2021年4月2日 氷室山・椀名条山

 林道大荷場木浦沢線が3月末に通行止めが解除されたので、随分前から計画していた氷室山・椀名条山へ行ってきました。我々以外誰にも会わない静かな山歩きでした。アカヤシオが、少ないながらも、きれいなピンクを見せてくれたのは嬉しかった。
2人旅です。

椀名条山への尾根は歩きやすい尾根でした。

ルート数値
距離 距離 8.9Km 累積標高 +730m,-730m 所要時間 4時間50分 (休憩込) 天気:曇り

行程
切通 7:45 – 地蔵岳分岐8:00 – 8:30椀名条山分岐 – 8:40氷室山9:07 – 9:17椀名条山分岐 -9:42(1022P)9:50 – 10:30椀名条山10:53 -11:22(1022P) – 11:46椀名条山分岐11:50 – 12:24地蔵岳分岐 – 12:35切通

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いた軌跡

経過

 私は山歩きの目標として「安蘇の主要尾根全踏破」を掲げています。私の考える安蘇は渡良瀬川と思川に挟まれた地域で、粕尾峠を起点として南西に広がる山域すべてが該当されます。最近はアルプスや東北にも足を延ばしているので、安蘇の尾根を歩くことは減っているのですが、この目標は変わりなく掲げています。今回、その未踏部分を少し減らすことができました。
 登山口になる林道大荷場木浦沢線は近年の大雨で通行止めになることが多いのですが、開通していても落石の多い道です。今回は、朝は秋山川方面から上り、下山後粕尾方面へ下りましたが、どちらかというと、粕尾側の方が少し道幅が広くて通行しやすいように思いました。
切通の路肩に駐車して、ここが登山道になります。

左側が急傾斜になっている登山道を進みます。歩きやすい道ですが、左に転落したら大変です。

一部岩が細くなった場所があります。岩はしっかりしているのですが。この写真は復路で反対側から撮ったものです。

地蔵岳分岐ピークへの上り。ピークへは岩を越えていきますが、氷室山方向へはピークに上らず、岩の左の細道を進みます。朝は細道を進んで復路ではピークから下りてきました。

細道は尾根の南側をトラバースしていきます。落葉が厚く積もっていますので左足は特に慎重に置きました。絶対に左に転倒したくありません。

1120mピークの南を過ぎると広い尾根にでました。ここからは尾根歩きです。

椀名条山への分岐ピークに着きました。石祠があります。

標識がありましたが、方向は正しく表しているとは言いづらいですが分岐であることは良くわかります。

分岐から10分ほどで氷室山に到着。佐野市役所山岳部の山名版には「さのまる」君が付いていました。おなじみの山名版もありました。


氷室山神社まで足を延ばしました。「無事下山」を祈願しましたが、以前よりゴミが増えているような気がしました。

氷室山へ戻って小休止。
分岐に戻って、方向を西に変えて椀名条山を目指しました。
そこでミスルートをやっちゃいました。南西に延びる尾根に引き込まれてしまいました。数分のロスで済みましたが、自戒の念を込めて、「ボーっと歩いてんじゃねえよ」。

椀名条山への尾根は歩きやすい尾根です。

やがて、南側は伐採後の植林地になります。鹿よけネットに沿って進みます。

1022mピークに着きました。このピークにはアカヤシオが少し咲いていました。3本ほどしかないのですが、見頃でした。



尾根には松の大木がありました。枯れているのもあります。マツクイムシの被害にあったのでしょうか。

こちらのアカヤシオはまだ蕾です。

分岐から70分ほどで椀名条山に着きました。三等三角点ピークです。

山頂からは根本山が見えました。中央右側の少し尖って見える山です。熊鷹山はその左に見えている筈なのですがよくわかりません。

山頂で大休止して下山開始。

途中、繭を見つけました。巣立った後でしょうか。

分岐で北に方向を変えますが、往路ではトラバース道を来たので、復路ではできるだけ尾根を忠実に歩くことにしました。私はかたくなに「尾根歩き」にこだわっているわけではありません。ただ、疲れの少ないときは尾根を歩きたくなります。それと、何より、私は急斜面のトラバースは大嫌いなのです。

1020mピークへの登りは結構きつかった。
その先には急な下りがあり、岩も一つ越えました。
最後、地蔵岳分岐ピークへの登り。手前にトラバース道があったのですが、意を決して登りました。

そのピークには境界杭があるだけでした。

ピークを下って朝の道に合流しました。
無事、駐車地に戻ってきました。当然、私たち以外の誰にも会わない静かな山歩きでした。
下山後通過した粕尾地区は花に彩られていました。
途中立ち寄った公園の桜。

永野でいつもの美味しい蕎麦を食べて帰路に着きました。

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