2020年12月7日 石尊山(板荷)

鹿沼の板荷北部の石尊山へ行ってきました。地味なルートでしたが、この季節の低山特有の落葉の急なアップダウンに苦しめられて、脚に痙攣が起きそうになりました。展望はなく、見所もないコースですが、体力維持の訓練と、下り尾根ではルートファイディングの練習には良いコースと言えそうです。
4人旅です。

石尊山の山名板。2つありました。

ルート数値
距離 11.6Km 累積標高 +1,205m,-1,205m 所要時間 7時間35分 (休憩込) 天気:晴れ

行程
板荷リバーサイトランド入口7:45 – 板荷中前登山口7:50 – 8:25(381.8m峰)8:33 – 8:42車道8:52 – 9:07(340m峰)9:19 – 10:20(440m峰)10:26 – 11:05石尊山11:35 – (513m峰)12:28 – 12:58(625.0m峰)13:15 -(365峰)14:30 – 14:58(355.7m峰)15:00 – 15:11林道へ下山 – 15:20駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
紅葉の季節が終り、陽だまりハイクにどこか適当なコースはないかと思案した挙句にこのコースになりました。他もいくつか検討したのですが、登山口までの林道が通行止めになっている場所が多くて諦めました。でも、結果としては、今回のコース、植林地が多く、陽だまりハイクに向いているとは言えません。距離も少し長すぎました。今の季節ではあと1時間早く下山できるコースにすべきでした。
小山を6時にでて、木戸ヶ沢の路肩の広くなった場所に着いたのは7時15分頃でした。その場所はたそがれオヤジさんのブログを参考に、前日にストリートビューで確認しておきました。30分過ぎに通る鹿沼のコミュニティバス、リーバスに乗る予定なのですが、余裕で間に合いました。

車道の向かい側には「産体様」が祀られています。何と読むのでしょうね。現地では分りませんでしたが、帰宅後調べると「さんてさま」と呼ばれているそうです。

リーバスがやってきました。手を上げると止まってくれます。
バスには通学と思われる数人が乗っていました。一度にケッタイな恰好の男が4人乗ってきたので驚いたことでしょう。バスは途中数回止まって客を乗せました。地域にとっては貴重な便になっているようです。私達も時々便利に使わせて貰っていますが。
板荷リバーサイトランド付近で降車。下りるのも運転手に告げればバス停以外でも降ろしてくれます。料金なんと100円。降車後、スマホなどのセット。スマホ地図アプリの開始処理はいつの間にか登山開始の手慣れた作業になりました。
板荷中学校の脇を通りました。生徒が清掃中で、「おはようございます」と声を掛けてくれます。こちらも挨拶を返しました。気分良好。良い習慣です。学校の前には「江戸彼岸」という看板が付いたサクラの大木がありました。物知りのKRさんによると、ソメイヨシノはこれと他のサクラを掛け合わせて生まれたそうです。

登山口は中学校の北側にありました。情報では登り口が分りづらいとの事でしたが、今回はきれいに刈られていてすぐ分りました。

こんな案内板があるので、上に展望台があることはわかりました。でもその名称はわかりません。

遊歩道はそれなりに整備されています。ジグザグに登って行きます。

遊歩道を上り詰めると、展望台とおぼしきピークに付きました。

正面に次石山から北に延びる尾根が見えます。数年前に歩きましたが、確か、城跡があったような。その左奥には古賀志山も見えました。

展望台から植林地の尾根歩きです。少し登るとアンテナが見えてきました。NHKのアンテナ塔らしいです。

四等三角点もあります。標高381.8m峰です。

小休止後、10分程北西に下ると車道に出ました。出たと行っても切通の上で車道には下りられません。手前でピンクテープが左に誘導していたのですが、強引に直進してしまいました。
切通の上を南に進みました。先に降りる階段が見えています。

切通の下り口にはNHKの小さな看板がありました。

少し車道を南に進んでコンクリート壁がなくなった所で西の尾根に取付きました。

その上のピークで小休止。
その先の尾根には明確な踏跡は見づらいのですがピンクテープは所々に付いていました。歩く人はいるようです。

壊れた石祠がありました。

その先、440m峰への登りは急でした。

登って、小休止。
その先で、今回の歩きで唯一日光の山が見られる場所がありました。左から大真名子山、小真名子山、女峰山です。やはり日光の山が見えると嬉しくなります。

石尊山への登りはこのルート一番の急登でした。直登が難しく、最後尾の私はトラバース気味に左の尾根に逃げてしまいました。踏跡もそちらの方に行っているような気がしました。
やっと石尊山に到着。山頂の少し手前に神社跡があります。

もうひとつ手前の石仏。

神社には御神体は見られませんでした。しかし、無事下山を祈願して手を合わせました。

神社跡で大休止。
山頂は少し先でした。
山頂には三角点、祠、山名板があります。


石尊山からの下り、急ですがすぐ終ります。

屏風岩。勝手に名付けました。つい裏を覗きたくなるような平らな岩です。逆からも撮影。

左に自然林が出てきましたが、すぐ終って植林の尾根となりました。

その先で不思議な景色に遭遇しました。数10本の杉が立ち枯れしているのです。帰宅後、GoogleMapでその場所を見ると緑の森にその地点だけが紡錘形で灰色に変色しているように見えました。何が原因なのでしょう?

513m地点東の500m峰への登り。

その少し先に地形図では北に破線道がありますが、尾根はその破線道へ続いているように見えます。でも、主稜線はそのピークで西に折れています。間違えやすい地点でした。
513m峰に到着。この尾根にはこの写真のような板が主要地点に架けられていました。大いに役に立つ情報です。

その先で尾根まで林道がきていました。

急傾斜はなくなったのですが、脚が疲れてきているのでしょうか、引き攣るような感覚がでてきたので芍薬甘草をのみました。
少し登って、三角点ピーク625.0峰に着きました。


右の字が薄くなった板に、三角点名は「唐沢入」とかかれていました。

樹間に山が見えます。
南に、羽賀場山とお天気山。

西に笹目倉山。

三角点峰から主稜線を離れて南の尾根を下りました。こちらは自然林が残っていますが、落葉の多い急な下りが多くて難儀しました。滑らないように踏ん張ると次第に脚が攣りそうになります。

岩場の多い狭い尾根が続きます。

365m峰には石祠がありました。

途中の峰にも祠がありましたが壊れています。横には「安政」の文字が読めました。

この辺では東側の山林で間伐作業が行われているようで、チェーンソーの音が聞こえて、谷には伐採された木々が積まれているのが見えました。

最後の三角点峰、355.7峰に到着。

ここからは西に降りることも考えましたがかなりの急斜面です。緩い北の尾根を下りました。そして急傾斜を谷に降りるとすぐ林道にでました。

立入禁止の看板。私達は向こうから来ましたので、そうとは知らなかった事になります。

林道は唐沢線。

無事下山しました。今回は汗を流す風呂が近くにないのでそのまま帰路につきました。帰宅後、着替えたのですが、夜、クシャミを連発。薬を服用して寝ました。今回の歩きは結構きつかったのでかなり汗をかきました。やはり遠回りしてでも汗を流した方が良かったのかも知れません。
でも、翌朝には治っていました。「何とかは~」でしょうか。

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