4年前に歩いた黒滝山を再訪しました。紅葉目当てなのですが、紅葉は少し色に鮮やかさが足りないように感じました。でも、晩秋の落葉を踏みしめて歩く尾根歩きは楽しいものです。下山後、不動寺を参詣しましたが、こちらの紅葉はまだまだ早いようです。
3人旅です。
ルート数値
距離 9.0Km 累積標高 +840m,-840m 所要時間 6時間10分 (休憩込)
行程
黒滝山第一駐車場7:45 – 不動寺7:55 – 高原分岐9:20 -トヤ山分岐10:35 – 10:47トヤ山11:17 – トヤ山分岐11:35 – 高原分岐12:20 – 黒滝尾根に入る12:40 – 黒滝山12:56 – 登山道に復帰13:13 – 13:30不動寺13:48 – 13:55駐車場
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
今回歩いたのは青色のルートです。
経過
4年前に歩いた黒滝山の再訪です。と云っても、前回は上底瀬から不動寺・観音岩・鷹ノ巣山を周回しただけなので実際は黒滝山へは行っていません。今回は不動寺からトヤ山まで往復して帰りに黒滝山へも立ち寄ってみました。前回は岩峰歩きがハイライトですが、今回は紅葉の尾根歩きです。
小山から休憩しながら約2時間で黒滝山第一駐車場に着きました。ぼっとんトイレ完備。ここで初めてこの地が国定公園であることを知りました。
急な車道を少し登ると不動寺です。山門は、ここを奥に入っていきます。参詣は下山後にすることにしました。
遊歩道はジグザグに標高を上げていきますが、私たちは強行に直進して急斜面を這い上りました。かえって時間がかかってしまったようで、遊歩道に復帰した時には、後ろを歩いていたオジサンに追い越されていました。
林道を荒船山方向に進みます。
不動寺西岸壁の真上辺り。ここから下る山道がありました。下山時にはこの道を下りましたが、ジグザグ道の途中にでました。
林道を奥に進みます。砂防ダムの横を通過。鉄枠の網に割石を並べるタイプです。この方がコンクリートで固めるより安上がりなのでしょうか。でも、耐久性は劣るような気がします。鉄が錆びたら終わりですよね。
林道は整備できていません。すでに廃道なのかもしれません。もちろん、歩きには何の問題もありませんが。
この右斜面を登れば黒滝山なのですが、踏み跡は見えません。標高850m辺りでピンクテープがあって右に入る踏み跡がありました。黒滝山は下山時に立ち寄るつもりです。
その先で尾根に乗りました。林道は尾根道に変わりましたが広くて歩きやすい道です。紅葉が見えてきました。
その標識の先に右に分かれる道があったのですが、直進してしまいました。前方に赤ペンキが見られたのです。
山道は、966mピークを大きく北に巻いているのですが、その道がでてきません。先ほどの分岐がその道だったようです。少し戻ると下に道が見えたのでそこへ下りました。
その道は歩きやすい山道でした。
細いトラバース道になりましたが、歩行に問題はありません。高度差が少ないからです。
高原分岐です。高原への道は地形図にも破線道として表現されています。
その先から所々に木階段が出てきました。
この階段を上って尾根に復帰しました。
その先で少し休みました。
少し傾斜が強くなってきました。この辺りは葉がこげ茶色です。紅葉しなかったようです。
左に立岩が見えてきました。実はこの時、私はこのピークを毛無岩だと思っていました。
鉄柵のある場所を登ります。この辺りは落葉で滑りそうになるので柵があると気分が楽です。もちろん、柵に触れることもありませんが。
「荒船山 黒滝山不動寺」の標識があります。この標識の手前がトヤ山への入口でした。
その登り。この上が短い区間ですが、足場が滑りやすく、ホールドの取りずらい場所でした。地面をホールドにしたので手袋が汚れてしまいました。
その先で登山者に会いました。途中で私たちを追い越していった男性です。
山頂に到着。ブリキ板の山名板です。「とや山」となっていました。
山頂からは西側が立木で見えにくくなっていましたがそれ以外は良く見えました。大休止して腹ごしらえしながら眺望を楽しみます。
ただ、晴れているのですが少し靄が掛かっているようですっきりとした景色ではありません。
荒船山は艫岩だけが見えました。
その右手には表妙義の星穴岳・金洞山・相馬岳。手前は物語山からトヤ山へ続く尾根です。
大休止後、下山開始。
少し西に下ると、立岩がきれいに見えました。登りの途中で中央の岩山を毛無岩と思っていましたが、そうだとすると右の鋭鋒は何だ。というわけで東西の立岩が正解でした。毛無岩は1275峰に隠れているようです。奥の山は八ヶ岳です。縞枯山から北横岳の北八です。
少し急傾斜を登って黒滝山に到着。地味なピークで山名板があるだけです。
不動寺まで戻ってきました。早速、梵鐘を撞かせてもらいました。戦艦陸奥の羅針盤が練り込まれているという鐘です。
開山堂への石段と日東岩。実は開山堂へは行きませんでした。予備知識が無かったので何も無いだろうとガッテンしてしまいました。
徒然草の「先達はあらまほしきことなり」を実体験したという事です。次回訪問した時には必ず開山堂へも行ってみたいと思います。紅葉時期に。
無事下山。
下山後の風呂は甘楽ふるさと館でした。駐車場は満杯に近いのに、風呂は空いていました。
高速道路も、国道50号も渋滞なしで小山に戻れました。