2023年04月04日 筑波山

筑波山は今は花の季節です。その季節にV字谷コースに挑戦したのですが、結果は失敗。肝心な部分の前に隣の谷に入ってしまったのです。でも、御幸ヶ原や遊歩道では大勢のハイカーで賑わい、カタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲなど多くの花を見ることができました。
KRさんとの二人旅です。

ニリンソウがきれいに咲いていました。

ルート数値
距離距離8.3km 累積標高+950m, -950m 所要時間 6時間(休憩込み)

行程
梅林入口駐車場8:45 – V字谷コース入口9:05 – 末社巡りとの交差9:40 – 谷を間違える9:55 – 11:05尾根で休憩11:15 – 展望台11:50 – 11:55東屋で休憩12:15 – 12:22男体山 – 12:35御幸ヶ原 – 12:55屏風岩 – 13:15弁慶茶屋跡13:30 – 14:15迎場コース分岐 – 14:45駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
筑波山にV字谷というバリエーションルートがあることはかなり前から知っていました。それで、KRさんに同行願って一度歩いてみたいと思っていました。KRさんは一度だけ歩いたことがあるそうです。ただ、詳しくは思いだせないといっていました。
下妻のKRさん宅に寄ってから梅林の駐車場に向かいました。途中見える筑波山は中腹まで山桜の薄ピンク色がきれいにパッチワークのように見えました。今年は花の咲くのが早いようです。
駐車場は私が2台目でした。今まで気づかなかったのですが、水が出ていました。谷水を引いたのでしょうか。

本日歩くコースは神域だということです。山の神様に念じてから入っていきました。
山道はその先でいくつかに分かれます。末社巡りで何度か歩いている道です。
V字谷に入っていきました。最初は枯沢です。奥に鋭くV字になった谷があるそうです。

所々で赤ペンキでVのマークがありました。

谷から取水していたのでしょう。タンクがありました。

沢を10分程歩くと少し水がでてきました。この下で伏流水になるようです。

その先で、末社巡りで歩いた山道と交差しました。写真は振り返って撮ったものです。踏み跡の奥に住吉神社があります。末社巡りでは住吉神社からこの沢を渡って猿田彦神社へ向かいました。

この先から少しルートファインディングが難しくなりました。
赤ペンキのVマークは沢の真ん中を歩かないと見られないことがあります。歩きやすいコースを探して脇にづれて歩いてしまうと見失います。
ここは木に矢印がありました。左へ入ります。

すぐピンクテープがありました。そこは直進したのですが、その先で左に入ってしまいました。

確認の為に2つの沢の間に上がりました。右の沢に小さな赤ペンキを見たのですがVマークではありません。左の沢が規模は大きく見えました。
それで左の沢を登ることにしたのですが、すぐ白テープを見つけました。それで、この沢がV字谷だと確信してしまいました。
今考えると少し進んだ所で現在位置を再確認すればミスに気付いたはずなのですが、白テープに惑わされてしまい、確認をせずに進んでしまいました。
沢は急になってきましたが、余裕で登れます。

沢は木くずで汚れてきました。

4-5mの滝がありました。もちろん登りません。

その滝の右の大岩に登って一休み。そこで位置確認して間違った沢を登って来たことに気づきました。
今更戻る気になりませんでした。東に尾根を越えればV字谷に行けるのではないかと思いました。そして、最悪、上に登れば踏み跡か遊歩道に出るはずです。私はヘルメットを被りました。
何か所か足場の悪いトラバースがありました。そのような所に限って掴まる木が少ないものです。

V字谷右岸の尾根に着いたのですが、ちょうどV字谷核心部の右岸に着いてしまったようで、谷に降りる事ができません。今回はV字谷を諦めて尾根を登ることにしました。急な斜面を登って安全な場所を見つけて一休みしました。すると下から女性の声が聞こえてきました。声は次第に大きくなります。やがて、私たちが休んでいる斜面の少し下の谷を男女二人連れが登ってきました。二人はV字谷を踏破して遊歩道を目指しているところでした。
休憩後、一旦下って二人を追いかければ良かったのですが、少し登るとテープがあり、やがてしっかりした踏み跡がでてきたのでその踏み跡を進みました。踏み跡に乗ってからヘルメットとロープをしまいました。途中でロープを出したのですが、取り出した時には難所は終わっていたので、一度も使うことはありませんでした。その踏み跡は、猿田彦ルートからV字谷へ向かう踏み跡だったようで、結果的には西に大きく迂回してしまったことになります。
展望台に着くとオジサン二人が休んでいました。晴れているのですが多くの山は全く見えません。オジサンが富士山が見えるよと指を差してくれたのですが私にはまったく見えませんでした。

東屋に着くと先ほどの男女二人連れが休んでいました。私達もそこで情報交換しながら一休みしました。
休憩後、男体山へ。山頂では多くのハイカーがいました。そこからの遊歩道でも家族連れと行き交いました。
御幸ヶ原でも、平日だというのに大勢の観光客がいました。

カタクリ目当てで登って来た人が多いようです。山頂のカタクリ園は北面のものに比べるとずっと規模が小さく、三毳山や角田山と比べるとあまりにも貧弱です。
遊歩道を下って、弁慶茶屋跡の新しい東屋へ来ました。2月にここに来た時には丁度工事中だったのでそのような東屋ができたのか見たくてやってきました。
少し立派な東屋です。暖簾が掛かっていて驚きました。とくかく、大休止。

茶屋跡から白雲コースを下りました。
ニリンソウが咲いていました。

有名でないカエル石。登山道の真ん中にあります。下から見ると少しカエルに見えます。

白蛇神社。外人さんが熱心に見ていました。

弁慶茶屋跡から45分で迎場コースとの分岐。茶屋跡の観光案内に35分の掲示があったのだけど、45分かかりました。一生懸命歩いたのですが。

ここで少し近道。筑波神社裏の山道を歩きました。KRさんは詳しいです。

御大堂の裏から車道に出て、新しい観光案内所を経由して駐車場に戻りました。駐車場には5-6台駐車していました。
無事下山したのですが、やはり後悔の残る山行でした。近日中に再挑戦したいと思います。次回は、スマホにルートデータを記録しておきます。
少し甘く見ていました。

今回見た花

駐車場の近くで、クサイチゴ。

ヒメオドリコソウ。

ヤマブキも咲いていました。

これはニガイチゴですか。

土崖で見たミヤマキシミ

遊歩道脇のカタクリ。小さな花が多かった。

エンザンスミレ。

後で調べます。

タチツボスミレ。

リンドウ。フデリンドウでしょうか。

男体山の下りで見頃のカタクリが咲いていました。

ハルトラノウ。カタクリ園で。

オオカメノキ。女体山の下で。

ニリンソウ。

スミレ。

黄色い花。これから調査します。=>ツルキンバイのようです。

キクザキイチゲ

白雲コースのニリンソウ。

これもキクザキイチゲなのでしょう。アズマイチゲは葉の先が丸みがあり、葉が垂れていることが多いそうです。

シャガ。筑波山神社近くで。

車道脇で。ウマノアシガタ。

ミツバツチグリのようです。

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