2023年02月15日 雨巻山(栗生尾根周回)

雨巻山の西に、栗生へ延びる2つの尾根があります。今回はその尾根を周回しました。特に特徴はありませんが、陽だまりハイクに程よい尾根でした。ただ、今回は少し寒かったですが。
3人旅です。

雨巻山は6年ぶりでした。

ルート数値
距離7.3km 累積標高+660m, -660m 所要時間 4時間20分(休憩込み)

行程
駐車地6:55 – 尾根取付7:00 – 図根三角点7:20 -(休憩10分)- 主稜線ルートに合流8:10 – 8:15雨巻山山頂8:40 – 深沢分岐8:55 – 門毛分岐9:03 – 県境別れ9:31 – 山本浅間様分岐10:02 – 10:07山本浅間様10:27 – 山本浅間様分岐10:30 – 10:45鉄塔下おじさん別邸10:52 – 県道へ下山11:05 – 11:15駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いたルート

経過
Mさんからお誘いを受けた山歩きです。私は特に意識していなかった尾根なのですが、地形図を見ると楽しそうな尾根です。その後、ネットで情報を確認すると、それなりに歩かれている尾根のようでした。
小山を6時にでて益子町へ向かいます。道の駅の前を通って県道257号がが狭くなった場所で、県道297号に入るのですが、入口を通り過ぎてしまいました。強引にバックしてその県道に入りました。峠を越えると、右に林道栗生本線の入口があります。その林道を少し進むと林道はY字に分かれていました。その右側に駐車スペースがあります。よく見ると木に「2台駐車」と書いたテープが巻かれていました。確かに木と木の間に2台は駐車できそうです。その真ん中に止めてしまったので、きちんと駐車しなおしました。その先にも1台停まれそうです。

7時前に歩き始めました。随分と早い開始となりました。
左の林道へ入ります。こちらの林道が支線のようです。

周りには白梅・紅梅が咲き始めていました。その林道は「雨巻山栗生沢ルート」の入口らしいです。

林道を5分も歩かないうちにロープが張られていました。沢ルートは林道を直進するようですが、私たちは林道を離れて右に取り付きました。丁度、その辺りが「雨巻山栗生中尾根」の末端になるようです。

踏み跡を辿って尾根に取り付きます。アオキの葉が萎れていました。最近の寒さで凍てついたようです。足元は霜柱ができていて、それを踏みしめながら登りました。

少しきつい傾斜はすぐ緩やかになりました。「地籍図根」の杭が打たれています。この杭は今回たくさん見ることになります。

歩きやすい尾根です。踏み跡は濃厚ですが、木に赤ペンキマークも多いので、迷うことはないでしょう。もちろん、尾根自体が読図不要なくらいの尾根なのですが。

尾根を20分ぐらい登ると、植林が丸く伐採されている場所があるのですが、そこに、図根三角点がありました。益子町が設置したもののようです。

伐採されて視界が広がった先に富士山が見えました。この視界を得るために伐採したのでしょうか。

その先に大岩がありました。右に巻きました。

先程まで、左手には眺望コースの岩場が見えていたのですが、いつのまにか、雨巻山主稜線が近づいてきました。

左からは冷たい風が吹いています。私はいつもなら脱ぐダウンを着たままでした。それでも冷えるので、耳当てをして手袋も厚手に変えました。
主稜線に合流する前に風を避けて休みました。熱い飲み物で体を温めます。
主稜線に合流。「岩の道」の標識があります。合流場所は登山道が山頂近くで「岩の道」と「階段の道」に分かれている場所で、その「岩の道」側に合流します。

まもなく山頂です。

山頂に到着。MさんとHさんは先日来たばかりですが、私は6年ぶりです。

ベンチで大休止。Mさんが温かいスープを作ってくれました。まだ、8時を過ぎたばかりなので温かさが沁みました。
前方には、丘陵地帯の先に、太平洋が輝いて見えました。

仏頂山が見えました。6年前にはここから仏頂山まで縦走しています。

大休止後、9時前なのにもう下山開始です。栗生尾根コースへ向かいます。

途中、展望台に上ってみました。階段は立派に補強されていますが、肝心の芯棒が弱々しく見えました。展望台からは木が邪魔をして眺望は良くないのですが、富士山方向だけは開けていました。

ここを右に入って栗生尾根に入ります。ここから県境を歩くことになります。

岩瀬町の境界杭がありました。県境の証です。

凍坂への分岐。

その先に林道に降りる分岐がありました。私たちは直進です。

下りの尾根は「雨巻山栗生外尾根」というそうです。歩きやすい尾根です。踏跡、ペンキマークは濃厚です。

右手には登りで歩いた中尾根が見えています。標高は中尾根のほうがかなり高いようです。

門毛金場への分岐。逆に栗生へ下りることもできるようです。大きい標識は倒れていたので、Mさんが木に挟んで起こしてくれました。

標高300m地点。県境はここで尾根を離れて左に下ります。

少し広くなった樹間から大郷戸アルプスが見えました。

のどかな尾根歩きです。私もダウンを脱ぎました。

山本浅間様分岐。まだ早いので浅間様へ立ち寄ることにしました。

正面の形の良い小ピークに浅間様が祀られているそうです。

分岐から5分でピークに着きました。浅間様は小さな石祠でした。

この浅間様は麓の山本集落の守り神なのでしょう。集落の方向に山道ができていましたが、その道はとてつもなく急傾斜でした。登り下りはかなりの根性が要求されそうです。
少し下ると展望台があるそうなので、山道の左側の急な踏み跡を下ってみました。1分で岩の上にでます。

その岩からは正面に大郷戸アルプスが見えます。

その左には筑波山と加波山。

袈裟丸・皇海山の方向なのですが、山は見えませんでした。手前の真岡市街が良く見えます。

分岐に戻って北へ尾根を進みました。尾根に沿って大きな杉が植えられていました。

290mピークから下ります。

その下りは、地形図でも分かるように急傾斜でした。今回で一番の厳しい場所でした。木や笹に掴まって下り終えると、作業小屋があって、何かを肥やしているオジサンがいました。尋ねると話好きで、いろいろと話してくれました。燃やしているのは「籾殻の燻炭」を作っているのだそうです。籾殻は炭にすると土壌改良の効果が高まるそうです。私も昔、故郷で両親が燻炭を作っていたのを思い出しました。
オジサンに分かれて先に進むと2本の鉄塔があります。

2本目の鉄塔下からは西に晃石山を見ることができました。三毳山かと思っていましたが、帰宅後調べると晃石でした。

巡視路を北に進んで、県道の峠に下りてきました。

県道から林道に入る入口に登山口の標識がありました。雨巻山は標識がきちんと整備されている山です。

林道の標識。「栗生本線」と彫られているようです。

駐車地に戻ってきました。午前中に下山完了するのは久しぶりです。
下山後は、益子町で蕎麦を食べて、道の駅で買い物をしました。野菜が新鮮で安かったので、平日なのでかなり人が集まっていました。
今回は汗をかきませんでした。風呂に入らずに帰路につきました。

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