2021年1月8日 筑波山17末社巡り

 昨年正月明けに筑波山17末社を巡る山歩きに参加しました。今年は私達だけで歩いてみることにしました。昨年歩いたデータを見ながら歩くのでルートに関しては問題なく歩けるのではないかと思っていたのですが、そんなに甘くは無かったです。気がついたら分岐を過ぎていたり、歩きづらい箇所に踏み込んでしまったりと、バリエーション歩きの難しさと楽しさを痛感した山歩きでした。
3人旅です。
17番目最後に訪れた三島神社。

ルート数値
距離 12.7Km 累積標高 +1,320m,-1,320m 所要時間 8時間35分 (休憩込) 天気:晴れ

行程
筑波梅林P 7:35 – 7:48第三駐車場7:50 – 8:00筑波山神社8:07 – 8:26八幡神社 – 9:00稲荷神社 – 9:16大洗神社 – 9:25日本尊命神社9:35 – 10:00稲田姫神社- 10:45聖天神社11:05 – 11:30稲荷神社 – 12:03雷神社 – 12:39香取神社12:45 – 13:08天太玉神社 – 13:22渡渉地点13:35 – 13:42秋葉神社 – 14:02天満宮 – 14:09住吉神社 – 14:50猿田彦神社 – 15:08八坂神社 – 15:27稲荷神社 – 15:37三島神社15:48 – 16:10駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
省略

経過
下妻のKRさん宅に寄って、そこからは軽トラで筑波山へ向かい、筑波梅林の空地に駐車しました。梅林では紅梅がすでに花を咲かせています。

第三駐車場でKSさんと合流して筑波山神社へ向かいました。神社には参拝者は少なくコロナの影響を感じます。

山行の無事、今年の平安を祈願して東へ進みました。
人家が切れた辺りに、「香の井」があります。飲めるかどうかは自己責任で判断してくださいとの事。

この奥に東大地震研究所の跡があるらしいです。

稲荷神社。Googlemapには「行人塚稲荷神社」と記されています。

そのさきで左に少し上ると、最初の「八幡神社」がありました。岩を抱いた大木の下に鎮座しています。

八幡神社からは少し東に行くと作業道があり、その先で車道に下りられるのですが、今回は、少し北に上ってから沢を渡って車道におりました。沢を渡るところで倒木に邪魔をされましたが、段差無く車道に下りる事ができました。

車道で橋を渡るとすぐ左に入ります。

しっかりした踏跡を5分も上ると左に「稲荷神社」が見えてきました。

さらに10分ほど上ると、一般登山道「迎場コース」にでます。その登山道を筑波山神社方向に5分ほど歩くと「大洗神社」がありました。

先程歩いてきた「迎場コース」を戻ります。先程の合流地点から1分ほど先に左に入る踏跡があります。2-3分踏跡を辿ると「日本武尊神社」がありました。そこで小休止してエネルギー補給しました。

そこから「稲田姫神社」まで今年は25分かかりましたが、踏跡があるような、無いような分かりづらいルートです。昨年は20分ぐらいで着いているのですが、後に付いて歩いただけなので記憶は定かではありません。でも、神社の位置はGPSで確認できるのでなんとか辿り着くことができました。

稲田姫神社からは沢(又次沢)に下りてから沢を登り詰めます。岩の多い沢です。
倒木が邪魔をしていましたが、これは右に避けることができました。

沢を八割方登った所でミスをしてしまいました。そこはロープウエーの下で刈り込みがされていました。その刈り込みに引きつけられて斜面を登ってしまいました。結局、その先で期待したように進めず遠回りになってしまいました。地図を見れば事前にそのミスに気付く事なのですが、「刈り込みの先は登山道に続くだろう」と、都合の良い解釈で進んでしまいました。藪こぎしているときによく陥るミスです。もちろん、数分のロスで済んだので大事にはいたりませんでしたが。「おたつ石コース」にでて数分で弁慶茶屋跡に到着。そこには「聖天神社」があります。その前で大休止。休んでいると7-8人の登山者に出会いました。皆さんマスクをしていました。

エネルギー補給の後、「白雲橋コース」を下りました。下りでも数人の登山者に会いましたが、いつもよりかなり少なめだと思います。25分程下ると右側の大岩の上に「稲荷神社」がありました。

昨年はそこから白蛇弁天を経由して次の神社に向かったのですが、白蛇弁天は17末社ではありません。ショートカットしようということになりました。稲荷神社からさらに下り、傾斜が緩やかになったところで、西にトラバースを始めました。踏跡はありませんでしたが、藪が密でないので歩くのに問題はありませんでした。
10分程進むと、石垣の堰堤が見えてきて、さらに進むともう少し大きな堰堤がありました。その前を昨年歩いた記憶があります。

ところが、その先で小さな尾根を越えたのですが「雷神社」が見当たりません。その神社は尾根に隠れるように鎮座していました。GPSを頼りに探して見つけることができました。

すぐ、登山道「御幸ヶ原コース」にでました。この案内板がある場所です。

そこからは急な登山道を30分程登りました。こちらの登山道は「白雲橋コース」より登山者が少ないように思いました。傾斜がきついのでこちらの道は下山に使う人が多いのかもしれません。
「香取神社」に到着。

すぐ、登山道を引き返しました。途中で右の踏跡に入って「天太玉神社」を目指します。「天太玉神社」はケーブルカー軌道の近くにありますが、踏跡からは見つかりにくい場所にあります。少し上に登ると見つかりました。

そこからの下りは非常に急傾斜です。木に掴まりながら、掴まる木が少ないのですが、ストックも使ってなんとか下りました。数分で傾斜は緩やかになりますが踏跡も消えてしまいました。とにかく下ると作業道に出ました。その道を少し上ると沢を渡る場所に出ます。そこで、小休止。
渡渉後はまた急な山道を登ります。そこの踏跡はハッキリしています。
「秋葉神社」に到着。名前から察すると火の神様のようです。昔は台所には「秋葉様のお札」を貼ってあったそうです。落語「牛ほめ」でも出てくるのでおなじみです。ちなみに私の田舎(四国)では台所に荒神様を祀っていました。松を枯らしてはいけないと言われていました。

「秋葉神社」から南東に下ると次第に踏跡は右に廻り、踏跡は明確になって山道となりました。その先で少し行きすぎてしまいました。気がつくと「天満宮」の入口を過ぎていました。またGPSを頼りに探しました。
「天満宮」は大岩に隠れていました。

踏跡を辿ると山道からの入口は薄い踏跡で、経験者でないと見逃してしまいます。私も一応は昨年歩いているので経験者の筈なのですが、全く気付きませんでした。
天満宮から数分で住吉神社に着きました。ここも大岩の下です。

次の猿田彦神社までも不思議なルートを歩いてしまいました。V字谷までは迷うことはありませんが、猿田彦神社の直前で、トラバースして登山道に合流すれば問題なかったのですが、トラバースの途中で尾根を直登してしまいました。その尾根は大岩が積み重なる尾根で冒険心をくすぐりました。岩を一つづつ丁寧に登れば危険度は高くないと思いますが、不安定な岩が混じっていると危険なのでおすすめはできません。結局、目算が狂って、神社の上まで登ってしまいました。登山道に合流したのですが神社がありません。GPSで確認して少し戻ると神社がありました。

少し休んで次に進みます。急な山道を下って緩やかになると右に分岐があり、それを辿ると八坂神社に着きました。斜めに倒れそうな大岩の下にあります。

八坂神社から下って、猿田彦ルートに合流して、もう少し下ると右に大岩があり手前に岩の裏に回り込む踏跡があります。大岩の裏に稲荷神社がありました。

猿田彦ルートをもっと下ると、V字谷入口を過ぎて、山道の交差点があります。左に行くと住吉神社方面へ、直進すると筑波山神社へ、右折すると梅林へ。そこを直進します。そこから三島神社に入る明確な道は無いのですが、水源の看板を過ぎてから適当に左にはいると数分で大岩の上の三島神社を見つけることができます。大岩には登れますが。神社の前は狭いので、参拝は落下しないように要注意です。

参拝後、筑波山神社方面への分岐まで出て、KSさんと別れました。KSさんは西穂~奥穂の岩稜も余裕で歩いた猛者なのですが、久しぶりの山行と慣れないバリエーション歩きでかなり疲れたようです。
私とKRさんは梅林方向へ戻りました。
夕刻になっていましたが、紅梅がきれいでした。その先には宝篋山が見えました。

無事、駐車地に戻ることができました。少し汗をかいていましたが、今日は風呂は無しで帰路につきました。
17末社巡りは計画以上に時間がかかりました。やはり、ルート確認で時間を要したようです。来年再挑戦するかどうかは未定ですが、3度目ならもう少し安定した歩きができるかもしれません。

カテゴリー: 八溝・筑波 パーマリンク

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