2021年10月24日 明神ヶ岳

 会津の明神ヶ岳へ行ってきました。先日登った博士山の北東にある山です。中腹までは藪っぽく、じめじめした嫌な山ですが、その上はブナ林のきれいな山でした。ただ、眺望は良くありません。
3人旅です。

静かな山頂でした。

ルート数値
距離 7.1Km 累積標高 +700m,-700m 所要時間 4時間40分 (休憩込) 

行程
駐車地9:15 – 9:52休憩ポイント9:58 – 10:30狭間峠 – 11:14奥宮- 11:40山頂12:10 – 12:22奥宮12:25 – 12:50狭間峠 – 13:11休憩ポイント13:18 – 13:45大岩観音13:50 – 13:55駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過

福島百名山の明神ヶ岳へ行ってきました。栃木県からはあまり馴染みのない山ですが、有名な伊佐須美神社の奥宮があるそうです。伊佐須美神社へは数年前に妻と参詣して御朱印をもらったことがあります。先日登った博士山の北東に位置します。
白河ICで東北道を降りて、国道289号を下郷町に向かい、121号を北進しました。芦ノ牧温泉を過ぎて、県道23号経由で国道401号に入り、少し南進すると西本郵便局の前を通過。その先で西への狭い道に入ります。やがて、T字路にぶつかります。そこが大岩観音と明神ヶ岳の登山道の入口でした。車はT字路の脇に2台ほど停められるスペースがありました。すでに1台停まってその奥に停めることができました。
T字路に立て看板がありました。最近、熊の被害があったようです。熊鈴をストックに付けることにしました。

登山準備を整えて、大岩観音に入っていきます。

すぐ、観音への分岐になりますが、直進して明神ヶ岳を目指しました。
植林内のジメジメした登山道です。

すこし藪っぽくなりましたが、踏み跡は顕著で迷うことはありません。

小さな沢を跨ぐと、ジグザグに急登が続きます。

こんな標識もあります。

標高720mまで登ったところに、休憩適地があったので休みました。
休憩後、谷沿いの山道を進みます。足元は不安定で、ぬかった場所もありました。

周りはブナが目立つようになりましたが、足元のぬかるみは増して、足の置き場所に悩むところもありました。

右前方に山頂が見えてきました。

傾斜が緩やかになって、ぬかるみもなくなりました。間もなく狭間峠です。

狭間峠は広い峠でした。柳津町への登山道は少し笹で覆われていました。あまり歩かれていないようです。

峠から北に方向を変えて登っていきます。周りでは少しキノコを見ることができました。
歩きやすい登山道です。
標高950mを過ぎたところに石祠があります。落ちている標識によると、これが伊佐須美神社の奥宮でした。
ヤマケイの分県登山ガイドには赤い鳥居の写真が載っているのですが、鳥居には気が付きませんでした。


樹間から、東方面に、美里の街並みが見えました。

そこから山頂までは急な登りです。一部トラロープがあるのですが、先日の雨で登山道は滑りやすくなっています。慎重に登りました。

明神ヶ岳山頂に到着。

2等三角点がありました。ブナに囲まれた静かな山頂です。

休憩して、エネルギー補給。
一気に下山しました。急な下りではロープを利用して慎重に下りました。
途中、大岩観音に立ち寄りました。

分県登山ガイドには立派な御堂の写真が載っているのですが、実際はトタン葺きの祠に変わっていました。何が有ったのでしょうか。
大岩の下には別の神社が祀られています。

大岩は見事な岩山です。見上げると中ほどに石を積み上げた遺構があります。左側からは行けそうにもないので、右側から回り込んだのでしょうが、かなり厳しそうです。今ならアルミのハシゴを持ってくるのが一番簡単だと思いますが。

無事、下山。
今回山中で会ったのは、登りの峠で男性単独者、下山中に男女カップルの計3人です。静かな山歩きでした。
下山後は、本郷温泉で汗を流して帰路につきました。
コロナで控えていた外出を一気に始めたのでしょうか。何度か渋滞に遭遇しました。東北道は40kmを超す渋滞が鹿沼以南で発生していると電光掲示板に表示されていましたが、私たちはその鹿沼で降りたので、酷い渋滞には巻き込まれませんでした。しかし、2週間前よりはかなり交通量は増えていました。

ところで、今まで使っていたスマートフォンがいくつかの障害が発生したので新しいものに買い替えました。新スマホで、今回初めてジオグラフィカでトラックログを記録しました。今まで使っていたのはXperiaですが、何故か、Garminの計測値に比較して、距離が多めになるという現象がありました。新しく購入したのはArrowsです。理由はドコモで販売している唯一のMIL対応機種だからです。結果として、距離に関してはかなりGarminに近づきましたがやはり多めです。特に累積標高に大きな誤差がありました。トラックデータをカシミールに送って確認すると、スマホでは標高が小刻みにアップダウンしていることに気づきました。実際はそのようなアップダウンはあるわけないので、スマホでの標高の把握方法に問題があるようです。もちろん、スマホ上のgps機能の問題かジオグラフィカの問題かは不明です。しばらくは、注視してみます。

山で見た花・キノコ
今回、花は少しです。キノコも写真を撮るのが難しいです。キノコは今まで無視していたのですが、今年から少しづつ調べていこうと思っています。
それで、できるだけ写真を撮ろうと思っているのですが、様々な角度から撮影しておかないと名前の特定が難しそうなのでいつまで続けられるかわかりません。

ツルリンドウ。赤い実がついていました。

黄色い花。湿っぽい場所に1株だけ咲いていました。名前はわかりません。

ノコンギク or シロヨメナ。調査したのですが、どちらなのか分かりませんでした。写真だけでは難しいようです。

白いキノコ。きれいな模様です。

ニガクリタケ。

不明

ミヤマトンビマイタケなのだそうです。ミズナラの根元に大きな株となっていました。

ヤマブシタケだそうです。古くなって崩れてきています。

不明

ムキタケ。

きれいなキノコですが。不明。

これも不明。傘の中央がへこんで、柄が黒くなっています。一見、猛毒のドクササコに似ているのですが。

その他には、クリタケを多く見ましたが写真は撮り忘れました。

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