2017年 6月24日 浅草岳

 ヒメサユリを見に浅草岳へ行ってきました。
 六十里越登山口からの往復です。花はたくさん見られましたが、厳しいアップダウンとヤセ尾根が続き非常に厳しいルートでした。おまけに好天で、日差しの直撃も強烈でした。
 帰宅後、なんとダニに噛まれていることに気づきました。マダニかどうかはわかりません。この顛末は後に少し記録しておきます。
 MTさんとの2人旅です。

ヒメサユリの先に浅草岳

ルート数値
 距離 15.5Km 累積標高 +-1,630m 所要時間 10時間45分(休憩込)

行程
 六十里越登山口4:50 – 5:54 マイクロ中継局 6:00 – 南岳 6:55 – 7:45 鬼ヶ面山 8:00 – 9:00 ムジナ沢カッチ9:20 – 10:40 浅草岳 11:10 – ムジナ沢カッチ12:07 – 13:10 鬼ヶ面山 13:18 – 13:55 南岳 – 14:40 マイクロ中継局 14:45 – 15:35 六十里越登山口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過

前日に道の駅いりひろせに着いて車中泊。夜、数えると10台ほど駐車していましたが翌早朝には20台ほどに増えていました。かなりの人が浅草岳のヒメサユリ目当てだったのではないでしょうか。
相変わらず、熟睡はできませんでしたが、3:20頃に起き出して4時過ぎに道の駅をでました。
登山口近くの駐車場には早朝にもかかわらずすでに10台以上の車が駐まっています。駐車場で泊まった人もいたようです。この駐車場にはトイレはありません。

駐車場から少し下ると登山口です。

登山口からすぐ、大きな段差があったり、石がゴロゴロしていたりで非常に歩きづらい道が続きます。
最初は間違いやすい分岐がいくつかありますが、標識を確認してあるけば迷うことはないでしょう。

小さな沢をいくつか渡りますが、跨ぐ程度のものです。

約30分で鉄塔下に到着。

南西方向の山々。

鉄塔からは急傾斜をジグザグに登って行きます。かなりきつかった。

マイクロ中継局に到着。2つの反射板がある珍しい場所です。

南岳方面。

マイクロ中継局からはしばらくなだらかなで広い山道を進みます。

西に裸山が見えます。会越国境の山らしく見事なスラブです。確かに名前の通りに見えます。

ここから広い山道から細い山道に入っていきます。写真は帰路に撮影。

南岳の南には緩い傾斜地があって、そこにはサンカヨウ・ツバメオモトなどの花がたくさん咲いていました。

山道の脇に雪渓が残っていますが、道の雪はきれいに消えていました。

田子倉湖が見えました。今日は霞んでいて眺望は良くありません。

ほぼ同じ場所から帰りに撮影。

南岳に到着。山頂は狭いので4-5人で一杯になります。

浅草岳が見えてきました。まだ遙か彼方です。

ヒメサユリが咲いているようです。先行者の足が止まっています。

満開とは言えませんが登山道脇にヒメサユリが咲いていました。ヒメサユリの他にもアカモノ・ゴゼンタチバナなどがたくさん見られました。特にアカモノは広範囲に咲いていました。こんなに多くのアカモノを見たのは初めてです。


鬼ヶ面山に到着。

浅草岳はまだ遠いです。

北岳への登り。この尾根は先に歩いている登山者を眺められる場所が随分とあります。低木しかないことと、方向が大きく変わらないからでしょう。

北岳は山道から少し外れています。面倒なので立ち寄りませんでした。
北岳からの下りでこれから進む山道を眺めました。

振り返ると、鬼ヶ面山が見えました。歩いてきた山道は崖の上の狭い稜線です。何度か残雪が崩落する音が聞こえました。

ムジナ沢カッチへの登り。

ムジナ沢カッチの山名板がありました。狭い頂上です。少し長めに休みました。

前岳への登りも険しそうです。

ヒメサユリがチラホラ咲く山道を進みます。


前岳への登り。急な岩場もあります。

前岳でネズモチ平からの登山道と合流しました。少し雪渓が残っています。

浅草岳手前の湿地。大勢休んでいました。ワタスゲも咲いていました。

登山口から約6時間で浅草岳山頂に着きました。山頂は大賑わい。

東峰でも休んでいる人がいます。

私たちは東峰手前で休みました。約30分休んでから下山を開始。
前岳からの下り。先に見えているすべてのピークを通過しなくてはなりません。日差しが熱い。

下山中はカメラ撮影は極力し替えました。というより疲れて撮影が面倒になりました。先の写真から2時間ぶりの写真です。南岳と田子倉湖。

何度も休憩しながらやっと登山口近くになりました。そのころには2リットル用意していた水が少なくなっていました。沢で水を飲むことができました。上手かった。
無事下山できました。
ハードな山歩きでしたが、ヒメサユリなどの花を楽しむことが出来たので満足な歩きとなりました。

翌朝、自宅で首の付け根に黒い点があるのに気づきました。痒みはないのですが、周りが少し腫れています。なんとダニでした。ダニが首に噛みついて離れません。マダニに噛まれて死に至った事故は最近よく聞きます。これは大変と、休日診療所に駆けつけました。ところが、そこの医者は内科医らしく、慣れていないようで、最後まで取ることができませんでした。それで外科の救急に紹介してもらって、そちらへ出向きやっと無事取り除くことができました。1週間ぐらいして何らかの症状が出たときは「ダニに噛まれた」事を医者に伝えるようにと指示されました。
首に噛みついているダニの写真を撮っておけば良かったと思いますが、そのときにはそのような事を考える余裕がありませんでした。この写真は内科医がピンセットで撮ったダニです。ガーゼごともらってきました。左が腹部、右が頭部のように見えます。下の線は定規の目盛りです。両方で約3mmでしょうか。まだ血はそれ程吸っていないようでした。外科医に取ってもらった嘴の部分は、見てもよく分かりませんでした。

これからは多少ダニ防護策を考えようと思っています。
ダニ対策、ヒル対策、熊対策。自然に分け入るのは大変な事です。

カテゴリー: 信越 パーマリンク

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