾根を下りトンネル南口近くに下りることにしていました。しかし、情報の乏しい南東尾根を下りに使うのは危険だと思い、南東尾根を上りに使って、主稜線を下ることにしました。しかし、南東尾根はザレて滑りやすい場所はありますが、比較的歩きやすく、主稜線の最後はわずかの距離なのですが、下るには途方も無く傾斜の厳しい尾根でした。計画通りに歩いた方がよかったようです。
二子平は花には早すぎたのですが、途中の稜線ではアカヤシオ・ミツバツツジ・山ツツジをたくさん楽しむ事ができました。その為か少し時間超過して、ピークを踏むのは諦めました。
川沿いの旧道跡を南に進みました。植林して道としては放棄されるようです。
山側にはかつて「歩道」の標識があったようですが、見当たりませんでした。とても入り込む気力は湧いてきません。
南東尾根への取付き。たそがれオヤジさんによると「馬道沢?」らしい。とにかくこの右の尾根に取付きました。
尾根近くまで来るとツツジが見事です。山ツツジの花はまだ蕾が多いのですが、これだけ多いと見事です。
また急傾斜になって上の大岩が不安定に見えます。その下は歩きたくありません。右側を這い上ります。
主稜線の合流地点ですこし休憩。合流地点の南東尾根側にも古い布でマークされていたので少しはその尾根を歩く人がいるようです。
主稜線を登って行きます。
尾根上に大岩。右を通ります。
アカヤシオが見られるようになりました。
こちらの稜線は道型が残っている箇所があります。
右下に餅ヶ瀬集落が見えました。ピークを巻くしっかりした踏跡もありました。
北西方向に袈裟丸連峰が見えました。後袈裟~中袈裟のようです。
巨石は割れているものが多いのですが、どうしてでしょう。木の力で割ったとは考えづらいです。
二子平は花の季節にはまだ早いようです。アカヤシオが少し咲いているだけでした。
二子平の桃源郷はGW頃に最盛期を迎えるのかも知れません。ツツジが咲いて、ワラビの顔を出す頃がよいようです。
たっぷり休んで下山開始。
一気に下ります。
標高1272地点から東に500m程の所で、北側をトラバースするような踏跡がありました。花を追いかける踏跡なのか、餅ヶ瀬方面に下る踏跡なのか不明です。
南東尾根との分岐で一休みしました。その先の急傾斜地にトラロープがありました。それなりに歩く人がいるようです。
ツツジの咲く尾根を下ります。
大岩にぶつかりました。右に巻くと小さな尾根が続くのですが、よく見ると岩の下からも尾根が伸びています。地形図と参照すると主稜線の続きと言うことでは左側の尾根が正解のようです。右に巻いて、岩の下を左に移動して主稜線に復帰しました。
右側には網が張られていました。
また大岩にぶつかるのですが、それは左に下りるとトラロープがありました。通過してから振返りました。
その先は植林地内のとてつもない急斜面を下りました。補助ロープを持っていたのですが、使う必要はないだろうとそのまま下りました。木に捕まれれば良いのですが、間隔が広くて、手が届きません。掴まるものが無い場所では地面を掴んでプッシュしました。ヒヤリとする場面もありましたが、何とか下りることができました。この斜面にはピンクテープはあるのですが、登山者のものかどうかは不明です。いずれにしても、ここを下るのは止めた方がよさそうです。下る場合は最初からロープを使った方が無難です。
無事、下山してきました。水準点がありました。水準点ではmm単位で標高が分かるのだそうです。このマンホールの中にあるのでしょうか。
無事、トンネル北口に戻ってきました。トンネル北側は山側はコンクリートで固められているのですが、途中に上ることができる階段がありました。帰宅後地図で確認すると大岩下から分岐していた小さな尾根を下るとその辺りに下りられるように見えます。もちろん、途中にいかなる障害物があるか不明ですが。
私が確認することは無いだろうなあ、多分。