安達太良山へは何度か行っていますが、今回は銚子ヶ滝から船明神山・安達太良山・和尚山を周回する初めてのルートです。
残念ながら船明神山で、ガスと強風の為、前進する意欲を消沈して引き返すことになりましたが、きれいな霧氷を見ることが出来てそれなりに楽しい山歩きとなりました。。
6人旅です。
船明神山への登り
ルート数値
距離 16.5Km 累積標高 +1,160m,-1,160m 所要時間 7時間5分(休憩込)
行程
銚子ヶ滝P7:15 – 7:30 分岐1 – 7:55 分岐2 – 8:03 分岐3 – 8:46 母成峠分岐 8:55 – 10:28 船明神山 10:35 – 12:12 母成峠分岐 12:20 – 12:53 分岐3 – 13:12 銚子ヶ滝下り口 – 13:20 銚子ヶ滝 13:30 – 13:40 銚子ヶ滝下り口 – 14:04 分岐1 – 14:20 銚子ヶ滝P
経過
銚子ヶ滝から安達太良山を周回する場合は、反時計回りで周回する人が多いようです。私がネットで確認した報告ではすべてそうでした。しかし、私たちは時計回りに歩くことにしました。和尚山への急な登りと、予報されている強風で引き返しになったときのことを考えると時計回りの方が楽に思えたからです。
栃木を5時に出発。まだ暗い中での出発ですが、今日は20km8時間のコースなので致し方有りません。母成グリーンライン脇の銚子ヶ滝駐車場には7時頃に到着しました。舗装されていて20台ぐらい駐車できますが、トイレはありません。トイレは数分手前のふれあい牧場の駐車場ですませました(ちなみに、このトイレにはペーパーがありませんでした)。
駐車場の向かいから登山開始。この標識の左を登って行きます。
すぐ舗装された林道へでます。この林道はふれあい牧場から入るそうですが、早朝にはゲートが閉まっているようです。
(分岐1)銚子ヶ滝、和尚山へはここから右に入りますが、私たちは林道をそのまま進みます。
林道は大きくカーブすると、舗装が消えて、ススキの林道となります。
林道は牧場の中を通過するようで、ゲートが2カ所ありましたが、閉じてはいません。
(分岐2)東屋があって、こんな標識もありました。ここからは銚子ヶ滝方面にも進めます。
(分岐3)分岐2から7-8分でまた分岐があります。右に進む銚子ヶ滝で、左に進むとすぐ沢を渡って安達太良山です。私たちは左に進みました。
分岐から母成峠方向。藪状態です。あまり歩かれていないようです。
霧氷の尾根を進みます。このあたりは尾根の東側なので風は強くありません。
尾根の西側に廻る前に、防寒着を着込みました。私は雨具です。
尾根の西側に廻ると、ハイマツ帯になって、ハイマツには霧氷が東側よりもしっかりと付いていました。風も強くなりました。ハイマツの切れたザレ場では滑るとどこまでも落ちていきそうでした。
(KYさん撮影)
船明神山まで来たのですが、ガスが濃くなって視界が10mぐらいです。風は携帯風速計で計ると8mぐらいでした。一時的には10mを超すこともあったと思います。ここから安達太良山までは強風で有名な場所です。視界が悪い状態で、強風の尾根を進みたくないということで、ここで引き返すことにしました。ガスの中、集合写真を撮って引き返しました。
少し下がってから山頂を振返る。
尾根の東側に回り込んで、風のよけられる場所で大休止。霧氷を見ながらのランチです。
標高1400m辺りの下りで、先週登った磐梯山が薄く見えてきました。
標高1050m辺りまで下ると、最後の紅葉が陽に映えていました。
左手には和尚山が見えていました。山頂部は霧氷で白くなっています。(KYさん撮影)
銚子ヶ滝に立ち寄ることにしました。
分岐3で東に入っていくのですが、かなり北に回り込んでいます。まっすぐの道はつけられなかったのでしょうか。約15分進むと他の山道と合流して、標識があります。
その標識のすぐ先に滝への下り口があります。滝に下りずに直進すると和尚山へ行くようです。
急な階段を下りると滝が見えてきました。大きな滝です。おじさんが熱心に写真を撮っていました。
お酒を燗する銚子に形が似ているので銚子ヶ滝だそうですが、高低差もあって迫力のある滝です。
無事駐車場に戻りました。
途中引き返しになってしまいましたが、貴重な体験ができて満足な山歩きでした。
次回は花の時期に訪れたいものです。尾根ではシャクナゲが来年の蕾をたくさんつけていました。
下山後は磐梯熱海駅前の宿の風呂で汗を流してから帰路につきました。東北道は連休のためでしょうか、那須~宇都宮間で断続的に渋滞になって、1時間ほど余計にかかってしまいました。