3年前に1度訪れたスッカン沢の氷瀑を見に行きました。今年は強い寒波が襲来しているので大いに期待して行ったのですが、残念なことに、ここ数日の暖かさでかなり緩んでいました。
しかし、それなりに雪上ハイキングを楽しむ事が出来ました。
3人旅です。
ルート数値
天気:晴れ 距離 8.1Km 累積標高 +610m,-610m 所要時間 4時間25分(休憩込)
行程 学校平 9:05 – 10:10雷霆の滝10:20 – 10:40咆哮霹靂の滝10:50 – 11:20雄飛の滝11:55 – 13:30 学校平
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート
経過
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先月下旬の情報ではきれいな氷瀑が見られるということで期待して出発しました。
学校平への道はきれいに除雪されていて車は難なく進むことができました。学校平に着いて驚きました。すでに30台ほどの車が駐まっています。最初は全て滝巡りのハイカーかと思いましたが、雪山ハイキングを楽しむグループもいたようです。
後方の山は前黒山。
私はスノーシューを持って行ったのですが、ルートはしっかりと踏み固められていました。これではスノーシューは邪魔になるだけなので、一端車に戻ってスノーシューを置いていくことにしました。
東屋でアイゼンをつけて歩き始めます。
メンバーのアイゼンが壊れるトラブルがありましたが、なんとか対応できました。
最初は緩やかな下りですが、次第に急な傾斜となるとまもなく雷霆の滝に到着しました。右側が少し凍結しています。
吊り橋を渡って、北に進むと、進行方向に雪山が見えました。日留賀岳~鹿又岳あたりが見えているようです。手前には弥太郎山が見るようですが樹木が邪魔をしています。
近づいてみます。
右側の滝は雪が積もって、登れるようになっていますた。誰かが登ったようです。
スッカン沢へ入っていきます。入口には通行禁止の標識がありますが、踏跡はしっかりとその奥へ続いています。少し登って回り込むと氷瀑が見えてきました。
木の階段が壊れて通行止めになっているようです。今の時期は雪があるので橋から左の崖に出て下ることができます。ただ、滑らないように要注意。アイゼンが有効です。
氷の塊が転がっていました。20-30kgありそうです。こんなのが落ちてきたら、「山行けカ~ン」です。(「山行けカ~ン」は私が幼い時によく言っていた戯れ言です。「死んでしまう」という事です。山は墓場のある場所。カ~ンは葬連の鐘の音です。ふと思い出しました。こんな事を思い出すとは「まもなく」なんでしょうか。)
橋の下を通ってカツラの木をクルッと廻って橋に乗ります。
スッカン橋とカツラの木。対岸から。帰路で撮影。
対岸に渡って、急な上りと下りがあって、雄飛の滝に到着。スッカンブルーの滝壺です。
氷瀑はどんどん溶けているようでした。色にも透明感がありません。今年は寒波襲来で氷の出来が良いと聞いていたのですが、ここ数日の暖かさで緩んでしまったようです。落下した氷の塊もたくさんありました。
もっと多くの見物客であふれていると思ったのですが、私たちが行った頃には10人ぐらいしかいませんでした。
大休止しました。折り返すか、県道に出て周回するか悩みましたが、結局少し楽な折り返しにしました。
戻りは、上り基調です。たっぷりと汗をかいてしまいました。
帰りの風呂は、矢板温泉まことの湯です。熱めの湯で汗を流しました。