2022年05月10日 吾妻耶山

吾妻耶山へシャクナゲを見に行ったのですが、今年は花の付きが悪く、時期も少し見頃を過ぎていたようです。でも、山頂からの眺めは見事でした。
2人旅です。

山頂から谷川岳。

ルート数値
距離5.8km 累積標高+580m, -580m 所要時間 3時間55分(休憩込み)

行程
仏岩ポケットパーク9:20 – 赤谷越9:45 – 仏岩9:50 – 11:15吾妻耶山山頂11:50 – 12:50仏岩 – 赤谷越12:55 – 13:15仏岩ポケットパーク

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いたルート

経過

先日、吾妻耶山へシャクナゲを見に行った人に聞くと、今年は花が少ないそうです。それなのに何故行ったかというと、下山後に渋川でモツ煮を買いたかったからで、永井商店の近くで山を探していたら吾妻耶山になった次第です。
小山をゆっくり7時過ぎに出て、仏岩ポケットパークには9時頃に到着しました。トイレ完備で、数十台駐車できそうなくらい広い駐車場でした。しかし、我々しかいません。隅には雪が残っていました。道路を除雪したものがまだ残っているようです。

駐車場からは北東に開けていて、正面に見えるのは至仏山から武尊山のようです。

東屋の傍に登山口がありました。

ジグザグに標高を上げていきます。特に歩きにくい場所はないのですが、この倒木を跨ぐのは大変でした。結局下をくぐりました。

今回の主稜線に到着。赤谷越という峠です。西に下ると川古温泉という場所らしいです。
雪がある時期にはここから阿能川岳へ歩く人もいるようです。

歩きやすい尾根道になりました。

仏岩に到着。お姿は少し窺うことができただけです。

「滑落注意」の看板がいくつかあります。尾根は左右が急傾斜なので転がりたくはありません。

崩落場所。大木が倒れて登山道が崩落した場所が2か所ありました。

その先で、尾根を進む登山道が通止めで迂回路ができていました。

その辺りからシャクナゲがチラホラ。迂回路はすぐ通行止めの登山道に合流します。少し、通行止め領域に入ってシャクナゲを撮らせてもらいました。
少し尾根を進みます。シャクナゲは終わっています。

この先でまた尾根はロープで塞がれていて、右にトラバース道がありました。滑落防止にロープもあります。

尾根に復帰すると、シャクナゲが少し咲いていました。後ろに雪山も見えました。

次第に傾斜がきつくなってきました。
振り返ると、谷川岳主脈の尾根が見えます。

山頂部に到着。

右には山頂部に深く入り込んだ谷がありました。こんな標識があるので、谷に下りずに直登する道もあったのでしょう。

その谷に下りていきます。残雪がありました。谷はガレ場で浮石もあります。

登り返して、三角点を探しましたが見つかりません。諦めて山頂を目指しました。
山頂部は平らです。

キクザキイチゲの群落を見て進むとすぐ山頂に到着。トレイルランの青年がやってきてすぐ下山していきました。
山頂には3つのどっしりとした祠があって、その重量感に圧倒されます。どうやって運んだのでしょうか。


山頂は展望台になっていて、今日は、きれいに雪の尾根を見ることができました。
正面に谷川岳。ここからは手前のトマの耳だけが見えているようです。右は朝日岳です。

左手は、オジカ沢の頭から万太郎山。

仙ノ倉山・平標山まで見えました。

谷川岳の右には、尾瀬の山も見ることができました。
平が岳から景鶴山・至仏山。

武尊山と日光白根山。

大休止していると、4人グループが登ってきました。スキー場から登って来たそうです。
エネルギーをたっぷりと補給して下山開始。
急な尾根を、時々、雪山を見て、下ります。

仏岩まで下りてきました。踏み跡があったので岩の傍に行ってみました。
岩は下が脆くて崩れそう。いつか大地震があると崩れるかもしれません。でも、岩の中ほどに鎖が見えたので岩に登る人もいるのでしょう。
岩の下は展望台になっていますが、ここまで標高が下がると主脈の尾根は見えず、その南の山が見えているようです。

無事下山しました。途中、登山者には会わなかったので、今日、こちらから登ったのは我々だけだったようです。
駐車場で、トイレの水道を借りて、汗を拭きました。風呂は止めて、モツ屋さんへ直行。16時過ぎには帰宅していました。

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