2023.10.19 雨飾山

今年の紅葉は猛暑の影響か、出来が悪いと言われていますが、雨飾山の紅葉は見事でした。登山の前後で旅館泊という贅沢な山歩きでした。
MTさん、HYさんとの三人旅です。

紅葉の雨飾山はたくさんの登山者で賑わっていました。

ルート数値
距離10.2km 累積標高+1,280m, -1,280m 所要時間 9時間30分(休憩込み)

行程
雨飾高原キャンプ場登山口5:45 – 尾根取付6:05 – 6:58ブナ平7:08 – 7:53荒菅沢8:13 – 9:40笹平9:55 – 10:30雨飾山山頂11:20 – 12:00笹平12:05 – 13:15荒菅沢13:25 – 14:12ブナ平14:18 – 尾根取付14:55 – 15:15登山口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
雨飾山は紅葉で有名らしいです。今年は紅葉がパッとしない、猛暑だった影響かと言われていますが、その紅葉目当ての計画にのせてもらいました。私にとって初めての雨飾山です。
前日9時に小山を出て、長野で新そばでランチとし、オリンピック道路で大町に入ると、正面に鹿島槍ヶ岳が見えてきました。道が北向きに変わると、白馬三山が見えます。このようなすぐ山が見られる生活も楽しいだろうなと思いましたが、いざ生活すると厳しいものがあるのでしょうね、きっと。小谷温泉に着いてから翌日の登山口を確認してこようと奥に進みました。迷うことなく登山口駐車場まで行けました。既に駐車している人がいたので尋ねると、紅葉時期には前夜に車中泊で一杯になるそうです。そうなると300m程戻って第2駐車場か路肩駐車になってしまいます。
当日は4時過ぎに起きて、宿で用意してくれたおにぎりを朝食としました。私は完食しましたが、後の二人は食べられなかったようです。
5時過ぎに少し明るくなってから宿をでました。5時半頃に駐車場に到着。幸運なことに、空きが数台分あり、そこに停めることができました。この駐車場の上にキャンプ場があります。登山前夜にテント泊する人もいるようです。トイレもありますが、使わなかったので状態は良く分かりません。

トイレの左側が登山口です。最初は少し下ります。

湿地帯の木道を進みました。脇に小川が流れていて、澄んだ流れに魚が泳いでいました。

木道は分かれるのですが、新しい右側へ進みました。

湿原の横の林も紅葉が始まっていました。

ここから尾根に取り付きます。

尾根は最初から急登でした。

あとからの登山者にどんどん追い越されます。

傾斜が緩やかになって、大木のブナが増えてきました。ブナの中を歩くのは気持ちが和みます。

ブナ平に到着。ここで一休み。

そこからはしばらく歩きやすいブナ平です。ブナの紅葉を楽しみながら歩けます。

見事なブナです。

紅葉も見事なのですが、私の腕前ではカメラでその色が表現できません。

このルートにはこんな標識があって、山頂までの進捗状況がわかりやすくなっています。「1/11」は400mになっているようです。

紅葉の道。

携帯トイレブース。登山口には使用した携帯トイレの回収ボックスがありました。

荒菅沢への降り口に展望の良い場所があって、カメラマンで賑わっていました。私も1枚。

荒菅沢へ下りてきました。大勢の登山者が休んでいます。私達も一休み。

ザックを下ろして周りの紅葉を撮りました。勿論、一番の被写体は布団菱です。



沢水も飲んでみましたが美味。
そこからは今まで以上の急登が始まりました。
周りには大木は無くなって、丈の低い灌木になりました。登山道には岩が増えて、急なハシゴもでてきます。

このルートにはコシアブラが多くて、薄黄色の葉は非常に上品な色です。

昨日は晴天だったそうですが、本日もなかなかの良い天気です。
撮影スポットが増えてきて度々立ち止まるので、進むスピードは益々遅れてきました。

尾根には岩場が増えてきました。

オオヤマボクチ。枯れる寸前です。

灌木が少なくなって、岩稜を登る登山者が見えます。

私達も頑張って登ります。

見下ろすと、次から次へと登山者が登ってきます。

東側に金山。その左奥に焼山が見えました。

アザミ。大型です。

笹平の東端に登ってきました。ここで一休み。ここからは金山方面への登山道が分岐していました。

糸魚川方面。日本海が見えました。

笹平を進むと、コル状の場所が雨飾温泉への分岐でした。振り返って。

山頂への急登が始まります。山頂で休んでいる登山者が見えます。

急登を登るときに気になるのは「雨飾の乙女」です。時々、振り返って確認します。

中腹の紅葉を見下ろせます。その先に糸魚川の街並みと日本海。

山頂に到着。

山頂は賑わっています。雨飾山は小さな双耳峰で、こちらは山頂の南峰です。写真中央は北峰です。

西には北アルプスが眺められました。

少しアップしてみましょう。
白馬岳~雪倉岳~朝日岳

蓮華岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳~白馬三山

中央が槍ヶ岳。鹿島槍ヶ岳~五竜岳。

その左奥には八ヶ岳の姿も薄く見えました。
東側。中央は焼山と火打山。その右のなだらかな山が金山。

北側。尖っているのが鬼が面山だそうです。岩峰です。

山頂で大休止。

山頂からの乙女。笹平の右側は崖です。

山頂には三角点。

休憩後、北峰に寄りました。石祠が5基並んでいます。写真は裏側から採っています。

南峰の右奥に高妻山が見えました。

下山開始。

下山時もカメラタイムが多く、紅葉をゆっくりと楽しみました。
山頂東のスラブ谷。

笹平下の岩稜を下ります。

荒菅沢まで下りてきました。一休み。

沢上の展望地で再度カメラタイム。
荒菅沢を見下ろす。沢出会いの河原が休んだ場所です。登山道は右側の尾根を登ります。中央の平らに見える場所が笹平の東端です。笹平はスラブの上に広がっているので下からは見えません。

見事な紅葉

ブナ平

まもなく尾根は終了。

無事、駐車場に戻ってきました。残っている車は僅かです。

前夜、泊った小谷温泉の宿に戻って汗を流しました。前夜はなかなか寝付けなかったのですが、山でたっぷり疲れて来たので、ぐっすりと眠ることができました。

翌日は、宿で朝食を食べて、ゆっくりと出発。
鎌池にハイキングに行きました。そこは紅葉の名所だそうで、たくさんのカメラマンがいました。みんな年配で、お婆さんも多いのに驚きました。なかには、複数のカメラをぶら下げた方もいました。
鎌池の写真


ここもブナが多いのです。

弁天島の紅葉。

鎌池。



車道から撮った雨飾山。これが今回最後の雨飾山です。

その後、戸隠でソバを賞味してから帰路につきました。18時半ごろ帰宅。

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