2022年06月05日 太平山

トレーニングで太平山を歩いて来ました。大中寺へ下山で初めてDルートを歩いたのですが、古いテープは多いのですが、最近は歩く人がいないのか踏跡は全くありません。ただ、傾斜が急なだけのルートでした。多分、もう歩くことはないでしょう。

晃石山山頂。

ルート数値
距離10.8km 累積標高+980m, -980m 所要時間 5時間35分(休憩込み)

行程
大中寺駐車場8:50 – 9:30太平山神社9:35 – 9:50太平山(浅間神社)10:05 – 10:45晃石山10:53 – 11:10青入山 – 桜峠11:23 – 11:55馬不入山12:20 – 桜峠12:50 – 青入山13:10 – 13:27晃石神社13:30 – 大中寺分岐展望台13:40 – Dコース分岐13:55 – ぐみの木峠ルートに合流14:15 – 14:25駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いたルート

経過
最近は恒例になっている四郎沢を予定していましたが、早朝の雨で急遽中止になりました。その後晴れたので、トレーニングに、近くの太平山へ行ってきました。
大中寺から歩き始めました。
参道のアジサイはまもなく見頃になりそうです。

「不許葷酒入山門」の碑。酒飲みは禅寺には入れません。葷はニンニクやラッキョウのような匂いの強いものを指すそうです。仏様が嫌うようです。

何度見ても立派なお寺です。正式には「大中禅寺」なのですね。

右手から登山道に入ります。岩の多い登山道を登ると、10分程で林道にでます。そこから謙信平経由で太平山神社へ向かいます。
山門。

石段脇のアジサイもまもなく見頃です。

神社本殿に参拝しました。他にもたくさんの神社が並んでいるのですが。

山道に入るとすぐ空腹を覚えました。なんとか浅間神社まで持ちこたえて、参拝の前に、そこで腹ごしらえました。ベンチでパンを食べている間にも、数人のハイカーがやってきて、先に進んでいきました。
太平山山頂。浅間神社の裏です。

ぐみの木峠に下って、小さなピークをいくつか越えると、展望台です。ツツジの時期は見事なのですが、今の時期はなにもありません。景色も霞んでいました。

駒形石の先の展望台からは大中寺に下る分岐があります。その展望台、ハングライダー基地を越えて、晃石山山頂に着きました。
そこで大失態に気づきました。デジカメのバッテリーが切れてしまったのです。昨日充電するのを忘れてしまいました。そういう時に備えて予備のバッテリーが有る筈なのですが、それも持ってきていませんでした。仕方ありません。そこからは慣れていないスマホで撮ることにしました。
山頂の祠と一等三角点。

太平山の尾根は何度も歩いていますが、まだ、距離感というか、地形の詳細を把握できていません。
ですから、晃石山から青入山を目指すときも、「次のピークが青入山だ」と思っていてもそれが外れてしまうのです。
桜峠へ下り、馬不入山を目指すときも「次のピークが馬不入山だ」と早合点してしまいます。やっと、樹間に馬不入山が見えました。

右に尾根を見るトラバース道を過ぎると、やっと、馬不入山への最後の登りになります。
山頂に着きました。数人のハイカーが休んで話し込んでいます。私は少し離れて休みました。四郎沢で食べる予定だったおにぎりを2個食べてから下山開始です。
復路では往路で気付かなかった花をいくつか撮ることができました。花を撮っているとどんどん追い越されていきます。

晃石山は山頂を避けて、神社へトラバースしました。トレーニングなのにそんなことしちゃダメですよね。

大中寺への尾根分岐がある展望台まで戻ってから大中寺へ下りました。今回もCコースで下山予定でしたが、Dコース分岐まで来るとまだ歩いたことがないDコースを歩いてみたくなりました。ここからDコースへ入ります。

Dコースは急な尾根を下っています。踏跡は全く見えませんでした。ただ、色あせたテープが沢山あるので、それを追います。

滑らないように木に掴まりながら下ると、10数分で古いDマークがありました。この辺りからはテープがなくなりますが、沢音が聞こえてきました。

少し尾根を下って、歩きやすい場所を探して沢に下りました。
沢を渡ると、ぐみの木峠からの山道に合流できました。この尾根がDコースの尾根です。写真では傾斜がわかりませんが結構急傾斜でした。ただ、危険な崖や岩場はありませんでしたので、滑らないように注意すれば楽なコースでした。でも、面白みはないので二度と歩かないでしょう。Cコースの方が歩きやすいので。

無事下山しました。
初夏の太平山は思った以上に花が咲いていて楽しい尾根歩きでした。トレーニングには少し物足りないかもしれません。

山で見た花

アジサイ。大中寺。

テイカカズラの落花。結構見ましたが、見上げてもどこに咲いていたのかわかりませんでした。もちろん、名前に気づいたのは帰宅してから。山では木に付いた花を探していました。=>クサギの花でした。

コアジサイ。晃石山山頂。

コアジサイ。晃石神社境内。

ニガナ。桜峠。白花も見たが枯れかけていた。

ニガナ。晃石神社境内。花弁が5-6枚で低山に咲く。茎葉は少し茎を巻いていて、柔らかい鋸歯が少しある。

コゴメウツギ。花は終わって小さな実を付けていました。

ネジキ。太平山では初めて見たような気がします。花は終わりかけていました。

イワニガナ。別名ジシバリ。葉が丸い。桜峠の階段で。

フタリシズカ。桜峠の階段で。

不明。小さな花です。繊毛が葉柄・花柄に謙虚にみられる。

不明。カエデドコロなどの仲間だと思いますが、合致する名前を探せません。葉の形はカエデドコロから切れ込みを緩やかにしたような感じで、ナガイモに似ている。花はカエデドコロにそっくりなのだが、花の付き方が違う。=>2022.6.9 花色からしてカエデドコロとするのが一番だと思われます。他の近似種は花色が淡黄色~淡緑色です。雌花は柄が無いそうなのでこれは雌花なのでしょう。葉の切れ目が浅いのは、平凡社の「日本の野生植物」にも似た葉が載っていたので問題なさそうです。

ナルコユリ。

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