細尾峠から前日光の三山を往復しました。もちろん、紅葉目的です。丁度9年前にこのルートを歩いているのですが、その時はすでに紅葉は終った感が強かった記憶がありますが、黄色くなった葉が美しかったのを覚えています。今回はその時より見所が多かったような気がします。楽しい尾根歩きでした。
KRさんとの2人旅です。
ルート数値
距離 距離 10.5Km 累積標高 +990m,-990m 所要時間 6時間5分 (休憩込)
行程
細尾峠8:12 – 8:54薬師岳9:04 – 10:36三ツ目 – 10:48地蔵岳11:04 – 11:16三ツ目 – 11:40夕日岳12:10 – 12:27三ツ目 – 13:37薬師岳13:47 – 14:17細尾峠
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート
経過
細尾峠への林道は、相変わらずカーブが多く、落葉も積もっているのでスピードを落として慎重な運転が必要でした。でも、落石は少なく、少しではありますが整備はされているようです。有り難い事です。
峠には既に1台駐まっていました。丁度、歩き始めようとしているオジサンに声を掛けると、三ノ宿まで往復するそうです。私も昔歩いたことがありますが、アップダウンが多くて、おまけに戻りが上りになるのでひどく疲れた記憶があります。
すぐ崩落地にでました。足尾側からどんどん崩れているようです。まだまだ通行できそうですが、やがてここは小さなコルになるのかも知れません。
薬師岳の上りで少し平らな場所があって男体山の良い展望地になっています。
尾根にでました。左に曲がるとすぐ薬師岳なのですが、途中、三角点があります。山頂にも三角点があるのですが、こちらは「次三角点」なのだそうです。明治時代に山林局が設置したのだそうです。
男体山から女峰山、一里ヶ曽根。一里ヶ曽根は私には思い入れのある場所なのですが、果たして再訪できるかどうか。
一休みして南へ向かいました。笹尾根の向こうに夕日岳がしっかりと待ち構えています。
西方向には半月山が。その左後方にはすこし雲がかかった皇海山がみえました。
赤に黄色に紅葉してきれいなのですが、シロヤシオと思われる木々が茶色に枯れていました。これが通常の姿なら良いのですが。
尾根はすばらしい尾根です。笹が低く茂っているのがいいですね。緑が紅葉を引き立てます。
夕日岳の勇姿。こちらからは少し尖って見えます。途中の尾根から夕日岳を見た時に、緩やかな上りが見えましたが、こちらの登山道の斜面はそれほど急登ではありません。
まもなく地蔵岳。この辺りで単独登山者に遭遇しました。この方には夕日岳への上りでも会いました。古峰神社から登ってきたとか。かなりの健脚です。
休んでいると、ハガタテ側から男女2人の登山者がやってきました。平日ですが登山者は結構いるようです。
休憩後、私達は夕日岳に向かいました。
夕日岳への登り口に右手に紅葉のきれいな場所がありました。立ち寄ってみました。
紅葉を見て登山道に戻ったときに先程の二人連れに追いつかれました。
すぐ夕日岳山頂に到着。
北方面は木が伐採されているので見晴らせます。
中央が日光白根山です。その左には錫ヶ岳、右には金精山、温泉ヶ岳。手前には半月山、茶ノ木平。
夕日岳山頂で大休止して下山開始です。夕日岳の下と、三ツ目の近くで単独男性に会いました。今回の山歩きでは5組の登山者に会った事になります。
まもなく。薬師岳へ戻ります。かつてはこの辺から山頂をトラバースする道が左に延びていました。九年前はその道を歩いたのですが、今はありません。微かに踏跡が見えますが、あまり歩いている人はいなさそうです。
再び、薬師岳山頂に立ち寄って少し休憩。
少し左手によってみると、赤薙山の稜線が見えました。
高原山も見えます。いい山です。今年はシロヤシオを見に行きませんでした。
無事、細尾峠に戻りました。三ノ宿へ向かったオジサンはまだ戻っていません。今頃は薬師岳への上りで苦労しているのだろうなと思いました。
下山後は小倉山温泉に向かったのですが、改装のため休業で、仕方ないので、近くの小さな風呂に寄りました。それから今市のタマリ醤油屋に寄って(KRさんの要望)から帰路につきました。
今日の山歩きは紅葉に満足の歩きでした。おまけに、ほぼコースタイムで歩けたのも嬉しく思いました。