2022年04月6日 千代田アルプス

三ツ石森林公園を起点に時計回りに千代田アルプスを周回しました。アルプスとは名ばかりで、アップダウンの少ない稜線はスイスイと歩けます。尾根は山桜が多いらしいのですが、大部分はまだ咲き始めていませんでした。ただ、中腹以下では、ソメイヨシノなどの桜が満開状態で、特に権現山とふれあい公園の桜は見事でした。
二人旅です。

権現山の桜は満開で見ごたえがありました。

ルート数値
距離 14.2Km 累積標高 +710m,-710m 所要時間 5時間30分 (休憩込) 

行程
三ツ石森林公園9:10 – 9:50雪入ふれあい公園(ネイチャーセンター)10:00 – 10:18翁桜コース入口 – 10:38剣ヶ峰広場10:50 – 10:57雪入山 – 11:10あきば峠 – 11:32浅間山 – 12:26権現山 – 12:28御野立所12:55 – 13:35百体摩崖仏13:40 – 14:23円明院 – 14:40三ツ石森林公園

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いたルート

経過
三ツ石森林公園の「もりの小屋」の駐車場に車を止めて、遊歩道を下りてきました。写真の左にトイレがあり、その脇に下りてきました。ここで車道に合流します。ここには「みかえりの滝」があります。1筋の流れが落ちていました。

車道を「雪入ふれあい公園」へ目指します。ところどころに桜が満開で目を楽しませてくれます。

雪入池がありました。小さな池です。でも周回道があります。

ふれあい公園の桜も満開です。

ネイチャーセンターに到着。トイレを借りました。

センターの裏手の道を登っていきます。

ジグザグに標高を上げていくと、「風の池」に着きました。

野鳥が多いそうです。池では数羽の水鳥がいました。

花の池、鳥の池があります。鳥の池では野鳥観察の壁が作られています。

東屋があり、山側は池の先は絶壁です。採石場の跡だそうです。

そこから「翁桜コース」が始まります。急登でした。前を5人グループが登っていました。この先で追い越させてもらいました。

20分程登ると、少し緩やかになった場所に桜の大木があり、それがコースの命名の元になった「翁桜」でした。左からの登山道と合流します。
その先で稜線に出ると広場になっています。「剣ヶ峰広場」だそうです。ベンチがいくつかあって3組が休んでいました。
私たちも小休止しました。

そこからはとても歩きやすいハイキングコースです。山桜が多いのですがまだ咲いていません。

雪入山山頂。山頂とは思えませんが、眺望は開けています。

パラグライダー離陸場跡。

「あきば峠」で車道を横断しました。

「あきば山」の先に、筑波山が望める場所がありました。北方向が開けているのはここだけでした。

ナラ枯れ病なのだそうです。小さなキノコが付いていました。

分岐。稜線上には分岐がたくさんあります。しかし、標識が整備されているので迷うことはありませんでした。

石柱。大正時代に御成婚記念に建立したようです。標識の役目も果たしているようです。
西は「弓弦」、東には「土浦阿見」が読めました。

浅間山への登りは傾斜がきつくなりますが、途中に、五輪塔のような石塔がありました。横には木製の塔が置かれています。
また、道祖神のような木彫りもありました。好事家が寄進したのでしょうが、私には悪趣味としか思えませんでした。バックのハートが無ければ・・・

まもなく山頂です。登り口からの参詣道は真っすぐでした。

山頂。浅間神社があります。裏には<ジタルテレビ電波の中継所がありました。

閑居山分岐標識。「閑居山」が麓に有った寺の山号であることを説明していました。山号寺号は笑点でよく出るお遊びです。「金龍山浅草寺」「奥さんお掃除」。

百体摩崖仏への降下地点。この標識を見て、帰りに摩崖仏に寄ることを決めました。

気楽な尾根歩きです。

権現山に到着。三等三角点があります。

少し下ると「御野立所」で、たくさんの桜が満開でした。石塔の下で大休止。麓も眺められます。


山を下ると大きな看板があって案内図がありました。それによると果樹試験場の北側を通って百体摩崖仏に行けそうです。森林公園でもらったコースマップにはその道はありません。案内図を信用して試験場の北側の道を進みました。

しかし、その道は行き止まりになりました。仕方ないので、バラ線の脇を進みました。笹薮ですが、濃くはありません。5-6分で道にでました。試験場の西側を南下して西に折れるとまもなく石柱がありました。

その先にも標識があるので、迷うことなく百体摩崖仏まで到達できました。

観音様に護られた石段を登ります。

「金掘穴」。右奥に進めそうですが怖がりの私は入口だけ。

百体摩崖仏です。岩に仏様が刻まれています。


その奥に「助六地蔵」がありました。助六さんは江戸時代に重税に苦しむ農民の為に農民一揆を起こして打首になったそうです。まさに菩薩です。

その先に杉沢の滝がありました。小さな2段滝のようです。少しだけ水が落ちていました。

コースマップによるとそこから斜面をトラバースする山道があるようで、確かにピンクテープも見られたのですが、かなりの急傾斜で踏み跡もはっきりしません。午後2時を過ぎていたので無理をすることなく戻ることにしました。
森林総合研究所の西の道を南下して一般車道にでました。その過程でルートを間違えてしまいました。楽をしようとして難を抱えてしまういつもの失敗です。先ほどの藪漕ぎも同じ失敗ですから、まさに懲りない野郎です。
そこから円明院まで車道を歩いて、その左手から山道に入りました。古い家電を捨ててある場所で車道に出てすぐ、森林公園の入口に戻ることができました。急な遊歩道を避けて車道を登ったのですが、結構回り道になりましたが、無事、もりの小屋に帰還。
コースマップによると、千代田アルプスにはたくさんのサブルートがあるようです。いつかその中のいくつかを歩いてみましょう。尾根で山桜が楽しめる時期が良さそうです。

ふれあい公園への車道脇でたくさん咲いていました。
タチツボスミレ

クサイチゴ。花は上向きに咲く。

モミジイチゴ。花は下向きに咲く。

キブシ。

コブシ。

サクラ。

ふれあい公園裏の山道で。
山桜。

サクラ。センターの掲示されていた分類によると多分「陽光」です。花は濃いピンクです。

名前不明。

アオキ。雄花が咲いていました。こげ茶色です。

タネツケバナ。アブラナ科のようですが、葉が合致するものがなかなか見つかりませんでした。やっとこれが葉形が一致しました。

尾根で。
コブシ。タムシバとの違いは、花びらがコブシの方が細い。タムシバは少し丸みがある。コブシは花の下に葉が1枚あるが、タムシバはそれがないということらしいです。

山ツツジ。もう咲いていました。

スミレ。

サクラ。権現山の桜はソメイヨシノが多いのですが、八重の桜もありました。

タンポポ。きれいな花でした。あまりにきれいので写真に撮りました。

百体摩崖仏のシャガ。

花の季節になると一気に写真の枚数が増えます。おまけに花の名前を調べるのに苦労します。楽しいですが、悩ましい季節になりました。

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