今年最初の山歩きは大小山です。日光連山の眺望を楽しむ事が出来たのですが、それ以上に今まで私の知らなかったルートをわずかですが歩けたのが大きな収穫でした。
久しぶりの一人旅です。
ルート数値
距離 7.8Km 累積標高 +990m,-990m 所要時間 4時間45分(休憩込)
行程 阿夫利神社前P8:10 – 8:44 妙義山 8:50 – 9:42 越床山 9:45 – 9:55 ローソク岩 – 10:13 ローソク岩尾根末端 – 越床峠 – 10:35 番屋東ピーク 11:00 – 11:03 折返地点 – 12:25 妙義山 – 12:55 阿夫利神社前P
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルートです。
経過
8時頃に阿夫利神社前駐車場に到着。8台ぐらいの駐車があった。
今回は妙義ルートでは無く、谷筋を奥に進んで男坂に入る。仙間神社から右に入った。この道は初めて。
数分で、かつて一度歩いたルートに合流した。阿夫利神社から谷筋に登って行くルートです。
急傾斜の踏跡を滑らないように慎重に進んで妙義ルートに合流。
展望所。テーブルが新しくなっています。
そこから少し登った大岩の横にも新しく展望所ができていました。
妙義ルートでは今までは山頂下の岩場を登るようにしていたのですが、今回は岩場の手前を右に入りました。その先は、数年前に一度だけ行ったことがあったのですが、通行止めのようになっていて、左に折れて、山頂へ向かうようになっていました。しかし、今回は右寄りにその先へも行けます。数分で整備されたピークに到着しました。
そのピークからは眺望が楽しめました。
東方面。西場富士の先に、三毳山。その先に筑波山。
日光連山がきれいに見えました。女峰・男体山・白根山・錫ヶ岳・皇海山・袈裟丸まで。この角度では男体山の山頂が随分平らに見えます。
妙義山。今回初めてやってきたピークは妙義山の北東120mの地点です。
南西方向の先に雪山が見えます。八ヶ岳の赤岳~天狗岳あたりがみえるらしいです。
真っ白な浅間山が見えます。その右に榛名山。その手前は桐生の八王子丘陵。
歩き慣れた尾根を北に進みます。
ガマ岩。いつもはそのアゴのあたりを通過するのですが、今日は、左に大きく回り込んでみました。
越床山の南ピークには大きな岩があります。かつてそこでホラ貝を吹いていた山伏恰好のおじさんがいました。それで、私はかってに「ほら吹き岩」と名付けています。
そのほら吹き岩への上りにある石祠
越床山はローソク岩への分岐ピークです。ローソク岩に立ち寄ることにしました。分岐ピークから細尾根を北東に進みます。かつてよりマーキングが増えているような気がしました。トラロープのある急な尾根を下ると、分岐から約10分でローソク岩につきます。
この先です。
上から眺めていると、下からもこの岩を見てみたくなりました。少し急な斜面を、岩を左に回り込むように下ると、なだらかな尾根にでました。
下から見たローソク岩。帰宅後気付いたのですが、随分高い場所に赤テープがあります。何を伝えようとしているのでしょうか。
ローソク岩の先の尾根にも踏跡があり、小さな赤テープが少し見えました。尾根を下ってみることにしました。すぐ、大岩があります。
タイヤの山の先は、廃道になった国道でした。舗装状態が残っています。
廃道を越床峠へ進みます。
この標識から左に入ると、すぐ見慣れた越床峠でした。
峠から急な斜面を登ると、コンクリート板のベンチがあります。そこで腹ごしらえしました。
左に番屋。
ゆっくりと休んでから、鉱山山頂へ上り始めた所で、スマホから警告音が。緊急地震速報でした。
身構えましたが、揺れはきません。
どうしようか。少し考えましたが、即、折り返す事にしました。今日は、ローソク岩尾根を歩いたことで満足していました。
一気に戻ると、途中で数組の登山者に行き交いました。
話し好きな爺さん。安蘇の低山をかなり歩いているようです。
かなり歩みの遅い老夫婦。越床峠の西で会ったのですが、大坊山から歩き始めて、大小山・やまゆり学園を周回するという。「これから岩場が増えるので、峠から足利病院へ下りた方が良いですよ」と伝えたが果たしてどうしたか。
他にも3人グループ。男女ペア。単独者。
妙義山に戻ると、4-5人の賑やかな登山者が山の話で盛り上がっていた。私は、写真を数枚撮って妙義ルートへ下りました。
妙義ルートへ下った回数は少ないのですが、慎重に岩場を下りると、西方向に山道がありました。前回来たときにこの道に入っていったおじさんがいたのを覚えていて、後で確認したいと思っていました。「大小」看板下の展望台につながっていると面白いなと思っていたのですが、妙義山の下で尾根に出てしまいました。妙義山をトラバースする道でした。大小山に来て妙義山をトラバースするとは。不思議な道です。
駐車場へ戻ってきました。車は数台しか残っていませんでしたが、下の駐車場には10台ぐらい駐まっていました。やはり、人気の山です。