北海道山行第3段は樽前山です。7合目登山口からの往復です。樽前山も活火山ですが、こちらは山頂に溶岩ドームが形成されていて、十勝岳とは異なる火山の様相を楽しみました。なにより、距離が短いのが疲れ気味の私達にはありがたい事でした。でも、人が多い。登山者というより観光客という感じのハイカーも結構いました。
KTさん、SKさん、NGさんとの4人旅です。
山頂部の溶岩ドームは火山のエネルギーを感じさせてくれました。
ルート数値
距離4.2km 累積標高+430m, -430m 所要時間 2時間25分(休憩込み)
行程
駐車地9:50 – 9:55 7合目登山口10:05 – 10:52山頂下分岐10:55 – 11:02山頂11:25 – 山頂下分岐11:30 – 12:02 7合目登山口12:10 – 12:15駐車地
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
略。一般ルートです。
経過
白銀荘で朝食を済ませ、6時からの朝風呂に入ってから、樽前山を目指しました。途中から、私が運転したのですが、自動車道で睡魔に襲われそうになり困りました。次のPAで休憩と思っても、北海道はPAが少ないのです。
樽前山へは車でかなり標高を稼ぐことができます。国道276号から左に折れてると道幅が狭くなります。5合目ゲートでもかなりの車が駐車していましたが、その先に入ることができました。砂利の林道を登っていくと整理員に路肩に案内されてそこに駐車しました。
歩き開始。路肩には駐車場に入れない車がたくさん止まっています。
7合目駐車場。トイレもありますが、ぼっとん便所でペーパーの持参が必要でした。でもあるだけ有難いことです。
登山道は見通しの良い広い道になったり、樹林帯内の細い道になったりしながら標高を上げていきます。樹林内はかなり蒸し暑かったです。
もう樹林はありません。この辺りが風が少なく日差しが強く一番汗をかきました。
火口を取り巻く稜線まで登ってきました。登山口から50分です。少し風が吹いていていい気分です。正面にはドームが登場してきました。ここで、西山と東山に分かれるのですが、大部分は山頂となっている東山へ向かいます。私たちもそれに倣いました。写真は下山時のものです。
登って来た方向を見ると太平洋が見えるはずなのですが、雲が掛かっていて見えませんでした。海らしいものも見えたような気がしますが、海だか雲だかよくわかりません。
無事下山。
下山してから、支笏湖畔で行動食の残りでランチとしました。
湖畔から見た樽前山。右は風不死岳で、左が樽前山です。湖畔からもドームが見えます。
樽前山で見た花はイワブクロとシラタマノキだけでした。ところで、イワブクロは別名タルマイソウ(樽前草)だそうです。樽前山を代表する花という事らしいです。
食後、丸駒温泉で汗をながしました。湖面と同じ高さの露天風呂にも入りましたが、その道の通にはかなり有名な風呂らしいです。
その後、ニセコで夕食などの買い物をして、KTさんの知人所有のトレーラーハウスへ向かいました。今日はそこに泊めていただきました。
12日は積丹半島観光です。
神威岬では観光客に混じってカムイ岩まで歩きました。海が積丹ブルーで見ごたえがありました。また、花もたくさん見ることができました。
名物はうに丼らしいですが、有名店はどこも行列ができていました。私たちもそのうちの1つで海鮮丼を食べました。島武意海岸を散策して、岬の湯で汗を流してから銭函の宿に向かいました。
その宿も非常に安価な宿でしたが、とても家族的でした。
13日は倶知安まで戻って、美味しいという洋菓子をお土産に買って、また、フェリーでの夕食用に豆腐を買いました。この豆腐は安いのですが美味しかったです。
買い物後、京極町で美味しいと評判のうどんを食べました。これまた美味しかった。最近はコシのありすぎるうどんが美味しいと言われる傾向がありますが、私のように年配になるとそのようなうどんは食べづらいのです。ここのうどんは丁度いいように思いました。名水らしいのですが、小麦も良いのでしょう。
その後、カルルス温泉で北海最後の温泉をたのしむ。
白老のウポポイにも寄ったが、これはじっくりと時間をかけて見学するもので、フェリーの時間調整では時間が少なすぎました。
その後、苫小牧からフェリーに乗った。台風の影響が心配されたのですが、船の揺れは少なくて助かりました。
14日、無事帰宅。
最後に、今回の北海道山行のエポックは白雲岳避難小屋からトムラウシを目指して歩いた約20Kmでした。今振り返っても良く歩いたなと思います。でも、2度とそのルートは歩かないでしょうね。自分では絶対計画しないと思います。でも、大雪山は今後是非再訪したいと考えています。7月上旬の花の時期に、日帰りを繰り返して大雪山を満喫したいと思います。
でも、今回の経験は記憶に残る山歩きだったと思います。