2017年 2月4日 栃木葛生市境尾根

栃木市と佐野市葛生の市境の尾根を歩きました。中運動公園から会沢トンネルの少し北までの尾根です。想像してた以上に山道が明確で、多少の藪を覚悟していたので少し拍子抜けしてしまいました。藪は最初の取り付きだけでした。しかし、空気が澄んで、日光連山などの眺めも良く楽しい陽だまりハイクになりました。
KRさんとの二人旅です。

鉄塔の多い尾根でした。

ルート数値
 距離 11.9Km 累積標高 +950m -850m 所要時間 5時間30分(休憩込)

行程
(中運動公園P)8:00 – 9:18琴平神社9:26 – 10:02長坂山 – 12:02会沢峠 – 12:45切通し折返地点 – 13:17会沢峠 – 13:30駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたコース

経過
山旅DIARYさんが2年前に歩いたコースを参考に栃木市と葛生境の尾根を歩いてきました。実はかなり以前からこのコースを歩く予定だったのですが、遅くなってしまいました。
会沢トンネル東にKRさんの車をデポして中運動公園に向かいました。運動公園では少年野球の大会があるようでたくさんの駐車があって元気な声が響いていました。トイレもあるのですが、使用しなかったので詳細は不明です。写真は撮り漏れ。

少し、奥に進むと工事中でした。

道は谷を奥に進むものと、左に少し登っていくものに分かれましたが、左の方を選びました。

その道はすぐ行き止まりになります。左の斜面は伐採が進んでいます。しかし、その斜面には登らずに、直進して、前に見える小尾根に取り付くことにしました。植林地を少し下ってから登っていきます。最初は踏み跡も見られなかったのですが、すぐジグザグに尾根を登る踏み跡にでました。小尾根に登ると、右手に市境の尾根がみえます。

尾根が明るくなってきました。

樹幹から諏訪岳がみえました。その右奥には富士山が。

北に小尾根を登って、東西に延びる稜線にでると、山道がありました。

山道はピークを迂回しながら市境の尾根へ向かっていきます。やがて今回の山歩きの主稜線である市境の尾根に合流しました。
振り返ると市境の尾根はかなり藪っぽい感じです。右側が私たちが歩いてきた山道です。

日光連山がはっきりと見えました。その左には、皇海山、袈裟丸、赤城、浅間山、八ヶ岳まで見えました。相変わらず写真はうまく取れませんでしたが。

電波塔に到着。東屋もあります。

そこから東に分岐して琴平神社へ向かいます。神社は岩山の上にありました。

大きな鈴が奉納されている神社に参拝。

神社の東には栃木市街がみえます。少し右奥には筑波山、右手には大平山。

エンジン音が轟いていました。サーキット場があるようです。ゴーカートが走っていました。

神社の裏からも男体山がみえました。

電波塔まで戻ってから稜線を北に進みます。琴平神社の参道になっているようです。

県道の切通しにでました。私たちは左の広い道からでてきました。

向かい側にも階段がありますので、そちらへ進みます。

その北側にもしっかりした山道がありました。

今度は東電の鉄塔がありました。

NHKの電波塔があるようです。

こんな道です。

しっかりした構築物が見えてきました。

長坂山だそうです。私が使っている山旅地図データにはこの三角点は載っていませんでした。帰宅後調べると、最新の地理院地図データには載っているようですが。

その北側には林道が来ていました。工事の時に作った道が残っているのでしょう。そこで大休止。日光の山がきれいにみえました。

林道はこんな道になって下っていきます。

右を見るとピンクテープがあるので右に入ると笹薮だけでなくイバラもあって進めません。

林道に戻るとすぐ、右に入る山道がありました。先ほどのピンクテープは何だったのでしょう。

10分ほど進むとまた大きな電波施設に到着。北方向に、矢板の高原がみえました。

すこし進むと、山道脇に、荷物運搬用と思われるレールが敷設されていました。立派な設備です。

まだ山道はしっかりと続きます。

右下に採石場の重機の音がします。

この辺りから、「寺尾財産区」の標識がでてきます。これを追っていくと会沢峠へ近づいていきます。

天狗岩の雄姿が見えてきました。

会沢峠の切通はかなりの急傾斜でした。木と笹に掴まって石垣の上まで下りてから、木にぶら下がって飛び下りました。私はザックの重さで後ろに転んでしまいました。

飛び降りた東側に土砂が崩れた箇所があります。そちらに回った方が良かったかもしれません。
会沢峠の北側もしっかりした山道がありました。


地形図の破線道と交差する場所は切通しになっています。そこで折り返すことにしました。

戻っているときに、男性ハイカーと遭遇。こんな尾根で人に会うことは予想していませんでしたのでお互いにびっくり。聞くところによると天狗岩に登ろうと麓まで行ったら「入山禁止」になっていたのでこちらに回ってきたとか。私も一度ふもとまで行ったのですが、採石場の敷地内のようになっていたので気が引けて戻ったことがありました。
会沢峠まで戻りました。東側に下りたのですが、通行には支障のない程度には倒木が片付けられていました。また、プラスティック系の工業部品がたくさん捨てられていました。困ったものです。

デポしていた車で中運動公園に向かうと、公園ではまだにぎやかに野球をしていました。
岩船の健康福祉センター遊楽々館に立ち寄って汗を流してからかえりました。

今回の歩きで市境の尾根の大部分は歩けたのですが、南に未踏部分が残ってしまいました。諏訪岳から県道を経て今回歩いた尾根に至る部分です。諏訪岳から県道まではなんとかなりそうですが、県道の東は、採石場がどこまで広がっているかが問題です。Googleアースで見ると何とか稜線は残っているように見えるのですが。
適当にそのあたりを歩いてごまかそうかとも思うのですが、一度偵察してみることにします。
天狗岩も面白そうな山です。遠くから見た感じでは頂上は落葉樹ですが8合目辺りまでは密藪のようです。東の破線道を使って近づけないか考えたりします。

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2017年 2月4日 栃木葛生市境尾根 への2件のフィードバック

  1. あにねこ のコメント:

    みつまんさん、こんばんは。
    あの尾根でまさかハイカーさんに会うとは思っていなかったので、
    私もびっくりしました。432m三角点峰の点名が話に出ていましたから、
    その筋の方ではないかとは思っていましたが、みつまんさんパーティーだったとは、
    さらにびっくりです。お会いしたのは二子山以来ですね
    (その節は、私がチラとみつまんさんをお見かけしただけでしたが)。
    琴平神社のさらに南から歩かれたのですね。市境尾根は意外と良い山道が通じていて、
    展望の良いポイントもあり、なかなか楽しめました。
    432m三角点峰は、地元の方2人にお尋ねしたところ、
    「たかばた山」と呼んでいました。漢字でどう表記するかはわからないそうです。
    南面から取り付こうとしたのですが、立入禁止の看板があり、断念しました。
    入山には鉱山事務所で許可を貰う必要があるので、登頂は難しそうです。

    • mituman のコメント:

      あにねこさんでしたか。多分、その筋の方とは思いましたが。
      市境尾根は予想以上にいい尾根でした。でも、どこにいても重機の音が聞こえるというのは、多少、興ざめですが。
      たかばた山は、山部さんが北西から登って難儀したそうですね。地形図を見ると、破線道から近づいて東から登れるようにも思いますが、禁止の札がある場所に登るというのも気が引けるので止めておきます。

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