2024.11.16 奥秩父縦走後半3日目(将監小屋~飛龍山~雲取山~七ツ石小屋)

3日目はハードなコースでした。濡れた木橋が最大の難関で、それがいくつも登場しました。おまけに距離も長く必死に歩き通しました。雲取山からは霧雨になってしまいました。

滑りやすい木橋を慎重に進む。

ルート数値
距離17.3km 累積標高 +1,220m -1,360m 山行時間10時間10分(休憩含む)

行程
将監小屋5:05 – 8:00禿岩8:12 – 8:40飛龍山 – 9:17北天のタル9:22 – 狼平11:01 – 三条ダルミ11:53 – 12:33雲取山13:15 – 14:00奥多摩小屋跡 – 14:46七ツ石山14:53 – 15:15七ツ石小屋

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

今日の山行は長時間かかるので早い出発になりました。ヘッドランプを点けての歩きは久しぶりです。濃い霧が出ていました。

足元は低い笹が続いていて、笹の下に木の根が隠れている事があるので要注意です。おまけに右側は急傾斜で、もし転落するとどの辺りまで転がるのかわかりません。
1時間強歩くと少し明るくなったのでヘッドランプを消すことができました。
大きい段差もあります。岩や笹に掴まって進みました。

木橋が出てきました。小さな沢を渡るように架けられているのですが、谷底迄かなりの高低差がありそうです。橋桁は濡れていて滑りそうです。

雁坂小屋で会った若者が「桟道に気を付けてください」と言っていたのを思い出しました。この木の橋が桟道のようです。
慎重に通過しました。途中でポールのキャップを橋桁の隙間に取られてしまったのですが、それを拾う余裕はありませんでした。無駄な動きを極力避けて通過するしかありませんでした。
トラバース道には所々に石積みが見られました。

2つ目の橋。

大常木山南東のガレ場から富士山がかすかに見えました。

禿岩への分岐で小休止。

そのすぐ先に飛龍山への分岐がありました。

そこには石祠もありました。この尾根には祠が少ないようです。奥深い山域なのだから致し方ありません。

飛龍山への登りはシャクナゲの道でした。

飛龍山に到着。

山頂からは東に急な踏み跡を下りました。

登山道に合流。

そこからも崖のトラバースが続きます。怖い木橋が何度も登場して疲れました。


北天のタルに到着。三条の湯への分岐です。もちろん私たちは雲取を目指します。一休み。

すぐ近くの山しかみえません。

狭い崖の登山道は続きます。振り返ると登山道の下が抉れていました。

いやな木橋も続きます。

狼平は幅広の尾根でホッと寛げる場所でした。昔は狼がいたのでしょうか。

三条ダルミに到着。ここから雲取山へ急な登りが続くので一休みしました。

急な登りを頑張りました。

約40分登って、雲取山に着きました。避難小屋の横にでました。
山梨百名山の標識がありました。

数分で東京都の雲取山頂へ。


霧雨が降ってきました。ここでは濡れるので避難小屋で休むことにしました。
小屋前のトイレ。かなりきれいになっていました。

小屋の入口前で休み始めたのですが風が出てきて寒いので小屋に入りました。4人ほどが土間で休んでいました。若い男二人組と夫婦らしき二人組です。私達もコンクリートベンチに腰を降ろして大休止しました。スタイルの良いトレランスタイルの女性が入ってきましたが行動食を食べてすぐ出ていきました。次に外国の3人連れがやってきました。フランス語のようでしたが正確には分かりません。私達が出て行った後に讃美歌のような歌が聞こえてきました。レインジャケットを着て下りました。

動物避けのフェンスとゲートがありました。

ここに五十人平野営場を整備しているらしいです。かつて奥多摩小屋があった場所です。すでに新しいトイレができていました。

七ツ石山への登り。かなり登ります。

山頂に到着。霧に包まれています。

少し下った場所に平将門由来の神社があり、七ツ石の因縁をかいた説明板がありました。

水場に下ってきました。雲取避難小屋に泊る人と途中に行き交いましたが、ここで水を汲んできたといっていました。貴重な水場です。

やっと七ツ石小屋に到着。

テント泊で予約していたのですが、天気を見て小屋泊に変更できるか確認しました。でも満室だということで、変更はできませんでした。奥のサイトにギリギリのスペースを確保して設営しました。その後は待ちに待った3日ぶりのビールです。丸2日間お酒を飲まなかったのは久しぶりです。多分、数年は無かったのではないでしょうか。
最初は霧雨だったのですが、夜間には小雨になって翌朝まで雨は続きました。

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