富士山を見に、秀麗富嶽十二景の一つ、都留市の高川山に行ってきました。山頂からは富士山が見えたのですが、登り下りでは登山道に深く落葉が積もっていて苦労しました。
三人旅です。
ルート数値
距離6.6km 累積標高+690m, -690m 所要時間 4時間30分(休憩込み)
行程
稲村神社駐車場 9:05 – 9:25林道終点9:30 – 中谷・古宿分岐10:20 – 主稜線中谷分岐10:53 – 11:00高川山山頂12:00 – 主稜線中谷分岐12:10 – 主稜線松葉分岐13:00 – 松葉コース登山口13:25 – 13:35駐車場
経過
今年は春秋に金時山に行っていますが、2度とも富士をきれいに見ることはできませんでした。それで、MTさんが今回の計画をたててくれました。稲村神社駐車場から、中谷コースで登って松葉コースで下る周回ルートです。
稲村神社駐車場近くの道は狭くて分かりづらいですが、事前にストリートビューで確認しておいたので無事着くことができました。神社手前の道を少し西に進んで北側から駐車場に入ります。
神社境内には地区の集会場があり、隣に郷土資料館があって、駐車場を共有しているようです。ありがたいことに登山者の利用も許可されているようです。登山準備していると通りかかったオバサンとオジサンが色々と話しかけてくれて、登山道の情報も提供してくれました。
集会所と駐車場。
稲村神社。すみません、駐車させてもらったのに参拝するのを忘れました。
資料館の前のトイレを借りてから歩き始めました。
南に進んで右に折れると自動車道の下をくぐります。
その先にリニア実験線が見えてきました。この角を左に進むとリニア見学センターがあるようです。直進すると古宿コースの登山口に向います。私達は右に折れて中谷コースへ向かいました。
林道の終点で上着を一枚脱いで登山道に入りました。植林地内の道です。この辺りにも熊出現ですか。いつの情報なのでしょう。
植林が消えると落葉が増えてきました。紅葉も少し残っています。
落ち葉を踏みしめて高度を上げていきます。時々、リニアが通過するゴーという音が聞こえました。何度もテスト運航しているようです。
左に大きくトラバースして小さな尾根を越えて少し下ると、古宿コースへの分岐がありました。古宿コースは山頂下が岩場になるのでそれを避けて中谷コースに合流する分岐ルートがあるようです。
ジグザグに高度を上げていきます。傾斜がきつくなり落葉も多いので慎重に登りました。下山してくる人に二人会いましたがまず「落葉が多いですね」という話になりました。
急に風が吹いてきました。今までは尾根が風を防いでくれていたようです。汗をかいた体には風が堪えますが山頂はもうすぐなので強行しました。
歩きやすい尾根です。
山頂に着きました。防寒着を着込んでから写真を撮りました。少し雲が掛かっていますが、富士山はきちんと見えました。まずますの光景で小。
その左。高畑山と倉岳山。MTさんはこんどはそちらに行きたいとか。
風を避けて大休止しました。
しばらく休んでいると雲が少し動いてくれました。
今年一番の富士の姿です。
小用があったので、古宿コースの岩場を見てみました。太めのロープとトラロープが掛かっていました。
滑りやすい場所もありましたが下って登り返すことができました。下から見た岩場。
下山開始。
中谷への分岐を過ぎてすぐ東に下ります。その尾根は岩が多く、今の時期は落葉が多いので慎重に下りました。
歩きやすい尾根もあります。左下には大月ジャンクションが見えました。
山頂から1時間ほどで松葉コースへの降り口に着きます。そこは黄色い紅葉が見事でした。カエデの仲間だそうです。
ここで主稜線を離れて松葉コースへ下ります。直進するとむすび山経由で大月駅へ下ることができるそうです。
黄色く紅葉していたのはこんな葉っぱです。楓の仲間だと思いますが、詳しくは分かりません。
石仏がありました。一番右側の石には馬頭観世音の刻印があります。
弁慶岩。登山道を塞ぐように立っています。「弁慶の立往生」なのでしょう。
新しい馬頭観世音がありました。明治十六年に建てられたようです。
正面の山は九鬼山です。登山口から10分で駐車場に戻れました。
今回は富士山が綺麗に見られて良い山行になりました。
下山後、汗を流そうと考えたのですが、近くには適当な風呂がありませんでした。下山後の風呂では1時間ぐらいしか使用しません。それに1000円以上かけるのは勿体ないような気がします。それで風呂に入らずに帰路についたのですが、少し風邪気味になりました。大事には至りませんでしたが。風呂に入らずとも着替えだけはした方が良かったのかなと反省。