久しぶりに西上州を歩いてきました。上底瀬から不動寺・観音岩・鷹ノ巣山を周回しました。分県登山ガイドに「黒瀧山」として紹介されているルートなのですが、実際は黒滝山はルート外です。しかし、そのガイドを尊重し「西上州黒滝山」としました。
短い距離でしたが、西上州の岩稜歩きを楽しめました。また、不動寺も良い寺院でした。
4人旅です。
ルート数値
距離 5.3Km 累積標高 +550m,-550m 所要時間 4時間30分(休憩込)
行程
上底瀬駐車場7:50 – 8:27 分岐 – 8:37 不動寺 9:07 – 9:23 分岐 – 9:55 見晴台 10:00 – 10:10 九十九谷分岐 – 10:20 観音岩 11:00 – 11:07 九十九谷分岐 – 11:45 鷹ノ巣山 11:50 – 12:20 上底瀬駐車場
経過
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約2時間で、上底瀬の駐車場に着きました。工事関係者の好意で簡易トイレが置かれていました。
舗装された林道を上っていくと、一番奥の建物は、今は使われていない家畜舎です。豚を飼っていたのでしょうか。
舗装が無くなって少し進むと、大岩がでてきました。岩の裂け目には石祠が祀られていました。大岩には神様が宿っています。
キャンプ場跡を見て、すぐ不動寺に到着。黄檗宗黒瀧派の本山なのだそうです。
不動明王堂。奉納箱には葵の御紋、屋根には菊の御紋がありました。
本堂前のモミジが見事です。1週間前ならもっと素晴らしかったでしょうね。この奥にトイレがありました。
休憩しながらゆっくりと参詣させて貰いました。
寺の北東には大きな岩が2つあります。多分、修験の場になったのでしょう。
庫裏の前には立派な鐘楼があります。梵鐘には戦艦陸奥の羅針盤が合鋳されているとか。撞かせて貰いましたが、その余韻というのでしょうか、長く残っていました。
分岐に戻って、そこからが岩稜の始まりです。
さっそく、ハシゴが登場します。KRさん撮影。
逆光でよく見えませんが、細い尾根です。クサリ・ハシゴがなければ、私は通れないでしょうね。
KRさん撮影。この角度から見ると、「ほぼ垂直」とはいえないですね。
残り3人は見晴台に上れませんでした。
私は岩の下で景色を楽しみました。
ロープが張られているのですが、左は急傾斜です。
振返って撮影。
トラバース後、見晴台を見上げました。こちらからは上れそうにありません。
観音岩への上り。細いトラロープがあるのですが、戻るときに見ると、上の支点は倒れた枯れ木でした。ロープに頼りすぎないようにした方が無難です。
岩の上は7-8人が休めました。私たち4人が休んでいると新潟からやって来たという2人組も加わって、休むことができました。岩の上で大休止。
観音様。
ゆっくりと休んで、岩からおりました。
観音岩の下にも仏様が祀られていました。この奥にも祀られています。
岩の下り。乾いているので安心して下れました。濡れていると危ないでしょうね。
岩の傾斜が10数メートル続きます。STさんがロープ確保が必要かどうか偵察中。勿論、この岩は手前でトラバースすることもできますが、スタンスが連続してあるので大丈夫だろうということで、ロープなしで全員通過しました。
この岩の先で下底瀬への分岐があるのですが、その方向は×が書かれていました。その方向の登山道が荒れているのでしょうか。
鷹ノ巣から東へ延びる崖。帰路で、車道から見上げた鷹ノ巣山は見事な絶壁でした。
鷹ノ巣山からの下りは急な山道でした。ジグザグに下るのですが、滑りやすい箇所も随所にありました。
数分で駐車場に戻りました。
上底瀬の民家。2階は何かの作業場だったのでしょうか?養蚕?まわりにもこのような作りの民家がたくさんありました。
今回は、距離が短かったのでゆっくりとした歩きでした。しかし、不動寺参詣や西上州の岩稜歩きを晴天のもと楽しむ事ができました。
この辺りは日帰り温泉の選択に困ります。結局、温泉には入らず、道の駅で蕎麦を食べて、帰路につきました。