2017年12月23日 白根山

白根山へ行ってきました。少し風が強くて眺望も良くありませんでしたが、初めての雪山白根山です。
YTさんとの2人旅です。

白根山山頂

ルート数値
距離 10.7Km 累積標高 +2,100m,-2,100m 所要時間 6時間15分(休憩込)
累積標高が少し大きすぎるような気がします。後で調査します。

行程 菅沼登山口8:25 – 10:00 弥陀ヶ池 10:55 – 12:10 白根山 12:20 – 13:05 弥陀ヶ池 13:30 – 14:40 菅沼登山口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色ルートが今回歩いたルート

経過
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日光の白根山へ行ってきました。白根山は、山域としては何度か登っていますが山頂に登ったのは一度しか有りません。私にとって白根山は登る山ではなく眺める山になっていました。雪山としては昨年五色山から白根山を眺めています。25日の正午に金精道路が冬季閉鎖されるので、その後は非常に行きづらくなってしまいます。例年、閉鎖前に山行計画されているのですが、今回は2人だけの山行になってしまいました。

朝出発して、8時頃に菅沼登山口につきました。昨年よりは積雪が多いようです。登山口前の駐車場に積雪のため入れない車はドライブイン先の駐車場に駐めていました。私は、何とか一番奥に駐めることができました。こういう時だけは4WDにしておいて良かったと思うのですが、日頃の燃費の悪さを考えると費用対効果はかなり悪いのではないかと思っています。

登山口。

私は最初からアイゼンをはきました。快適に登って行きました。前にも後ろにも登山者がいて、今日は賑やかな雪道です。
樹間に東側の山が見えてきました。青空も見えるのですが、雲が多そうです。

弥陀ヶ池に到着。すでに多くの登山者が休んでいました。白根山は山頂付近は雲に隠れています。
登山者も見えました。

池までに出会った下山者はすべて山頂手前で折り返してきたようです。強風と眺望の悪さで断念したとの事です。私たちは、様子見に大休止を取りました。五色山へのラッセル訓練に切り替えようかとの話も出ていたのですが、休んでいる内に雲がとれて、山頂付近が見えることもありました。風はまだまだ強うそうです。
とにかく、行ける所まで行こうということになりました。
ピッケルなどを準備して出発。
弥陀ヶ池から急な斜面を登っていきます。ほぼ夏道と同じです。その斜面は積雪が多いのですが、傾斜が緩やかになるとザレ場になって雪は飛ばされていました。雪の少ないザレ場をアイゼンで歩くのは疲れます。足を止めて振返ると近場の山々がきれいに見えました。
五色山から温泉ヶ岳。

温泉ヶ岳から根名草山。その左の奥鬼怒の山は霞んでいます。

北西方向。燕巣山から四郎岳。中央奥に燧ヶ岳が見えるはずなのですが、雲に隠れていてかすかにしか見えません。

山頂方向はまだ視界不良です。

まもなく大岩です。ここから大岩の先の稜線までがこのコースで最も厄介な場所でした。

特に稜線手前の急傾斜はピッケルを刺してよじ登りました。

稜線にでると、強風を危惧していたのですが、予想に反して風は弱くなりました。
中央に上州武尊。その奥の谷川連峰は見えません。

山頂方向。岩場までの草地は重心を低くして突風に備えて進みました。風はあまり強くありません。

菅沼側のピークに到着。

ピークを一端下りて、山頂へ上り返します。正面が山頂です。

岩場を慎重に登って、山頂に到着。

山頂は陽が差しているのですが、眺望は良くありません。西側。

菅沼側のピーク。

中央は太郎山。

男体山は霞んでいます。

南側。避難小屋への下り口です。

東直下に五色沼。

下山開始。稜線下の急傾斜を下りる登山者。私はピッケルを刺して後ろ向きに下りました。

私たちがガレ場を慎重に下っているときも、登ってくる登山者がいます。はたして何人ぐらいが今日山頂を踏んだのでしょうか。
弥陀ヶ池への最後は雪の多い斜面を一気に滑るように下りました。楽しくなります。ただ、それを続けると筋肉痛がでてしまうのですが、ついつい楽しんでしまいます。
弥陀ヶ池で休憩。
菅沼に無事下山しました。
湯元で汗を流して帰路につきました。
今回は、なんと言っても冬の白根山山頂に到達できたことが大きな成果でした。しかし、いくつかの課題も浮き彫りになりました。
例えば、落とし物が多かった事。私が先に歩いていたのでYTさんが気づいてくれたのですが、サインペン、サングラス、ハードシェルジャケット、ピッケル。今までこんなに落としたことはありません。厳しい冬山では致命傷になる可能性もあります。老化現象というより、一つ一つの動作を確実に行わなくてはなりません。
カメラの防寒対策。今回は、ウエストバッグに使い捨てカイロを入れて、カメラもそのバッグに入れていました。それでバッテリー問題は解消できたのですが、もう少し工夫しないと、このままでは撮影機会が減ってしまいます。今回はかなり撮影枚数が少なかったです。
その他、ウエアの着方など色々課題がでてきました。このままでは本当に厳しい冬山に行ったときに凍傷になってしまうかも知れません。もちろん、あまり厳しい雪山に行く可能性は低いですが。いづれにしても、少しずつ解決していきたいと思います。

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