2020年9月14日 掃部ヶ岳・杏ヶ岳(榛名山)

榛名山には沢山の山がありますが、その中の最高峰掃部ヶ岳へ行ってきました。そこから少し足を伸ばして杏ヶ岳(すもんがだけ)も往復しました。
笹の多い登山道でしたが、硯岩や耳岩からは、少しガスがかかって絶好の景観とは言えませんでしたが、外輪山を見ることができました。
KRさん、KYさんとの3人旅です。私達以外の誰にも会わない静かな山歩きでした。

掃部ヶ岳からの下り。笹が濃くてズボンがずぶ濡れになりました。露払い役のKYさんは靴の中まで濡れたと言っていました。

ルート数値
距離 10.0Km 累積標高 +940m,-940m 所要時間 6時間40分 (休憩込)

行程
湖畔の宿記念公園P7:40 – 8:12硯岩8:30 – 9:10掃部ヶ岳9:24 – 10:15耳岩10:25 – 11:00杖の神峠 – 11:19鷲の巣山11:38 – 12:16杏ヶ岳12:25 – 13:20杖の神峠13:25 – 14:20湖畔の宿記念公園

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート。

経過

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花の写真は後日追加します。

 台風9号10号の後も不安定な天気が続いて久しぶりの山です。どこに行こうかと思案しているとKRさんより榛名山か子持山に行って帰りに永井食堂に寄ろうという案を貰いました。それで、少しでも標高の高い方が暑さは和らぐだろうと榛名山にしました。私は、観光で榛名富士にはロープウエイで登った事がありますが、山歩きではどこへも行ったことがありませんので、初めての榛名山歩きです。
 5:30に小山を出発。曇りですが、太平山はくっきりと見えました。天気予報は榛名山は晴れ午後曇りとなっています。しかし、伊香保温泉辺りでは雲が厚くなってきました。ボツリポツリと少し落ちてきましたが、それはすぐに止みました。しかし、外輪山の中に入ると晴れ間もでてきました。
 湖畔の宿記念公園に駐車しました。そこからは榛名富士が正面に見えますが、少しガスが掛かっています。

駐車場は平日なのでガラガラです。トイレもありました。

公園からショートカットで湖畔の車道に下りました。

車道を少し歩いて、榛名吾妻荘の北側に掃部ヶ岳登山口がありました。

すぐ、「榛名湖ふれあいの郷」分岐標識がありますが、そこは掃部ヶ岳方面にまっすぐ進みました。

山道は最近の雨で滑りやすくなっていますが、傾斜は急ではありません。

登山口から35分程で峠にでます。ここから硯岩へ向かいます。

すぐ硯岩に着きましたが、岩は少し滑りやすくなっている箇所があって慎重に足を進めました。
岩の上からの眺め。
正面に榛名富士。榛名湖は割と広く感じました。

朝が早かったので、岩の上で少しエネルギー補給しました。
少し右に移動しました。岩の南東側は絶壁です。転落したら絶対に命はないでしょう。
湖畔の南側。快晴ならば外輪山がきれいに見えるのでしょう。

掃部ヶ岳への登りは笹道です。木の階段が作られているのですが、軽業師でないと歩けないような道です。横にしっかりとした山道ができていたのでそれを歩かせて貰いました。

少し傾斜が緩やかになると階段を歩けました。

樹間の開けた場所がありましたが、ガスが濃くなったようです。何も見えません。

掃部ヶ岳山頂に到着。

掃部ヶ岳からの下り。南西に下るのですが、笹が濃密になりました。

西峰(1420m峰)。微かに「西峰」と読めました。

笹が低くなり、歩きやすくなりました。

少し展望のきく場所がありました。右奥にこれから進む尾根と鉄塔が見えました。

鉄塔巡視路への分岐。標識の下には簡単な説明図が置いてありました。

この先で尾根道と巻道に分かれました。大きな岩が見えています。
岩に寄ってみることにしました。
尾根道を少し進むと岩に登ります。

岩の先までは私達の技術では登れません。途中の平らな場所で休憩しました。
休憩中に調べるとこの岩が「耳岩」であること分りました。
耳岩の先。もう少し登れそうですが、高所恐怖症の私には無理です。

耳岩からの景色。
左手。掃部ヶ岳西峰と榛名湖。

正面。天目山(左)などの外輪山。

右手。これから向かう杏ヶ岳方面。

耳岩から先程の分岐に戻りました。
耳岩の標識がありました。こちらからも耳岩に登れるようです。

大岩の横を通過。

その先で大きく曲がって尾根道と合流しました。尾根道は耳岩も通過しているようです。確認はしていませんが。

杖の神峠へ向かって下りていきます。

ジグザグに下って行くと峠近くに石仏が鎮座していました。峠を見守っているのでしょう。

杖の神峠に到着。この峠は掃部ヶ岳と杏ヶ岳への登山口になっているようです。きれいな舗装林道ではないですか。車でも来られそうです。

杏ヶ岳へ向かいます。

最初のピークは鷲の巣山という山名板が付いていました。行きでは「鷹の巣」と思っていましたが、帰路よく見ると「鷲」でした。
空腹を感じていたのでここで大休止。

鷲の巣山からの下りで先の山が見えました。

そこから大きく下って登り返しました。そこが杏ヶ岳だと思っていると、石祠が一つあるだけで山名板もありません。

先に山影が見えていました。もう一つ先のようです。
もう一踏ん張りして杏ヶ岳に到着。

標識。この先は行き止まりのようですが、踏跡はしっかりありました。

三角点。

石祠が3基。


記念写真を撮って折返しました。
杖の神峠に戻ってきました。かなり疲れていたので一休み。

林道は最初は舗装されていました。

でも、舗装されていない場所もあります。石がゴロゴロしていますが、ゆっくり走れば普通車でも来られそうです。

林道は最後に南に曲がって天神峠のほうへ延びているのですが、途中で左に入るショートカットがありました。別荘地経由で駐車場の近くまで下ることができます。ところが、この道は油断して歩いていると危険です。舗装されているのですが、枯葉と泥で非常に滑りやすくなっていました。何度か滑りそうになりました。小股で慎重に歩を進めました。
無事、駐車場の近くまで戻ってきました。榛名富士には朝と同じようにガスが掛かっていました。

山中では他の登山者に会うことも無い静かな山歩きでした。

下山後は、ゆうすげ元湯で汗を流しました。少し茶色がかった湯でした。
風呂の後は当初の計画通り永井食堂へ向かいました。ここのモツ煮は絶品です。袋詰めのものを買って帰りました。赤城IC直前で雨に降られましたが、その先では雨に降られることも無く小山にもどることができました。

カテゴリー: 上州 パーマリンク

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