計画は随分前から有ったのですが、のびのびになっていた大真名子山・小真名子山へ行ってきました。梵字飯場跡Pで前泊して、左周りに2つのピークを周回してきました。コースの4分の3が林道です。今回は志津峠まで自転車を押して上がったので、最後の林道は実に快適に下ることができました。しかし、そこまでの林道歩き、歩きづらい山道で足には随分と堪えたようで、翌日にも後遺症が残りました。
KRさんとの2人旅です。
ルート数値
距離 21.0Km 累積標高 +-1,260m 所要時間 8時間42分(休憩込)
(駐車場~志津峠4.7Kmは登りは自転車を押して歩き、下りは自転車で快速通過。)
行程
梵字飯場跡P 6:10 – 7:15 志津峠 7:25 – 8:19 馬立 8:30 – 9:35 富士見峠 9:46 – 10:45 小真名子山 – 11:25 鷹ノ巣 11:40 – 12:39 大真名子山 12:55 – 14:27 志津峠 14:32 – 14:52 梵字飯場跡P
経過
この山行はかなり前に計画していたのですが、のびのびになっていました。その原因は梵字飯場跡P~志津峠間の通行禁止にあります。その間は約5Km、往復10Kmです。それを考えると躊躇してしまいました。
しかし、今回決行することにしました。たいした理由はありません。ただ、その計画を思い出しただけです。
距離があるので駐車場に前泊することにしました。車中泊も考えたのですが、昨年買って一度も山で使っていないテントを使ってみることにしました。それをKRさんに話すと、KRさんは10年前に買ったテントをまだ一度も使っていないそうで、是非、使ってみたいと言うことで各自テントを持ち込むことにしました。
また、KRさんの提案で梵字飯場跡P~志津峠間を自転車を使おうということになりました。
前日午後、KRさんの軽トラに2台の自転車を積んで出発。17時頃に梵字飯場跡Pに到着。さっそく、テント設営。多少、トラブルはありましたが、無事設営完了。私のテントは2人用なのですが、ザックを置くと一人では余裕ですが二人はかなり窮屈だと思われます。夜食はレトルトのカレーライス。
最初は曇っていたのですが次第に晴れてきて、見事な月夜になりました。廻りは樹林帯ですが、駐車場の範囲が伐採されているので、ま~るく空が開けています。
毎度の事ながら、私はマクラが変わると寝られません。今回も、ウォークマンで落語を聞いている内に寝込んでしまうのですが、しばらくすると目が覚める。それで落語を止めてしまうと全く寝られない。仕方なくまた落語を聴くという事を朝まで繰り返しました。
朝は4:45頃に起き出しました。朝食はフリーズドライのリゾット。少し高価なのですが、お湯で3分で食べられるので忙しい朝には好適。味はほどほど。湯加減に注意。多く入れすぎると完全に「洋風おじや」になってしまいます。食後、テント撤去。朝露の多さに閉口。良く払ったのですが専用の袋には入れられず、ビニール袋に押し込むだけとしました。これじゃ、テント泊縦走などできないですが。
朝には、駐車場には10台ほどの駐車がありましたが、私たちがテント撤去で手間取っている間にどんどん出発して、私たちが最後の出発となりました。
自転車を押しながら志津峠へ向かいました。自転車を押しているとどうしても歩幅が広くなります。それで、いつもの歩きより少し早めの歩きになりました。また、登りでも少しだけ下りになっている場所がありました。
太郎山分岐。
志津峠に到着。自転車を押しながらでしたが、コースタイムより15分早く着けました。
男体山方面。簡易トイレがありました。使用可能かどうかは確認せず。
北方向に、山が見えました。帝釈山・女峰山・前女峰のようです。
馬立に到着。「馬立」の表示はありませんでした。右に山道を下りると女峰山方面らしいです。
しばらく歩くと前から男性が下りてきました。女峰を目指していたようなのですが、馬立で直進してしまったようです。林道が終わらないので道を間違えたと思って戻ってきたらしい。林道を直進しても富士見峠経由で女峰へいけますよと、峠まで一緒に歩くことにしました。
こんな杭が。「野州原林道自動車道終点」。一時はここまで車で来る事ができたのでしょうね。でも何のための道だったのでしょうか。野門までの林道を考えていたのでしょうね。でも、維持が困難で諦めたのかもしれません。
富士見峠で大休止。ここで先ほどの男性と分かれて、私たちは小真名子山方面へ進みました。
最初は樹林帯の山道です。
ザレ場。幅が広いのでコース取りは自由ですが、踏み跡の薄い場所は滑って危険です。踏み跡を追います。
帝釈山の北裾野の先には、荒海山・小野岳などが見えている筈なのですが特定はできません。
矢印に従って右に入りました。ここでザレ場は終わりかと思ったのですが、その先にも続いていました。
その先でやっとザレ場が終了しました。このザレ場で2人と行き交いました。比較的安定した場所だったのでよかったのですが、滑りやすい場所では落石が心配です。
小真名子山山頂付近には反射板があります。KRさんと何に使うのだろうとと話していたのですが、帰宅後調べると、名前の通り、電波を反射して伝達する施設のようです。現在も使われているかどうかは不明。
そこからの眺望。太郎山・白根山が見えていますが、雲がかなり出てきています。
大真名子山への登りは登山道が荒れていました。雨で掘られて通行できなくなると脇に道ができるのでどんどん荒れていくパターンです。登山道の維持は難しいでしょうね。20年後、30年後は歩けなくなるかも知れません。急な登りの写真は撮っていません。
1時間ほど急な登りを我慢すると、傾斜が緩やかになって、頂上は近いと思わせます。
山頂からの眺望。ガスの動きが速くて、見えたり、隠れたり。
小真名子方面
この下りは足に堪えました。途中、トレランの若者に追い越されました。東照宮脇から女峰経由で来たとか、下りは裏見滝方面におりとのこと。あっぱれとしか言いようがありません。
ここからは自転車。数漕ぎで駐車場まで戻りました。峠から20分で戻れたので、コースタイム比で約1時間の節約となりました。
無事歩き終えたのですが、このコースは山道が多くて疲れます。本来ですと女峰も廻るルートがおすすめなのでしょうが、今の私には厳しそうです。
翌日、朝、足には疲れがたっぷりと残っていました。
花