2024.09.04 仙人ヶ岳

足利市の最高峰である仙人ヶ岳へ行ってきました。この山は何度か訪れていますが、この時期に歩くのは初めてです。落葉の時期と青葉茂る時期では尾根のイメージが大違いでした。岩の多い尾根歩きと沢歩きが楽しめて楽しいコースなのですが、やはり、アカヤシオの時期が一番だと思います。

岩場の多い尾根です。

ルート数値
距離10.6km 累積標高 +910m -910m 山行時間6時間40分(休憩含む)

行程
岩切駐車場7:25 – 8:03猪子峠8:05 – 9:18猪子山9:26 – 10:00犬帰り10:10 – 10:48(561m地点)11:05 – 熊の分岐11:18 – 11:42山頂12:05 – 熊の分岐12:28 – 13:11生不動13:13 – 不動滝13:42 – 14:05岩切駐車場

行動食 菓子パン 800kcal 牛乳 130kcal 計930kcal
水 1,300cc

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
家を6時少し前に出て、1時間少々で岩切に着きました。小俣北町バス停の前に路肩の広くなった場所があり、そこに駐車させてもらいました。奥の家への進入路になっている部分を外しても7-8台は停められそうです。

ほんの少し歩くと岩切登山口です。生不動の由来を説明とハイキングコースの略図がありました。「熊出没注意」は最近どこでも見かけます。一応、本日も熊よけスプレーを持参しています。

今日は岩切登山口へ下山する予定です。県道をトンネル方向に進んで猪子峠を目指しました。
少し進むと右に入れる道があります。

入るとすぐこんな掲示がありました。その先は草が繁茂して藪ようになっていました。

ここから峠へは行ってはいけないようです。県道に戻りました。
もう少し先に進むとまた右に入る道があり、先にピンクテープが見えていました。そこから入って猪子峠へ着いたのですが、峠に、岩切に下りるにはトンネル経由で行くように注意書きがありました。どうやら、峠から西に行き県道に出る山道全体が通行禁止のようです。最初は整備されていないからダメなのかと思いましたが、他に理由があるようです。トンネル内を歩くのは怖いですが次回からはそうすることにしましょう。

ちなみに、こんな掲示もありました。赤雪の東の谷コースは倒木で歩けないとのことです。もうずいぶんと前の大雪で倒れたものですが、多分、倒木が朽ちるまでそのままなのでしょう。

石祠に参拝して尾根を登り始めました。

良い尾根です。右側は杉の植林ですが左側は自然林が多いようです。

仙人ヶ岳には10回ほど登っていますが、この尾根は3回しか歩いていません。赤雪から周回して尾根の途中をダム湖側に下りることが多いのです。この尾根を登ったのは10年以上前に1回しかありませんでした。それで、すごく新鮮な景色を楽しむことができました。
標高450m辺りで岩に腰かけて小休止。水分とエネルギーを補給しました。尾根は少し蒸し暑かったです。
休憩後少し登ると右下の樹間にダムを見ることができました。

標高490mピークで大岩の横をすり抜けました。

猪子山に到着。標高511m地点です。また小休止しました。

猪子山から下りる場所で、北西方向に眺望が開けました。
中央奥が仙人ヶ岳のようです。その右奥は袈裟丸でしょう。

もう少し先に進むと大岩が見えました。

南西方向に石尊山から深高山にいたる尾根が見えました。

500mピーク(惟の山)への登り。尖った岩が多い登りでした。

惟の山に到着。読みが分かりません。「ゆい」と読むのでしょうか。面白い山名を付けたものです。

また小休止して犬帰りへ下りました。
少し下ると岩にぶつかります。右に下る巻道がありました。
この標識を見て左に入るとすぐ犬帰りの岩場がありました。

昔一度登ったことがある筈ですが、記憶には残っていません。

とにかく、クサリに体重を掛けてしっかりしていることを確認してから岩を登り始めました。
傾斜はきついですが、ホールドが多いので難しくはありません。

岩の上に登って先に進むと、巻道と合流します。そこにはかつて小学生の作った標識があったのですが、壊れていました。

宗の岳に到着。

知の岳に到着。かつては東方向の見晴らしが良いピークだったような気がするのですが、松が伸びてきて全く眺望はありません。

また小休止しました。
そこから10数分で熊の分岐に到着。疲れて来たので山頂へ行かずにここで下りてしまおうかと怠け心がでてきました。それを振り払って山頂をめざしました。

なんとか山頂に到着しました。
有名な山頂標識は壊れたのか木に立て掛けていました。これでは風が吹けば倒れそうです。

山頂標識のあった場所には足利百名山の小さな標識がありました。

山頂からの見晴らしは悪いですが、小さな樹間が南と北にポッカリと開いていました。
南側。見えているのは深高山だと思います。

北側。多分、残間山あたりだと思います。

ゆっくり休んでから下山開始。
熊の分岐の上で谷から吹きあがってくる風が心地よかったのでまたしばらく休みました。
分岐からトラロープがある急な斜面を谷に下りました。
谷に降りると、アキカラマツが群生していました。アキカラマツはこの沢では数か所で見ることができました。

標高480m辺りまで下ると水の湧き出している場所がありました。

そこで、水を飲み、顔を洗いました。そうしているうちに眼鏡を踏んでレンズがとれてしまうトラブルが発生しました。(翌日、修理してもらいました)
歩くのには不自由しませんが、字が読めません。サングラスを取り出しました。
沢沿いの道は所々で消えて、沢床を歩かねばなりません。水量は少ないので問題なく歩けますが、滑りそうな場所もあるので、そのような場所って慎重に歩を進めなくてはなりません。

橋が架かっていましたが、橋を使わなくとも、少し下に降りて登り返せばOKです。

岩のトラバースは滑りそうですが、トラロープが架かっていました。

ハイキングコースというには少しハードです。

生不動に着きました。参拝して先に進みました。

そこからも同じような沢が続きました。

歩きやすい山道が出てきました。

不動滝の上にでました。

この岩のトラバース道を滝下へ下ります。ロープに掴まって下りました。

滝の前に下りてきました。

不動滝は3段になっていました。

滝からも、朽ちた橋を渡ったり、何回か渡渉をして、林道終点に出てきました。

岩切登山口まででてきました。

下山後は、汗を拭いて着替えました。
トンネル東の登山口を確認しました。
次回はここから歩く予定です。トンネル歩きが怖いですが。

今日は、誰にも会わない静かな山歩きでした。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

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