2024.08.19 太平山

1ヶ月近く山を歩いていません。トレーニングに太平山へ行ってきました。予定通り歩けたのですが、汗だくになって脱いだズボンは驚くほど重くなっていました。

太平山神社のシュウカイドウ。

天気 曇り、下山時には晴れた
ルート数値 距離10.7km 累積標高 +920m -920m 山行時間5時間50分(休憩含む)

行程 大中寺駐車場6:30 – 6:55謙信平7:00 – 太平山神社7:10 – 7:25太平山・浅間神社7:30 – 7:55ぐみの木峠上展望台8:10 – 8:30晃石山8:35 – 8:55青入山9:05 – 9:50馬不入山10:05 – 10:40桜峠10:45 – 11:00青入山11:05 – 11:25晃石神社11:35 – 駒の爪上分岐11:50 – 12:20駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
岩手山行から戻って、長らく山に行っていません。トレーニングに行こうとしても、日光は熊が出没しているというし、遠くまで行くのも面倒だし、ということで、極めつけの低山、太平山に行ってきました。大中寺から馬不入山への往復です。
少しでも涼しい間に歩こうと、早めの出発にしました。
大中寺の駐車場。私が2台目でした。

困ったのは、準備中に藪蚊に襲われたことです。久しぶりの山歩きで、虫よけスプレーを持ってくるのを忘れてしまいました。古い防虫シートがザックに入っていたので、耳と首だけに塗ったのですが、古いので防虫成分が残っているかどうか不安でした。
大中寺に参拝して登り始めます。

昨日雨が降ったので、登山道は滑りやすくなっていました。特に関東ローム層が出ている部分は滑りそうでした。

ゆっくりと登って謙信平に着きました。最初の一休み。蒸し暑いので水分補給をしました。
太平山神社への参道にシュウカイドウが咲いていました。見頃です。

その横にカラスウリの花がありました。夜にきれいな花を咲かせるそうです。それを見たことはありません。

太平山神社に参拝して、登山道に入りました。
太平山前の浅間神社でも小休止。
こんなものを見付けました。サンキライです。

この葉っぱには思い入れがあります。私の故郷では柏餅を包むのにこの葉を使います。ですから、サンキライとは呼ばずに「柏餅の葉」と呼んでいました。実家は甘党(飲兵衛でもありましたが)なので、年に数回柏餅を作っていました。その都度私がその葉を採りに行ったのを思い出します。柔らかい葉は餅にくっついて剥がれないので、堅い葉が喜ばれました。今回ネット検索すると、正式には「サルトリイバラ」という名前だと知りました。薬としての効能もあるようです。サンキライは薬草名らしいです。

ぐみの木峠でも水分補給。
峠にガンクビソウが咲いていました。宝篋山でも今頃は沢山咲いている事でしょう。

峠の上の展望台で大休止。水分だけでなくエネルギーも補給しました。展望は良くありません。靄っています。

その展望台隅にオミナエシが咲いていました。1本だけです。

展望台には温度計があって、22度でした。
エネルギー補給したので少し元気がでてきました。
晃石山山頂。日光方面は全く見えません。ここでも小休止。

その先で、オバサンと行き交いました。先ほど私を追い越して行った人です。あまりに暑いので青入山で折り返して来たそうです。小雨が降り出したのでそれを口実にして私も折り返そうかと思ったのですが、雨はすぐやんでしまいました。
青入山でも小休止。前方に見える山が馬不入山かと思っていましたが、どうやら大明神のようです。コンパスを取り出して確認していると、トレラン姿のオジサンが不思議そうに見て、さっそうと去っていきました。
桜峠への階段をゆっくりと下ってると、東屋でオジサンが休んでいました。今回は休まずに馬不入山へ向かいました。馬不入山から戻って来たという二人のオジサンと行き交いました。今日は「暑いですね~」がお決まりの挨拶です。
「山と高原地図」に太平山も記載されるようになりました。私はネット版しか見ていないのですが、書籍版も同じだと思います。それによると桜峠から馬不入山へのコースタイムは30分だそうです。
ヤブランが咲いていました。以前はぐみの木峠でたくさん咲いていたのですが、今回は咲いていませんでしたので、本日最初のヤブランです。

馬不入山に到着。今回、ぎりぎりコースタイム通りに歩けました。花が多い時期だと無理かもしれません。
温度計は24度でした。

山頂のベンチで大休止。
休憩が終えて立ち上がると、ウエアを小さな虫が這っているのに気づきました。とても小さな虫で目を凝らさないと見えません。ザックにも這っていました。ベンチに居たのに気が付かずに座ってしまったようです。タオルで払い落しましたが、かなりの数がウエアやザックに残っていたと思います。ただ、その後も痒くなったり痛くなったりはしなかったので助かりました。
休憩後下山開始。ヒヨドリバナ。馬不入山で。登りの時はコースタイムが気になって撮るのを後回しにしていました。

桜峠まで戻って東屋で一休み。その横にキツネノカミソリが咲いているのに気づきました。1株だけです。

峠から清水寺に下りてしまおうかとも考えましたが、長い林道歩きより、山道がましだろうと、厳しい階段を登り始めました。疲れる階段です。
晃石神社まで戻って大休止。
今日は2本のポットに氷水を入れてきています。蒸し暑い中、その水で英気を復活して歩くことができました。神社前で残った氷を取り出してタオルでくるんで額、首を冷やしました。とても気持ちがよい。癖になりそうです。神社でゆっくり休んでから歩き始めました。駒の爪上の展望台から右に下る尾根に入って、Cコースで下ります。慣れたルートですが、踏み跡が薄くなっているような気がしました。夏場はここを歩く人が少ないのかもしれません。一部急な場所はあるが大中寺へまっすぐ下る良いルートだと思うのですが。

尾根を下りた所に咲いていた花。ノブキだそうです。

無事駐車場に戻りました。ウエアを脱ぐと汗で重くなっていました。特にズボンは背中から湧き出た汗をたっぷりと吸い込んでいます。夏の低山歩きは厳しい。今日は特に風がなかったので余計に暑さが堪えました。でも、なんとか予定通り歩けてホッとしています。最低限の体力は残っていたようです。防虫スプレーを忘れたり、山頂で小さい虫にたかられたりしましたが、虫に刺されることはなかったようです。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

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